新しい下着で運気を味方につける
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記事:晏藤滉子(ライティング・ゼミ超通信コース)
下着を処分するタイミングはどんな時だろうか?
このような話題は友人達との会話でも余り出てこない。
場合にもよるが、基本人様に見せるものではないのが下着である。
お正月とか誕生日とか、時期的なものかもしれないし、脳内でふと思いつく「あ、もう捨てよ」で決まるのかもしれない。あくまでも人それぞれの話であり、正解はないものだ。
15年前くらいだろうか、心理カウンセラーをしている友人とランチをしている時、興味深い話を聞いた。
「あのね、不思議な話だけれど・・・・・・くたびれた下着を身に付けていると運気が下がるの。洋服やメイクよりも、見えない下着の影響力は大きいから気をつけて。大事な時期は、綺麗な新しい下着をいつも身に着けていてね」
正直、よく分からなかった。
自分のテンションを上げるために、ブランド品を身に付ける友人もいた。
第一印象が大事と、メイクやヘアスタイルに注力している人もいる。
それよりも「見えない下着」の影響力は大きいのか・・・・・・。
「勝負下着」はよく耳にするが、くたびれたものは運気が下がる?
当時の私はどうにもしっくりこなかった。
それから数年後、私は仕事上で転換期を迎えていた。
このまま進むのか、辞めるのか・・・・・・。
内心では既に答えは決まっていたと思う。
でも、心で思う事と頭で考える事は、勝手に暴走して収集がつかない状態。
あーだこーだと最悪の事を考えては悶々としていた。当然毎日の生活は地に足が着かないような不安定な日々だった。
そんな時、ふと「下着の影響力の話」を思い出した。
あー、もう気分転換しよう! 一気に断捨離だ!
鬱憤が溜まっていた私は、珍しく大人買いをした。
その後、1ヶ月ほどで問題は解決した。
運気が上って、神がかった解決法が降りてきたという訳ではない。
解決した要因は「決断力」だった。迷路に嵌っていた時は、不安で怖くて・・・・・・自分自身が心もとない存在に思えて仕方がなかった。下着の総入れ替えで、何かどんより重たいものが一気に吹っ切れた感じがした。自分でも驚くくらい、大胆に決断をし、迷いなく自分の意見を臆することなく伝えた。結果、売れ筋だったコンテンツを閉じることとなった。しかし当時の私は、決して残念と思わず、自分の決断力に、潔さに、スッキリしていた。
正直、下着の影響力と証明することはできない。
あくまでも主観的なことだから・・・・・・。
でも、新しい下着を身に付ける事で、内側から湧き上がる自尊心や、決断力に、「追い風」を感じたのは事実だった。
下着の影響力・・・・・・本当にそんな摩訶不思議な力があるのだろうか?
他者から観られる「洋服」に対し、「下着」は他者から観られない。
ある意味洋服は「人となり」を表現するもの。他者に対して自分を印象付けるものだ。その人の価値観だって垣間見ることもできる。だから、多くの人は外側に・・・・・・身に付ける洋服や靴や持ち物に拘るのだろう。
周囲に対する鎧のように、自己表現である洋服を脱いだ時、やっと下着が現れる。ある意味下着は「取り繕わない本当の自分」のような存在なのかもしれない。無垢な自分なのだ。下着は強く主張しない分、どのように扱うのかは自分次第。蔑ろにしても誰にも知られない。隠された存在だ。
しかし「本当の自分(下着)」がくたびれている。ぞんざいに扱われているとなったら問題だろう。そう扱っているのは、自分に他ならないのだから。シャキッとした下着を身に付ける事は、自分を大切に扱う意味であり、自尊心を守ることでもあるのだ。
くたびれた下着は運気を落とす・・・・・・・これは、「本当の自分」を大切にするための戒めなのかもしれないと思った。そうアドバイスをくれた友人の言葉をやっと理解出来たのかもしれない。
人生において大きな転換期を迎える時、
気分が凹み、毎日が低空飛行のような時、
悶々と悩み、一歩を踏み出す勇気が持てない時
自分の心と身体に喝を入れる意味でも、くたびれた下着はスパッと断捨離する。
そして心機一転、新しいものを身に付けることをお勧めする。
ただ高級なモノが良いという訳ではない。
シャキッと新しくて、自分のテンションが上がる色・素材・形。
「何だか気分がいい」
そんな単純なことが、メンタルにとっては追い風と感じられるものだ。
それこそが運気が上がるという事なのかもしれない。
下着を処分するタイミングはどんな時だろうか?
私の場合は、人生の転換期で悶々としている時、新しい分野にチャレンジする時など「大丈夫! 行ける!」という自分へのエールを込めて一新している。そして何かが終わり何かが始まる節目の時、気持ちを引き締める意味で一気に処分する。
まるで自分に「幸運になるおまじない」を掛けるかのように・・・・・・、
くたびれた下着は運気を下げてしまうかもしれないのだから。
***
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