浴衣を着るだけで特別になります
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:izumi(ライティング・ゼミ超通信コース)
「浴衣を着て出かける事がありますか?」
私は浴衣を数年に1度、着て出かける位でした。
自分で着ることが出来ず、誰かに着付けをお願いする。
準備もあり、気軽に着ていけなかったからです。
着ていく場所も、ありませんでした。
せっかく買った浴衣は、タンスに眠っている状態です。
浴衣といえば、花火大会、お祭りに来ていくというイメージでしょうか。
最近は、花火大会やお祭りが中止になり、浴衣を着る機会が減っています。
「今年も浴衣を着る機会はないな……」
と思っていました。
そんな時に「浴衣を着て、京都の嵐山に行きませんか?」
と友達からお誘いがきました。
「キター。今年は浴衣を着る事が出来る!」と嬉しくなりました。
友達は、着物が好きで、周りに着物のよさを伝えたい人です。
例えば、プリーツスカートを浴衣の下に見えるように履きます。
「これ、浴衣の下にスカートを履いて、見せているだけなの」
と言われた時、新しい着こなし方があるんだなあと思いました。
プリーツスカートと浴衣の合わせ方が、可愛かったです。
初めから、スカートがついている浴衣のデザインのように見えます。
彼女の浴衣姿は、ひときわ目を引きました。
友達が浴衣を着るのに、便利な豆知識を、2つ教えてくれました。
1つは、浴衣の下に着る下着です。
丈が膝丈で薄手の生地のズボン。
いわゆるステテコです。
浴衣を着ると歩き方が制限されるので、股がすれてきます。
そこにステテコを履いていると、痛くならず、汗も吸ってくれます。
(ナイロン、ポリエステルは汗を吸わない為、コットン素材がお勧めです)
2つめは、下駄です。
浴衣の下駄は、その時だけ履くため足が慣れていません。
なので履いているうちに、鼻緒があたり皮がめくれて痛くなります。
そこで登場するのが、サンダルです。
シンプルな形で黒や茶色を選べば浴衣と合います。
「浴衣にサンダルを合わせて履く 」
思ってもない発想に、驚きました。
ですが、履いてみると、見た目も悪くありません。
歩いていても、足が痛くならず快適です。
私は、着付け後、嵐山に行くまでににふっと不安に思いました。
「浴衣を着てる人いるかな?」
浴衣姿が周りから、浮いてしまう気がしたからです。
到着してみると、浴衣姿の人がたくさんいてホッとしました。
景色を見ながら歩き、竹林で浴衣姿の写真を撮りました。
緑色の竹が道の両側からそびえています。
私達は、竹林を背景に、お互い写真を取り合います。
後ろ姿を撮ったり、横顔の写真を撮ったり、ポーズを何度も変えました。
浴衣姿は後ろから写真を撮ると、妙に色っぽい写真になります。
まるで、モデルになったような気分になりました。
「これは、SNSのプロフィール写真に出来るわ」
「可愛い。いい感じ」とお互いを褒めあいます。
浴衣は、着ることによって、非日常の空間を経験出来る道具ではないでしょうか。
浴衣を着て出かける、お茶をする、写真を撮る。
洋服を着て、同じ事をしたらどうだろうか?
いつもの日常で、楽しいと思います。
だけど、浴衣を着るという事をプラスする事により、気持ちの変化があります。
いつもの自分と違うものを着ているのが、非日常です。
ワクワク感に繋がります。
浴衣をプラスすると、その場が特別な時間になりました。
花火大会、お祭りがなく、浴衣をどこに着て行けばいいんだろう。
そう思ったあなたに、おすすめがあります。
カフェ、ランチ、ぶらりと街歩き。
自宅で夕涼みする。決まりはありません。
浴衣がなければ、レンタルがあります。
必要な物を一式全部貸してくれて、着付けまでをしてくれます。
女性だけでなく、男性用も揃ってます。
「男性の浴衣姿はかっこよく見えるねえ」
嵐山の街並みを歩きながら、話しをしていました。
男性の浴衣姿はりりしく、落ち着いて見えます。
例えるなら、男の人がスーツを着ていると普段より数倍かっこよく見える。
その効果と共通するものがあります。
友達が「浴衣デートしてみたい」と言いました。
嵐山で男性も女性も浴衣でデートしている人は、何組もいたからです。
2人でデートする為に、色々と準備してきたのだろうな。
想像すると、微笑ましく思えます。
私も浴衣デートしてみたいと思いました。
浴衣の下にズボンを履く、サンダルを履くという事。
今まで、浴衣に対して思っていた思い込みがなくなりました。
正式な着方をしなくてはいけない。
敷居が高いんじゃないかという思い込みです。
今回着たことにより、気軽にアレンジして着ていいと分かりました。
以前は、なかなか着る機会がなかった浴衣です。
友達が、浴衣のよさを教えてくれました。
一緒に出かけてくれた事で、非日常の空間を体験できました。
浴衣は、7、8月の夏に着るものです。
この季節にしか出来ない楽しみ方です。
今年の夏は浴衣を着て、いつもと違う夏を過ごしてみませんか。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
お問い合わせ
■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム
■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
■天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)
■天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
■天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00
■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168
■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」
〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325