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世界三大炊き込みごはんビリヤニが大好きになる話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:山田美輪(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
突然ですが「ビリヤニ」ってご存じですか?
簡単に説明するとカレー味の炊き込みごはんです。
もう少し踏み込むとすごく手の込んだインドの炊き込みごはんです。
彩り美しく、材料や作る工程もとても多いので王様が食べる宮廷料理としても有名な
炊き込みごはんなのです。
 
世界には三大炊き込みごはんたるものがあるそうで
スペインのパエリア、日本の松茸ごはん、そしてインドのビリヤニです。
 
ビリヤニが大好きな理由はたくさんありますが……
一番は食べる人のために時間と手間、心を込めて作ってもらえるおもてなし料理を
スプーン一つでなんとも気軽にいただけるというところでしょう。
 
筆者はこの秋「ビリヤニ」に出会って6周年記念日を勝手に迎えました。
ビリヤニに出会う前はいわゆる南インドカレーが好きでした。
とろーりタイプではなくシャバシャバなカレーのやつです。
でも今ではカレーとごはんが同時に食べれるビリヤニの虜なのです。
 
ビリヤニはまだ日本でメジャーというにはまだまだほど遠い食べ物です。
でもそれでいいんです、だってインドの王様が食べる食事なんですもの。
まだあまり知られていない美味しいものをこっそり食べるのがたまらなくいいんですよ。
 
だからこそ中々ないんですよ美味しいビリヤニが食べれるお店。
都会の雑居ビルの一角や、車でしか行けないような不便な道沿い、さらには夜しか営業していないBARを間借りしての昼の2時間だけの営業など。
インドの王様が行列を連ねてお忍びでいらっしゃっても大丈夫なほど辺鄙で目立たぬ場所で数時間だけの営業。それがたまらないんですよ。
 
もちろんおしゃれな雑誌に連載されていたり、SNSで話題のお店に行くことも悪くはないのですが、偶然にも名店に巡り合ったプロセスとか欲しいんですよ。
 
まずどこからか風に漂うスパイスの香りに誘われて立ち止まる。ふわっと鼻に残るラム肉の油の香りの先にはシンプルなメニュー表、開けにくそうなドア、案の定開けにくいドア、なんか怪しそうな店内、いかにも世界を旅してきた感のある長髪を無造作に束ねた店主が「いらっしゃいませ」と出迎えてくれたなら……。
間違いなくもうそこは宮廷です。
店主はビリヤニを通してあなたの為にご奉仕してくれます。
 
出された水がミントフレーバーでも余計なことを!と思わず一口いただきましょう。
そう気分は王様ですから。苦手ならチャイかラッシーをオーダーしましょう。
王様も人間ですもの、好き嫌いは当然です。ちなみに筆者はアイスコーヒー派です。
 
随分待たされて運ばれてきた大きなお皿にきっと「うわぁ」と声が漏れるでしょう。
食べきれないくらい山盛りのカレー味のバスマティライス。
輪切りにされた紫玉ねぎがちりばめられ、ミントやパクチーの鮮やかなグリーンとフレッシュな香り。妖艶な香りのラム肉、パプリカパウダーの赤にターメリックの黄色。
そして付け合わせのヨーグルトソースのライタ。
 
どこから食べればいいんだろう。そう見惚れてしまうことでしょう。
でもね食べ方は自由なんです。
スプーンでどこからでもその美しい作品をザクザク崩し、いろんな具材をまぜて食べ、
ライタをまぜて食べ。
 
するとそのうち口の中でパチンと幸せの音がはじけるんです。
そう魅惑の香りのスパイス、カルダモン。カルダモンは「香りの王様」とよばれています。
突然、日常では感じられない香りに出会えるのがそうビリヤニなんです。
 
まだビリヤニを食べたことがない方に一日でも早く美味しいビリヤニに出会っていただきたくてビリヤニについて長々と綴ってみました。
 
聞きなれないビリヤニをどうか恐れないで下さい。
聞きなれないスパイスをどうか恐れないで下さい。
飲みなれないミントウォーターを恐れないで下さい。
パクチーをどうか恐れないで下さい。
 
ちなみに筆者は数年前までラム肉とパクチーとカルダモンが食べれませんでた。
カルダモンに至っては食すと必ず発熱するアレルギーを患っておりました。
 
だからなのです。ビリヤニってすごいんです。魅惑の食べ物なんです。
美味しいだけではなく新たな境地へといざなってくれるんです。
でもねそんなに恐れないで下さいね。
構えないで下さい。
よくよく筆者の話を思い出して下さいね?
ビリヤニは炊き込みごはんなんです。カレー味の。
 
ぜひあなたにとって特別なビリヤニがどうか見つかりますように。
 
 
 
 
***
 
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2021-09-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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