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メディアグランプリ

写真は捨てることで上手くなる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:村人F(ライティング・ゼミ特講)
 
 

669枚だった。
わずか3時間半の間に撮った写真の数が。
 
パーフェクト・ポートレート講座。
天狼院書店が開催する、先生と一緒にモデル撮影を行う人気イベントに参加した結果だ。
周りが高いカメラで参加する中ただ一人iPhone SEで特攻したが、それでもメチャクチャ楽しかった。
枚数が証明している。
 
しかし、問題は終わった後にあった。
写真が多すぎるのである。
 
講座ではよかった作品をFacebookのグループに投稿するのが習わしになっている。
そこに出すものが選べないのだ。
 
なんせ669枚もあるわけだから、まず吟味するだけで体力がいる。
それだけではない。
全てがよく見えるのである。
 
なんせ撮影しているのはプロのモデル。
クラスで一番キレイだった人の数倍を行く美しさなのだ。
そのため彼女たちがいるだけでどの写真もよく見えるのである。
こちとら高校時代に女子と指で数えられるくらいしか会話していないから尚更だ。
 
しかし投稿するためにはせめて10枚くらいに絞らなければならない。
途方に暮れた頭に浮かんだのは、これだった。
 
「よし、捨てよう」
 
そう、名著『人生がときめく片づけの魔法』などでお馴染みの捨てる技術。
こいつを写真に対しても適用することにしたのだ。
多すぎるからわからないのである。
ならば捨ててから選べばいい。
そういう理屈だ。
 
ということで捨ててみる。
コツは1回で最後の10枚まで絞りきろうと思わないことだ。
そんな最終判断みたいな目線で始めからやると20枚くらいで挫折するのがオチだ。
だからコンテスト審査の要領で段階的に厳しくするのがよい。
 
まずは1枚1秒のペースでバンバン判断する。
半分くらい削ってやろうという気持ちで容赦なくゴミ箱にブチ込んでいく。
そんなテンポよくできるのかと思うかもしれないが、覚悟を持って行うと案外やれるものである。
心の琴線に触れなかった写真を捨てていけば半分は削れているだろう。
 
そして残った写真たちに対しても同じように捨てるか判断するわけだ。
これを5, 6回繰り返すと10枚になる。
僕も1時間くらいでここまで減らすことができた。
 
こうして残った写真を見てみる。
我ながら才能あるんじゃないと思ってしまった。
先生のサポートが抜群に効いているのがわかる仕上がりである。
必死こいて捨てただけあって残った作品は一際輝いて見えた。
 
同時に気がついたことがある。
写真を上手くするには、捨てることが重要なのだと。
なぜそう思ったか。
 
何回も見返すからだ。
大量の写真を1回で絞るなど不可能である。
だから合格基準を変えながら周回することになる。
すると判断を重ねるごとに評価軸が生まれる。
 
1回目は他と変わらないからボツ。
2回目は構図がイマイチだからボツ
3回目は光の入りが微妙だからボツ。
 
このように毎回異なる目線で写真を見ることができる。
これにより視点が鍛えられるのだ。
 
そしてこれは写真を撮る技術にもなる。
 
光の入り具合って重要なんだな。
背景をボカすのは主役を際立たせるためなのか。
もっと接写で撮ってみよう。
 
捨てた数だけ試したい技が浮かんでくる。
だからこそ上手くなるのだ。
 
そしてこの効果は残っている写真に比例する。
捨てる労力は大きくなるが、これが筋トレのように自分を鍛える負荷になるのだ。
ひょっとすると「写真は量を撮ると上手くなる」という話は、この効果も見込んでいるのかもしれない。
撮りまくり技術を上げ、捨てることで判断基準を鍛えるわけだ。
先人たちの知恵は深い。
 
そして現代は多くがスマホのアルバムに大量の写真を抱えている時代だ。
僕も10年分で約6000枚も残っていた。
写真をあまり撮らなかった状態でこれだから、他にも見返して何がよいかわからないと悩んでいる方はいると思う。
 
ならば思い切って捨ててみてはいかがだろうか?
これはもったいない作業ではない。
技術向上のトレーニングなのだ。
しかもこの過程は残った写真に対する思いも強化する。
厳しい基準を超えて残った写真たちは、人生の名シーンとなるのだ。
これらを明確化すれば、もっとよい1枚を撮るための生き方を目指すこともできるだろう。
 
気軽に増やせる今だからこそ、捨てることが絶大な価値を持っている。
皆さんもぜひスマホ内の写真を捨ててみてはいかがだろうか。
その先にあるのは上手くなった自分だけではない。
人生を彩る傑作たちも同時に浮かび上がるだろう。
 
 
 
 
***
 
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2021-12-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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