貧乏性こそ最高のソリューション
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:村人F(ライティング・ゼミ特講)
半額惣菜を物色する自分が嫌になることがある。
定価だと損した気分になるから閉店間際にイオンの専門店をハシゴしたり、最寄りの名古屋駅にある全スーパーの半額開始時間が頭に入っていたり。
そういう貧乏性が恥ずかしくなるときがある。
この感覚は惣菜だけに留まらない。
天狼院読書クラブというサービスがある。
ライティングゼミで有名な天狼院書店の有料会員サービスなのだが、入会すると月11000円で様々なイベントの無料参加券が配られるのだ。
そして僕はそういうのを見逃さない。
月会費を払っているのに特典を受けないなんて許せないのである。
だから月2回やっている新ファナティック読書会は毎回参加しているし、かつてやっていた週1回の読書感想文の添削サービスも必ず提出していた。
どうやらここまでの貧乏性はあまりいないらしい。
有料会員は結構いらっしゃるけれど、無料イベントに参加している人が1割未満だからだ。通常の感覚だと特典の全ゼミ半額だけ受けられれば大満足ということなのだろう。
やはり僕は貧乏性のようだ。
しかしこうして考えてみると、そこまで恥ずかしがることなのかと思えてきた。
むしろ現代の抱える様々な問題。
これらに対する最高のソリューションこそ貧乏性ではないかとさえ感じる。
例えば天狼院読書クラブ。
ここのイベントは自分のスキルアップになるものである。
読書会は好きな本の紹介でプレゼンスキルを得られる。そして文章添削はライティング・ゼミで名を売った天狼院書店の花形だ。
こういう機会を享受できるのは、無料なのに受けないなんてありえない精神によるものだ。
まあ無料で受けた写真ゼミをキッカケに結構なカメラに手を出したり、パソコンを買い替えたりしたが必要経費である。逆に新たな趣味に目覚めたとニコニコする場面だろう。
このように自己啓発を貧乏性のおかげで自然にできているのだ。なんと便利な性分だ。
それだけではない。サスティナブルなど色々な言葉で表現される環境対策。
これは人類がみんな貧乏性になれば解決ではないか。
要は資源を節約しようという話である。
そうなると僕が普段やっていることも立派な活動になる。
シャンプーを使うときにフルではなく半押しくらいで留めたり、いかに少ないトイレットペーパーで拭ききるかにこだわったり。ギリギリまで削減するのが流儀である。
このように口酸っぱく言われていることを率先して行えるのだ。
貧乏性のメリットはそれだけではない。
反動で行動力が生まれるのだ。
普段は消費を抑えようとするが、その反面「これは!」と感じたものに対して投資を惜しまないのである。
天狼院書店のライティング・ゼミも即決だったし、8万円のカメラも特攻できる。
これも普段力を貯めているから行える。
そしてそれ以外に対して財布のヒモは硬い。
だから自分が好きなものだけにお金を使える。
これも貧乏性の一面である。
こうして考えるとSDGsが流行っている今だからこそ、貧乏性に光を当てるべきではないか。
なぜなら周りが思っている以上に浪費しているように見えるからである。
天狼院読書クラブならばほとんどの会員が無料イベントを受けなくても損と考えていない。全部受ければ会費の半分以上になるのに。
トイレの個室では隣が凄いスピードでトイレットペーパーを回す音も気になっている。詰まりの原因ってそういうことなのか?
これは日本が世界に誇る言葉「もったいない」を考えるとまずい状況ではないだろうか。
モノとサービスが氾濫したせいでこの精神がもはや消えかけているように見える。
だから今こそ、貧乏性をよい言葉として再定義する時期ではないだろうか。
これは心が貧乏なことを表すのではない。
最小限で最大限の生活を求める精神である。
だから半額惣菜で食品ロスを減らす努力を惜しまない。
無料イベントで新しい道や人脈の開発に勤しむのだ。
そして蓄えた力を然るべき場面で爆発させる。
これこそ貧乏性の奥義なのである。
皆様もぜひこのパワーを体験してみてはいかがだろうか。
難しいことをする必要はない。
まずは家計の無駄を見直す程度でいい。
それらに気づき、改善したくなったら第一歩である。
その先には持続可能な社会に必要な節約の心。
様々なイベントにチャレンジできるフットワーク。
これからに必要なスキルがたくさん詰まっている。
そして実感するだろう。
貧乏性こそ最強のソリューションだと。
***
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