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ありがとうの魔法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:izumi(ライティング・ゼミ超通信コース)
 
 
私は友人から言われた言葉にドキッとした。
「周りの人に対して、ありがとうって言っていますか?」と言われたからだ。
なぜドキッとしたかというと、指摘された事が図星だったからです。
 
今まで人に何かをしてもらって、何もお礼を言わないという事をしていたわけではありません。でも意識してありがとうという言葉を使っていたのだろうか?
 
そういえば、ありがとうと言っているかな? 最近 いつ言ったのだろうと考えました。
 
その頃整骨院に通っていた時で、都合がつかなく予約変更をしてもらった事がありました。
「すいません。都合がつかなくなったので予約を変更してください」そして予約が変更になった後は「では、お願いします」と相手に言っていました。
 
その後に、整骨院に行った時、「この間、すいませんでした」と予定を変更してもらった事に謝っていました。
 
友人が私に、「ありがとうと言っていますか? 文章でありがとうと書く事はあっても直接本人に言えていますか?」 と質問してくれたくれた理由がわかりました。
私から、ありがとうという言葉を聞かないからです。
彼女は「使ってみるといいですよ」とアドバイスをくれました。
ありがとうという事、そりゃあ言った方がいいのは分かるけど……
 
せっかく教えてもらった事を、実践しないという選択はなく、素直に聞き入れて行動してみようと思いました。
なぜなら、それを教えてくれた友人は人当たりがとてもよく、思っている事はまわりくどくなくはっきりと伝えてくれる裏表がない人でした。
私にとって信用出来る人だったからです。
 
さぁ、実践です。
今まで思っていたけど、言えていなかった時に使ってみるようにしました。
これは実験だ。何か変化があるに違いない。
 
初めは失敗しても、笑っていられる友達からです。
友達とお互いの都合をつけて、ご飯を食べた時には、「忙しいのに予定合わせてくれてありがとう」とお礼の言葉を言うようにする。
するとご飯を食べている最中に、自然と笑顔がこぼれます。
 
初めはありがとうと言うのに、違和感を感じました。
ですが、使っていくうちにあ! ここはお礼をいう場面だ。と意識するようになり、使えるようになりました。
ありがとうをいう機会は、どんどん増えていきました。
 
慣れてくると、今度は仕事で使ってみようと思いました。
ちょうど、私が日程調整をして、複数の部署の人と集まって会議をする機会がありました。
会議が終わった後、会議に参加した人に議事録という会議内容を文章で作成してメール配信します。
その文面にお忙しい中会議に参加していただきありがとうございました。と一文をメールに付け加えました。
 
会議がはじまる前には「今日は、参加していただきありがとうございます」と言います。
 
仕事なので、会議に参加するのは当たり前かもしれません。
だけど、ありがとうという言葉を付け加えるだけで違うのです。
周りが私がしている仕事に対して、自然と協力的になりました。
 
ありがとうという魔法の言葉を手に入れたのです。
これはいい! と思った私は、仕事でもどんどん使うようになりました。
慣れてくると、どのタイミングで言えばいいか分かってきます。
 
会議の内容の仕事を進めてもらっている人と打ち合わせする時には、「忙しい中、進めてもらってありがとうございます」と言います。
そうすると、相手もこちらの希望を以前より熱心に聞いてくれるようになりました。
 
使いこなせてきているなと自信が出て来た時、仕事の知識を周りに広めるように上司に指示される事がありました。
私が問題を作り、周りに答えてもらうのです。
間違えて答えを出している人には、その事を伝えて内容を理解をしてもらわないといけません。
 
人に注意をする事が苦手でした。
相手を尊重して注意するのが、得意ではなかったからです。
私が「答えてもらってありがとう。ここは分かりにくかったかも知れないが、答えが間違って」という話し方をします。
すると雰囲気は悪くならず、相手も聞き入れてくれるのです。
 
自分が言われて嬉しかった事もあります。
家族に、ご飯を作った時は「美味しかった! ありがとうね」と言われると次もまた美味しいご飯を作ろうという気持ちになりました。
 
ありがとうという言葉を先に添えて、何かをいう事によって今までつっかえていた事がスルスルと上手くいくようになったのです。
ありがとうを教えてくれた友人は、シンプルで凄い魔法を使っていたのです。
 
感謝の気持ち、それを直接伝える事が出来ると相手の反応は随分といい方向に進みます。
 
普段思ってはいるけれど、伝えられていなかった言葉、ありがとうというと自分も気持ちが軽くなります。
 
初めは使い慣れていない人は、照れくさいかもしれません。
でも騙されたと思って使ってみてください。
この魔法の言葉の効果は絶大です。
 
 
 
 
***
 
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2021-07-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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