疲れ果てていたぼくがヨガにハマった理由
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:蛯原篤史(ライティングゼミ8コース)
「今日も、ぐっすり寝れてよかった」
私にとって、睡眠は、体調のバロメーターになっている。
仕事に追われて疲労困憊。さらに、片付かない仕事のことを考えはじめると、気になってなかなか寝付けない。眠りが浅いから、朝もなかなか起きれないし、身体もだるい。さらに、疲れもどんどん溜まっていく。みなさんは、そんな経験は、ないだろうか?
私は、以前、ひどい、寝不足、慢性疲労、そして体調不良に悩まされていた。しかし、ある時、ヨガに出会ってから、それらは全て解消された。
10年ほど前、ヨガをはじめた頃、ヨガは、女性がやるものだとずっと思い込んでいた。今でこそ、男性のヨガ人口さ増えたが、当時は、巷で見かける広告や宣伝も、女性を対象にしているものが多かった。ヨガスタジオに行くと、受講生の9割は女性、時には、私以外みんな女性の受講者ということも珍しくなかった。友達にヨガをしているといったら『えっ?!』と言われることもしばしあった。
そんな『女性がやるもの』と思い込んでいたヨガにハマり、10年以上続けているのには、明確な理由があったのだ。それは、疲労回復にうってつけのテクニックだからである。
たまたま、友人の奥さんが、ヨガスタジオの割引券を持っていたので、3人で、冷やかしにクラスを受けたのがきっかけだった。そのヨガは、私が想像していたヨガとは、少し違っていた。私は、てっきり、身体をクネクネ、ネジネジさせて、逆立ちしたり、股割りしたりするものだと、思い込んでいたのだ。
その先生は、40代後半くらいの姿勢のいい女性だった。身のこなしも軽やか。ポーズをとるごとに鼻呼吸を意識してくださいしつこくおっしゃっていた。鼻呼吸なんて意識したこともなかったので、はじめは、ぎこちなかったが、鼻から吸って、吐いてをくりかえしていると、妙に、気分が落ち着いていく。
そんな呼吸にあわせながら、身体に力を入れたり、力を緩めたりしていると、どんどん身体が軽くなっていった。呼吸と身体の動きに集中していたら、あっという間に1時間のクラスがおわった。
さらに、驚いたのは、その日の夜は、今までにないくらい、ぐっすり寝れたことだ。夜遅くまで、仕事をしていると、疲れているのに、目が冴えてしまったり、仕事のことがグルグルと頭をかけめぐり、なかなか寝れない。しかし、その日は、すぐに寝落ちしてしまった。
その時は、なぜそうなるかメカニズムがわからなかったけれど、とにかく、気持ちよかったこと、ぐっすり寝ることができたこと、そして、ヨガをしている時間は、日常の鬱々とした気分から身を置くことができたこともあり、ヨガを気に入ってしまった。それからは、ヨガは、日常に欠かせないものとなってしまった。
当時、月の半分は、海外出張って予定が詰まっているような生活だったので、とにかく移動と時差ぼけで、寝不足、疲労、疲労からくる風邪や頭痛、突発的な扁桃腺炎などの体調不良との戦いだった。
はじめこそ、クラスに通わないと、どうしたらいいかわからなかったが、そのうち、コツを覚えて、出張先にもヨガマットを持参するようになった。飛行機や電車で移動中にもできるテクニックも学んで、いつでも、どこでもできるヨガが、私の生活に馴染んでいった。
ヨガをはじめて一年くらいした頃からは、毎日ぐっすり寝れるようになり、疲れ果てることもなくなってきた。
それに身体をよく観察するようになったので、体調の変異があると、無理せず休息を心がけた。そうすると、頭痛もおさまり、風邪もひかなくなり、扁桃炎の発症もすることがなくなっていたのだ。体調がよくなると、自然と心も元気になってくる。
後から、分かったことだが、ヨガで、身体に力を入れたり、抜いたりすることを繰り返すことで、緊張している筋肉が緩み、深く長く呼吸をすることで、緊張している時に活発になる交感神経のはたらきが落ち着いて、リラックスしやすくなるようだ。だから、よく眠れるようになり、疲労回復につながったのかもしれない。
あれから、10年が経つ。今だに、アクロバティックな難易度の高いポーズは、一切できないけれども、疲労回復術だけは、達人の域に達したのかもしれないと自負している。
もちろん、年齢とともに、体力はおちてきたので、疲れ知らずなんてことは、ないし、疲れがなかなかとれないことも、もちろんある。
しかし、ヨガのおかげで、どんなに忙しかったとしても、疲れ果てて、ダウンすることも、大きく体調をこわすこともないのも事実だ。
今日も、ヨガして、ぐっすり眠ろうかな。
***
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