1日1食ダイエットはじめました ~スタートから1ヶ月と1週間編~
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:宮村柚衣(ライティング・ゼミ超通信コース)
私は今後の人生を賭けて、1日1食ダイエットを始めることにした。
きっかけは、Amazonで偶然見つけた『「空腹」が人を健康にする』という本だ。著者は還暦を過ぎても40代にしか見えない医学博士の南雲吉則先生。
先生は著書で下記のように述べている。
「どんどん栄養を摂れば元気になれる、というのは古い考えである」。いえ、それどころか、「空腹でお腹が鳴ると、体にいいことが細胞レベルでどんどん 起きて、若返りの効果がある!」
(南雲吉則. 「空腹」が人を健康にする (p.2). サンマーク出版. Kindle 版.)
空腹が体に良い? どういうことだろう?
ダイエットといえば、どうやって空腹感を紛らわせるかに尽きるのではないか?
食べなければ痩せる、なんてことは小学生でも知っている。
空腹を我慢できないから、ダイエットは失敗するのだ。
そうでなかったら40歳になってまで、私が肥満体型なわけがない!
(ちなみに、私は肥満度3。渡辺直美レベルの肥満体だ)
私は心の中で文句を言いながら読み進めた。
「延命(長寿)遺伝子」と呼ばれる「サーチュイン遺伝子」は、空腹状態におかれたとき、人間の体内に存在している50兆の細胞の中にある遺伝子をすべてスキャンして、壊れたり傷ついたりしている遺伝子を修復してくれる、ということが明らかになりました。これは、寿命だけでなく、同時に「老化や病気をくい止める働き」にも関与しているということを示しています。
(南雲 吉則. 「空腹」が人を健康にする (p.24). サンマーク出版. Kindle 版.)
つまり、腹の虫が鳴る度に、体中の細胞が活性化するということだ。
なるほど! そういうことか!
今までは空腹が耐えられず、私はお腹が空かないダイエット方法を模索していた。けれども、そもそも空腹状態に耐えることがダイエットへの近道だったのだ。
「健康であること」
私の一番の願いだ。私はその願いを叶えるために肥満体型を抜け出さなければいけない。そこで、私は今後の人生を賭けて、1日1食をはじめた。
初めの1週間は死にそうなくらいお腹が減った。死なないとは解っていても苦しい。日中は、仕事をしていても「ごはん」のことばかり考えていた。
食べたい! 何でもいいから食べたい! そう思った。
特に初めの一週間は体重も減らなかった。
初日に1.5kg減ったと思ったら、2日目から反対に0.2kg~0.5kgずつ、ジワジワ増え続けたのだ。1日に何度も体重計に乗っては落ち込んでいった。
お腹は空くし、体重は減らない。地獄だ。
そして、お腹が極限まで空いてくると、1日1食を止める理由を模索した。
検索ワードは「1日1食 危険」。沢山の止める理由がそこにはあった。
しかし、止めなかった。
なぜかというと、マジで、もう無理、限界! と、なったタイミングで夕食の時間になるのだ。夕食は好きな物を食べて良いし、お酒の制限もなかった。元々、毎日の夕食(晩酌)が人生の楽しみではあったが、1日1食にしてからより楽しみになった。
1週間目は辛かったが、夕食は自由に食べてOKルールのお陰で何とかリタイアせずに済んだ。結局、初めの1週間は下がったり上がったりを繰り返しながら-0.8kg(スタート時と比較)で終了した。
2・3週間目は思いのほか順調だった。理由は2つあると思う。
まず1つ目。南雲先生が推奨するゴボウ茶を導入した事だ。食物繊維が豊富で、お腹が空いたタイミングで飲むと心も体も落ち着いた。ゴボウの風味も私には好ましかった。
そして、もう一つは、私が空腹に慣れてきた事だ。
お腹は相変わらず空くのだが、お腹が空いているからどうしても何か食べたい! とは思わなくなった。お腹が空いているとは感じるのだが、あぁ、お腹空いているね。と、思えるようになってきたのだ。
お腹は空いていると自覚はしているが、食べたいという衝動が湧き起らなくなった。
これは、大変大きな変化だった。
体重もゆっくりと下降していく毎日だったため、心が安定していた。
そのおかげで体重増減も-2.7kg(スタート時と比較)で終了した。
そして、4週間目。体重がガクンと落ちた。
なんと! -4kg(スタート時と比較)!
体重計が壊れたと思い、3回も計り直してしまった。
すごい! 1ヶ月に4kgも落ちるなんて! と、感動しまくっていたら、次の日は2kg増えていてガッカリした。そこから、今日まで体重は微動だにせず-2kg(スタート時と比較)をキープしている。
正直、つらい。
1日1食にしているのに体重が減らないなんて意味が判らない。
朝起きて、体重計に乗る度に凹む。
正に砂を噛むような毎日だ。
心も体も安定し、体重も順調に減っていた2・3週目が懐かしい。
まぁ、でも、何とか初めの1ヶ月と1週間は乗り切れた。
まずは、その事実だけで自分を褒めてあげたいと思う。
よく頑張ったね、私。明日からも頑張れ!
***
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