メディアグランプリ

あがり症・引っ込み思案の女性が歌手になったきっかけとは


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:池田 義国(ライティング・ライブ東京会場)
 
 
「昔いじめにあったことがあって、人前に出るのが怖いなって。目立つの避けて生きてきたんです」
今の彼女の姿を見て、まさかそんな生き方をしてきたと思う人はいないだろう。
なぜなら彼女は、現在何百人もの前で歌う歌手なのだから。
 
彼女の名前は、かくばりゆきえさん。歌手やボイストレーナーとして活動している。
ミュージカルや舞台にも出演し、「千の風になって」で有名な秋川雅史氏も出場したオぺラ大会で特別賞を受賞。また国連から平和賞を受賞した「Humming for Peace」という活動も行なっており、日頃から多くの人の前に立つ必要のある、そんな仕事をしている。
そんな彼女が あがり症で引っ込み思案だったとは、今の彼女からは全く想像もできない。
 
この記事では彼女へのインタビューを通して、自身の短所といかに向き合い、いかにして歌手になったのか、そのきっかけをお伝えする。自分の短所に悩み苦しむ、そんな方々に何かのヒントになれば幸いである。
 
彼女の生まれは山口県。実家は貧乏で、毎月の給食費にも困るほどだった。また発達障がいということもあり、学校ではいじめにも遭っていた。昼休みはトイレにこもっては一人で鼻歌を歌って過ごしていたそう。
実はこの鼻歌というのが、歌手になるポイントになってくるのだが、当時の彼女は特別歌が上手いというわけでもなく、彼女自身歌手になろうとは考えてもみなかった。
その後大学へは行かず、高卒で通信販売の会社で働き始める。そして、結婚後退職した後は、旦那様の会社のネットショップの手伝いをしており、音楽とは無縁の生活を送っていた。
そんなある日、旦那様にある講座に誘われる。それがライフワークを見つける講座だった。そしてその日を境に、彼女の人生は大きく変わりはじめる。
 
その講座では、まずある質問をされた。
 
「時間があればついついやってしまうことは何ですか?」
 
その時に出てきたことが、鼻歌と人の相談にのることだった。
とはいえ、鼻歌ではお金にはならないと思い、はじめに目を向けていたのは、人の相談にのることだった。
それから彼女は人の相談を受けはじめ、夜中の3時に泣いている友人がいれば会いに行って悩みを聞いていたが、それが毎日続いたら身体がもたないことに気づく。
 
それからも自分の好きなことは何かを考え続けた結果、最終的に「自分のライフワークは鼻歌だ!」とバシッとはまった。
そしてそれに気づいてから、不思議なご縁が次々とやってくることとなる。
 
ライフワークを探す講座を受講して約一週間後、あるパーティーでウクレレの演奏を聞き、涙が流れるほど感動したことがあった。そして、その演奏者に
 
「本当に感動して涙が出てしまいました。私も、最近歌が好きということに気づいたので、ウクレレを買ってみてこれから歌をやってみたいと思います」
 
と感想を伝えたところ、その演奏者から
 
「へー。ちょっとじゃここで歌ってみてよ」
 
と、いきなりムチャぶりをされる。
「えー、ありえない!」と思いながらも、周りも盛り上がってしまい、引くに引けない状況となってしまった。あがり症で引っ込み思案ではあるが断れず、仕方なく赤面し震えながらも一生懸命歌った。
 
しかし、歌い終わった彼女は、「最悪な歌だった」と思い、赤面しながら誰の感想も聞かずに逃げるように帰宅。
「大恥かいた」「やらなきゃよかった」「歌が大好きなんて気づくんじゃなかった」と後悔しながら、一晩中泣き明かした。
ところが朝4時ぐらいに、あることに気づく。
 
「こんなに涙が出るってことは、大好きだからこそ傷つきたくなくて、自分にとっても隠してた本当に好きなことなんじゃないか」
「じゃあ、もう一度自分で練習して課題をクリアして、人前でちゃんと歌いたい」
 
今までネガティブに捉えていた出来事をポジティブに捉えられるようになった瞬間、いままでの悲しみの涙が感動の涙となって、結局一日中泣いていたそうだ。
 
そんな出来事があってから一週間後、そのウクレレの演奏者から一通のメッセージが。そこには、
 
「毎年私の開催している一番大きなコンサートに、3曲ゲストで出演しませんか?」
 
というものだった。
彼女にとっては信じられなかったが、結局それが歌手として一番最初の仕事となった。
 
それからも、コンサートを聞いていたイベンターからのオファーや、ボランティア活動で出会った世界的に有名なバイオリニストとのご縁など、不思議なようにお仕事がつながっていく。
 
そして、ライフワークを見つける講座を受けてからなんとたった約一年後、秋川雅史氏も出場した、イタリア語のオペラ大会で特別賞を受賞する。
また近年は、鼻歌で世界平和をうたいあうボランティア「Humming for Peace」を立ち上げ、国連平和賞を受賞。
 
彼女自身も、
 
「よく分からないぐらいのご縁がつながっていて、何が起こっているんだろう? と思いながら今もいる」
 
というほどの猛スピードで、活動の幅を広げている。
 
彼女へのインタビューを通して、自身のライフワークに気づいてから人生が激変していく様子にとても驚くとともに、ネガティブな出来事をポジティブにも見ることのできる、その発想の柔軟さが強く印象に残った。
「ネガティブもポジティブもあった方がいい」とかくばりさんもおっしゃっているが、自分の短所にフォーカスしすぎて苦しまないために、ネガティブ・ポジティブ両方の側面から物事を捉えるヒントを頂いた、今回のインタビューだった。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2021-09-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事