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乾燥機付き洗濯機を買ってみて〜家事嫌いズボラ人間の救世主〜


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鈴木亮介(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「家事、致命的にできないよね」
「生活力なさすぎ」
すべて家族から言われた言葉だ。
まあ、そう言われるのは致し方ない。
僕は家事がけっこう苦手なタイプだ。
すぐに郵便受けはたまるし、食器はたまるし、洗濯物もよくたまる、部屋はよく散らかる。
姉には「ばっちい」と言われ、ファブリーズをかけられそうになったこともあるほどだ 笑
 
基本的に家事が苦手な僕みたいなタイプは、頭の中に家事が全く入っていない。
特に忙しい時は、とことん放ったらかしになる。
友だちが家に遊びに来る、親が家に来る、家の中の悲惨な光景を見る、などの動機付けがあって初めて「家事やらねば」とスイッチが入り、一気に終わらせようとする。
ちょうど夏休み終了前日の小学生が宿題を終わらせようとするかのように、ガーっと全集中してまとめて終わらせようとするのだ。だいたい掃除も食器洗いも1回集中すれば、ある程度体裁を保つくらいはこなすことができる。そうやって少なくとも対外的には、「きれいな部屋」を取り繕ってきた。
 
それに、人間には創意工夫がある。
食器洗いに関しては、昨年から食器を紙皿・紙コップ・割り箸に切り替えて、食器洗いの家事を消滅させることにも成功した。
嫌いな家事を、そもそも「なかったこと」にすることだってできる。
 
ただ問題なのは、洗濯だ。
洗濯は1回の集中だけでは終わらせられない。
それに洗濯だけはどう頑張っても、消滅させられない家事だ。
 
洗濯の何が難しいかをいうと、
1)洗う、2)干す、3)取り込む
という3つの工程を別の時間軸でする必要があるからだ。
家事が苦にならない人にとっては大したことない作業かもしれないが、家事嫌いの人間にとっては3回も同一の家事を考えることは苦痛なのだ。
だから、たいていどこかの工程で頓挫する。
ステージ1:そもそも洗っていない→洗う
ステージ2:洗濯機で洗ったけど干すのを忘れる→洗い直す
ステージ3:洗って干したけど、取り込むのを忘れて雨の日に濡れる→洗い直す
途中でゲームオーバーになってしまい、また最初のステージからやり直すハメになる。
こんなループを2,3回繰り返してやっと洗濯という一連の作業を終えられる。
1回洗濯やるだけで、全力疾走した後のような徒労感でいっぱいになるのだ。
 
だから学生時代から、乾燥機付き洗濯機に憧れていた。
乾燥機付きは高い。15万はする。
ただ洗濯という名の「煉獄」を前にすれば、それを回避できる「蜘蛛の糸」にすがりたくなるのは人間の性(サガ)というものではないだろうか。
大学生の同期が、「社会人になったら良いスーツ買いたい」「高いランチ食べたい」「ブランド物買ってみたい」と言っている中で、僕は社会人になったら絶対乾燥機付き洗濯機を買おうと決めていた。
 
それが先日ついに叶った!
この前に家電量販店に行って店員さんにオススメを聞き、ななめドラム式の乾燥機付き洗濯機を買うことにした。
1人暮らし用は10万前後の価格で、予想よりもリーズナブルではあったが、性能は十分であった。
洗濯物を放り込んでボタンを押すだけで、洗濯から乾燥まで全部やってくれる。
冷たい洗濯物をほぐして、パタパタして、ハンガーにかけるという単純作業をやらなくていいと考えると、それだけでこの世のしがらみから解き放たれたような爽快感を感じられた。
 
ほんとに、ほんとに世界が変わった!
干す・取り込むという作業がないだけで、めちゃくちゃ楽すぎる。
ボタン押すだけで最後までやってくれるから、今までみたいに途中でゲームオーバーすることもない。
その日に着た服を洗濯機に投げ込むだけで、朝にはパリパリに乾いている。
なんと幸せだろうか!
一気に世界が極楽に見えてきた。
 
作業量が大幅に減ったことに加えて、思いがけないメリットがあった。
乾燥機付き洗濯機で洗った服は、意外にもニオイが良いらしい。
この前、職場の同期に上着を持ってもらったときに、「柔軟剤変えた? なんかいい匂いするね」と言われた。
ニオイまで良くなったとは一石二鳥ではないか。
 
社会人になって初めての大きな買い物だったが、なかなか良いものを買ったと思う。
家事嫌いの人がいるなら、ぜひ乾燥機付き洗濯機の購入を考えてみてはどうだろうか。
 
 
 
 
***
 
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2021-11-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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