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メディアグランプリ

5時間もやっているAbemaトーナメントを毎週観る理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:村人F(ライティング・ゼミ超通信コース)
 
 
また最後まで観てしまった。
時計の針は深夜0時を回っている。
19時から始まった番組だから5時間の超大作だ。
そんなもんを毎週欠かさず観ているわけだが、我ながらよくできるなと思う。
 
それは、Abemaトーナメントという将棋番組。
藤井聡太先生が登場するまで将棋に興味がなかったから、昔の僕なら絶対観ない番組だ。今も将棋の指し手はわからないから、彼らがどんな争いをしているのか理解できていない。
ただ、本作にはそれでも観たくなる強烈な魅力があるのだ。
 
その魅力こそ、持ち時間が非常に短いフィッシャールールなのだろう。
プロの将棋には、持ち時間という制限時間が存在している。
1局の将棋で考えられる合計時間になるのだが、大体は3時間から6時間と途方もなく長い時間となっている。
それを全部使い切るくらい、普段はメチャクチャ時間をかけて行われているのだ。
 
しかしフィッシャールールは短い。持ち時間が5分しかない。
一手指すごとに5秒増えるとはいえ、いつもの対局と比べたらメチャクチャ短い。
90分やっていたサッカーを1分で行うみたいなスピード感である。
 
だから派手な動きがバンバン出る。
気品漂う姿で優雅に指し、1時間ずっと画面が変わらないこともザラにある通常の中継とは違う。
死にものぐるいで早押しクイズか何かと間違えるくらい駒を叩きまくるエキサイティングな光景が広がるのである。
これを羽生善治先生のようなインテリ全開のクールな人が必死の形相でやるのである。
このギャップが将棋のわからない僕でも魅力的に観ることができる理由なのだろう。
 
団体戦というルールも、本作を盛り上げている大事な要素だ。
普段は1人で戦っている人たちが、3人組のチームを作ってトーナメントを戦うのである。
そこで仲良く語り合う様子や、仲間の将棋をかじりついて応援する様子が面白い。
こんなに熱い人たちなんだって新たな発見が毎回得られる。
これもついつい観たくなる要因になっている。
 
こうして考えると、彼らもスポーツ選手と同じくらい熱さを持った勝負師なんだなと思う。
ほとんどの方にとって将棋指し、すなわち棋士の人は学者みたいなイメージになるだろう。
藤井聡太先生、羽生善治先生などの知性の塊みたいな人、ひふみんこと加藤一二三先生のように頭がよすぎて面白い人。
そういった印象を持つのではないか。
 
しかし、将棋も勝負の世界である。
だから、対局のたびに勝者と敗者が生まれる。
甲子園のようなシビアな光景が常に目の前にある。
よって、そこに長年住む彼らもまた、勝利を貪欲に求め戦い続ける者たちなのだ。
Abemaトーナメントを観ることで、改めてそのことを実感することができた。
 
学んだことはもう1つある。
短い時間の中でミッションを達成するにはどうすればよいか。
このヒントとなる様子が番組から見えてくるのだ。
 
仕事の中でもありえないほど短期間で行わなければならない時がある。
昔だったら残業して時間を無理やり増やす方向で対策するんだろうが、働き方改革の重視された現代でこの手法を取ることはナンセンスだろう。
だから、短い時間を効率的に使って仕事を終わらせる必要性が上がっている。
 
そして、この番組にはその参考になる部分が結構ある。
テンプレートが決まっている序盤の部分は超速で指す。
そして考えなければならない難所の部分を見極め、そこで使える限界の時間まで考え続ける。
そういったプロセスが非常に参考になるのだ。
 
それを可能とするのが、膨大な時間を費やした練習であることも重要な視点である。
死にものぐるいで将棋と向き合い、数多くの修羅場をくぐってきたからこそ、極限状態でベストな選択を導くことができる。
これを教えてくれる点でも、Abemaトーナメントは有用な番組といえよう。
 
こうして考えると、僕が5時間を超えるこの番組を毎週観てしまう理由は、生き方の本質を学ぶことができるからかもしれない。
普段は6時間使える将棋を、5分という短い時間に詰め込んだこのルールは、人間が持つ野生の力を全面に出すにはもってこいである。
その強烈なオーラがあるからこそ、見逃すことができない瞬間が生まれるのだろう。
 
まだAbemaトーナメントを観たことがない人は10分だけでも眺めてもらいたい。
結構イケメンの多い棋士の皆さん。
そんな方々が仲良く会話する様子。
闘志むき出しで将棋盤に向かう姿。
そしてこんな過酷なルールの中でも気品あふれる藤井聡太先生と羽生善治先生の凄さ。
この番組には勝負の魅力が極限まで圧縮されている。
 
これらは将棋の素晴らしさだけでなく、己に潜んでいたファイティングスピリットにも火をつけてくれることだろう。
毎週土曜19時スタートです。ぜひチャンネルを合わせてみてください。
 
 
 
 
***

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2021-07-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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