メディアグランプリ

色メガネをコレクションする


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:めぐみ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「よりよい自分になりたい!」
 
そんな希望を叶えるためのいろいろが世の中に転がっている。
勉強本、ビジネス本、ダイエット方法、健康器具、メイク本、体によい食品、おしゃれアイテム。
ネット、テレビ、雑誌、メルマガ、
みんなが「あなたのため」を叫んでいる。
 
そんなおすすめに溢れる時代は、裏を返せば
選択が多すぎて選べなくなってしまった時代だ。
 
「よりよい自分になりたくて」
わたしはいつの間にかいろんな意見に翻弄されて自分が見えなくなっていた。
 
なぜ見えなくなったかを考えた結果、
異なる視点の色メガネを複数かけていたような気がする。
「色メガネ」は偏った見方を表す言葉として使われる言葉だ。
 
たとえば
「もっと○○したほうがいいよ、というアドバイス」
そうだなアドバイスは素直に受け入れたほうがいいな、と思って
「きいろレンズ」をかける。
 
「メディアが打ち出すトレンド」
流行りにのっておかないと、と思って
「ピンクレンズ」をかける。
 
「世間一般的にはというイメージ」
年齢てきに~とか世間の目を気にして
「水色レンズ」をかける。
 
「自分がなりたいと思う憧れ」
この人みたいになりたい、と思って
「ミドリレンズ」をかける。
 
考えるだけで頭重そう、耳と鼻痛そう、
そしていろんな色が重なって前が見えなさそう。
 
イメージできたでしょうか?
こんな感じだったと思う。
よく言えば、いろいろ試した。
全部なりたくて欲張った、結果見えなくなって無気力。
選びたくなくなった。
他人や自分の意見が良いのか、悪いのかもわからなくなっていた。
 
そんなわたしですが、「あるきっかけ」で
視界がとってもクリアになりました。
 
何をしたか簡単に言うと、
「カラー診断、骨格診断、フェイス診断」
を受けました!
 
カラー診断とは
髪、肌、瞳の色をみて似合う色を見つけてもらう診断。
 
骨格診断は
骨や筋肉、肌の質感から自分のスタイルをよりよく見せる素材や服を見てもらえる診断。
 
フェイス診断は、
顔のパーツのサイズや位置、形状を見て似合う髪型やメイクを教えてもらえる診断。
 
見た目に沿った合う合わないを論理的に診断してもらえます。
この3つを自分への誕生日プレゼントとして全部受けました!
総額2万5千円ほど。
これを高いととるか安いととるかはひとそれぞれですが、
わたしは、正直高いなぁと思っていました。
このご時世、ネットで同じ診断がセルフでできるんです。
しかも無料で。
 
もちろんわたしも事前にそれを知っていたし、やっていました。
でももはや、自分の判断すら自信なんてなく
プロに決めつけてほしかった。
道を示してもらって楽になりたかった。
 
結果!とても楽になりました!
色メガネたちはガラガラと崩れ去り、
今ではそれを拾って大切にコレクションして、
たまにこの見え方で覗いてみて、いいところは取り入れていけばいいじゃない、
とまで思えるようになったのです。
見た目の話じゃないか、と思うかもしれませんがこれをきっかけに
道は自分で選べるのだ、ということを実感できる結果につながりました。
 
診断は時間は約3時間。
最初にヒヤリングがあり、自分の好みや服装やイメージ、悩みなどを相談します。
その後顔診断は顔の写真をとって、写真をもとに位置を測って進めます。
カラー診断はご存知の方もいると思いますがいろんな色の布をあてて、顔の見え方を見ていきます。
骨格診断は骨の位置や肌の質感を見て診断していきます。
 
その後全ての結果を論理的に説明してもらえます。
 
事前に無料の自己診断をネットでしていたのですが、半分ぐらい違っていました。
生まれてから今日まで、「自分」をしてきたのに!
自分を見る目にもいつのまにか「色メガネ」をかけていたんですね。
 
自分が思ってきたこととも、
人から言われたこととも、
合っていたり、違っていたりして
 
「まわりのアドバイスや意見はある一方向から見た意見でしかないんだな」
って思ったら心がスーッと楽になったんです。」
 
もちろんアドバイスをくれるような方は
しっかりと知識と経験があって、よりよくなるようにと思って
アドバイスをくれているんだと思います。
 
でもそれって他の視点から見たら違うよ、ということがあります。
 
たとえば今回の診断で、顔バランスを基準にした“利き顔”を
見せる髪の分け方を教えてもらいました。
でもそれは美容師さんからのアドバイスと正反対でした。
これは顔バランス基準か髪の生え方基準かの視点の違いです。
でもどちらを心地よく思うかはわたしが選んでいいんです。
 
ここは「じぶん目線」で選んでいいんだと思いました。
今後「じぶん目線」が育つと選択も変わってくるのでしょう。
「答えはひとつではないし、自分で選んで良い」
そう思うといろんなことを受け止めるのが楽になりました。
 
これは考え方にも当てはまると思いました。
 
それぞれがその人の視点をもって暮らしています。
きっと自分に合わないこと、難しいこと、疑問がわくこともあると思います。
最初はいいと思ったのにあとから違うなと思うこともあるでしょう。
それをすべて「受け入れる」必要はないと思うのです。
クッションのように「受け止める」で。
受け入れるか入れないかは自分で選んで良いんです。
 
受け止めるということは色メガネをかけることかもしれません。
一度その視点で見てみる、ということです。
ただし「かける」ことができるということは「はずす」ことができます。
 
「はずす」ことができなくなった状態が世間で言われる
「色メガネをかける」の使われ方なのではないのでしょうか。
その見方しかできなくなってしまうことです。
 
ある見え方を知ったら、そのメガネはコレクションしておいて、
「自分の視点」を豊かにすると世界はより鮮やかになって、
「よりよい自分」も見えてくるのではないでしょうか。
 
わたしの見え方はきっとまだまだ偏っています。
今後嫌いな色のメガネに出会うこともあるでしょう。
でもそれに囚われずに、鮮やかな「じぶん視点」を育ていきたいと思います。
 
 
 
 
***

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2021-07-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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