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会社員なら、絶対知っておくべきキャリア理論とは

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:射手座右聴き(ライティング・ゼミ超通信コース)
 
 
「頭が真っ白になりました」
「ショックで、その夜眠れませんでした」
「働く気力が一気に失せました」
 
突然の異動の内示に、衝撃を受ける人は少なくありません。
 
営業ひとすじの人が管理部門に。
開発の人が、営業に。
現場が大好きだった人が、管理職に。
 
などなどなど。
 
予想もしない立場への異動は、どこの会社でも
珍しくないことだと思います。
 
望まぬ異動。それは、私たちキャリアコンサルタントが
相談を受けていると、必ず遭遇する問題です。
 
「もう、会社やめようかと思うんですよ」
だいたいは、こんな一言から始まります。
 
「今の仕事が自分には合っていると思ったのに、異動になって。
異動先で仕事をする自信がないのです。なんで自分がって思います」
 
相談の現場であれば、ひとつひとつ話を伺って
一緒に考えればいいのですが。
 
ふと思いだしたのです。
相談に来る前に知っておいた方がいい理論があることを。
望まぬ異動に備えるキャリア理論があることを。
 
キャリアというと、将来の計画を立てる、というようなイメージがあるかと
思うのですが、この理論は違います。
 
計画に頼らないキャリア理論なのです。
 
それが、プランドハプンスタンス、計画された偶発性理論、
と訳されるキャリア理論です。
 
1999年にスタンフォード大学のクランボルツ教授という心理学者によって
発表されました。
 
計画された偶発性って、なんだよ。
矛盾してないか?
そんな風に思いますよね。
一体どんな話なのか、みていきましょう。
 
クランボルツ教授の研究は、ビジネスパーソンとして成功した人の
キャリアを調査するところから始まりました。
 
なんと成功者のターニングポイントの8割が、
本人の予想しない出来事によるものだったということがわかったのです。
これをきっかけに、「計画された偶発性理論」 は生まれました。
 
たしかに、生きていれば、偶然の出来事はたくさんあります。
そして、個人のキャリアは想像以上に、
偶然の出来事に左右されるのかもしれません。
 
クランボルツ教授はさらに研究を進めます。
予期せぬ出来事に出会った成功者がどうしたのか。
 
するとそこには、意外な事実がありました。
人々が、自分に起こった予期せぬ出来事を単に受け止めていただけでは
なかったのです。
キャリアのチャンスに結びつけるような行動につなげていたことが
わかってきたのです。
 
つまり、予期せぬ出来事が起こったとしてもですよ、
それをチャンスと捉えるような
準備ができていれば、成功に近づけるのではないかということなのです。
 
ちょっと考えてみてください。
もしかしたら、望まぬ異動、これも予期せぬ出来事かもしれませんね。
そしたら、それは成功へのチャンスかもしれないのです。
 
なんて言われても、いきなりでは納得できませんよね。
無理もないと思います。
準備できてないんですから。
 
では、こういう考え方はどうでしょうか。
偶然や予期せぬ出来事が起こる、という前提で、計画的に準備をしておくのは
どうでしょうか。
 
そんな準備できるのか、と思うかもしれません。
 
そこでまた、クランボルツ教授の登場です。
偶然や予期せぬ出来事に対して、事前にどんな準備が必要か
リストアップしたのです。
 
彼は5つの心構えが大切、としています。
 
1:好奇心 新しいことに興味を持ち続けること
 
なるほど。たしかに好奇心を抱けば新しい職場や人に興味を持てますね。
 
2:持続性 失敗しても努力し続けること
 
最初はうまくいかなくても、やり続けることができれば、いつかは
うまくいくかもしれませんね。
 
3:楽観性 何事もポジティブに考えること
 
簡単ではないけれど、異動先でもポジティブを心がければ
人が集まってきそうです。
 
4:柔軟性 こだわりすぎず柔軟な姿勢をとること
 
これも普段から心がけていれば
新しい場所でも馴染める確率があがりますね。
 
5:冒険心 結果がわからない場合でも行動することを恐れないこと
 
職種が変われば不安はあるかもしれませんが
行動しなければもっと不安になりますね。
 
ここに書いた5つの心構えができていれば
偶然の出来事をチャンスに変えるのも夢ではありません。
 
普段からこのことを意識できていたら、どうでしょうか。
仮に突然、異動の打診がきたとしても
それを「望まぬ異動」 と捉えますか。
 
いやむしろ、望まない異動が、
チャンスの異動、に変わるかもしれないですね。
 
ちなみに、私も予期せぬ出来事の経験者です。
私は広告会社でCMクリエイターをしていた時のことです。
みんなが、「面白いCMができにくい」 と言うお客様の担当になりました。
そもそも、面白いCMを作ることに興味のないお客様でした。
とにかく、商品をしっかり見せることが第一で
表現の幅が少なく、クリエイターのやりがいを感じにくい仕事だったのです。
ところが、です。実際、好奇心や興味を持って、取り組んでみたところ
そのお客様のTVCMで、目立つ広告ができて
広告賞を受賞することができました。
 
初めてこの理論を聞いたとき、この話を思い出しました。
 
え? そんなこと言われても、信じられないですって。
 
そうでしょう。そうでしょう。
 
では、もうひとつ、事例をあげましょう。
 
あるアメリカの大学3年生の話です。
彼は、勉強よりテニスが好きで、なかなか進路を決められませんでした。
で、進路についても、テニスのコーチに相談したそうです。
心理学を専攻したコーチは、彼に心理学を勧めたそうです。
それを素直に聞いて心理学に進んだ学生、それこそが
若き日のクランボルツでした。
 
偶然、心理学を専攻したクランボルツが
キャリアの概念を変えるような心理学者になったのです。
びっくりですね。
 
もし、テニスのコーチがほかの学部を専攻していたら
この理論は生まれていなかったかもしれません。
 
プランドハプンスタンス。計画された偶発性理論。
 
コロナ禍やDXで、事業自体が大きく変わる時代。
予期せぬ異動も、少なくはないはずです。
 
望まぬ異動と思わず、チャンスの異動と捉えるために。
今から心がけてみませんか。
 
そして、この文章を読んでいただいた偶然から
あなたのキャリアに何かが起こったらいいなあ。
と願わずにいられません。
 
《終わり》
 
参考文献:
新時代のキャリアコンサルティング 労働政策研究・研修機構(編)
キャリアコンサルティング理論と実際 木村周 一般社団法人 雇用問題研究会
 
 
 
 
***
 
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2021-07-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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