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ブロッコリーの茎をおいしく食べる方法


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記事:棚橋 敬(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
みなさんはブロッコリーの茎はどうしているだろうか。
 
私はブロッコリーをとてもよく食べる。日々の消耗品である牛乳や卵、ヨーグルトなどと同じくらいの頻度で買うことの多い食材である。恐らく野菜の中で一番買っている回数が多い。冷蔵庫にはほぼ必ず入っていて、3日に1回は近くのスーパーで買って帰る。
 
ブロッコリーは、旬としては11月から3月頃だが1年中買うことができる。栄養価の面でもビタミンCやカリウム、食物繊維など多くの種類の栄養素が含まれているので、ダイエットや筋力トレーニングをしている人達にとっても重宝される野菜の一つである。
 
そんなブロッコリーだが多くの人は濃い緑色のフサフサした部分、いわゆる蕾を食べることがほとんどだと思う。1房買ってきたブロッコリーを水につけて洗い、一口大に丁寧に切り分けて、茎の部分に切れ込みを入れる。2分から3分くらいかけて塩茹でして、蕾を下にしてざるの上で冷ます。水に浸けないのがポイントだ。こうすると美味しく食べられる。ただし、これで美味しく食べられるのは蕾の部分だけである。
 
そう、蕾以外の部分である茎や葉が残ってしまっていたのである。薄く切って浅漬けにしたり、細かく刻んで炒めものや汁物の具材として利用するのが定番らしい。しかし、青臭さが残ってしまったり、筋のようなものが残ってしまい歯ごたえが悪くなってしまったりして、美味しく食べることができずにいた。
 
いろいろ考えた結果、今度はチャーシューを作るときの煮汁につけたり、カレーやシチューに入れたりしてみたが、いまいちしっくりこない……むしろ入れない方が美味しいということに気がついてしまい、最終的にはめんどうくさくなって捨ててしまっていたりもした。
 
しかし「なんとか毎回残ってしまうブロッコリーの茎を美味しく、なんならメインとして食べることができないだろうか……?」と、ブロッコリーを買うたびに考えるようになった。
 
それから少し時が経ち、ついにある日我が家に電気圧力鍋が導入された。待ちに待った電気圧力鍋で、普段から料理をする自分からしてみると待望の調理器具である。付属しているレシピ集に掲載されているものをいろいろと試している内にふと、「無水カレー」のレシピがあることに気がついた。
 
最初はレシピどおりに鶏もも肉、トマト、たまねぎ、人参、セロリを具材として作ってみた。予想通りに美味しかったが食べ終わった後に
 
「セロリでこんなにも美味しくできるのだから、ブロッコリーの茎でも美味しくできるのでは……」
 
と思いついたのである。思いついたからには、いざ実践してみるのみ。前回作ったレシピの中でセロリをブロッコリーの茎に変えて改めて作ってみた。
 
結果的にはとても美味しかった。味自体はカレーなので美味しいのは当たり前かもしれない。しかしカレーに入れるというのは以前にも試してみたことがあったが、その時とは明らかに食感が違う。なんなら言われないとブロッコリーの茎だとわからないくらい、カレールーと一体化しているのである。
 
これは圧力鍋で加圧したことで細かく刻んだブロッコリーが柔らかくなり、良い感じにカレールーのとろみを表現するようになったと思われる。肉は鶏もも肉しか入ってはいないが、感覚としてはキーマカレーに近いものになった(その鶏もも肉もホロホロになって原型を留めていない)。またブロッコリーの茎を入れたことでボリュームアップにもなっている。具材が多くなったことで食べごたえが増したが、美味しいので結局ご飯をたくさん食べてしまう。
 
カレー以外にも、以前チャレンジしたチャーシューを作るときに一緒に入れてしまう方法や、鶏手羽を醤油と酢で煮込むさっぱり煮など、圧力をかけて調理するタイプのものであれば、ブロッコリーの茎を美味しく食べることができることがわかった。
 
電気圧力鍋に付属しているレシピ集には、他にもクリームシチューやビーフシチュー、ボルシチなど圧力を加えた料理がまだまだたくさん掲載されている。
 
「次はどれを試そうか」
「他にもブロッコリーの茎を美味しく食べられるレシピがあるのではないか」
 
最近ではブロッコリーを買うたびにブロッコリーの茎の取り扱いについて考えてしまう。気がついたら冷凍庫に細かくしたブロッコリーの茎を冷凍したものが3つも4つもストックされている状態になっていた。
 
電気圧力鍋1つあるだけでもいろいろな料理でブロッコリーの茎をアレンジして美味しく食べることができる。みなさんもぜひブロッコリーの茎を捨てずに美味しく食べられるレシピを見つけてみてはいかがだろうか。
 
私は次はトムヤムクンかシュークルート(ザワークラウト)に入れてみようかと思う。きっと美味しいと思う。
 
 
 
 
***
 
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2021-07-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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