成功するために、高い目標はいらない
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:池田義国(ライティング・ゼミ集中コース)
ついつい高い目標を掲げる自分がいた。
成功したいなら、目標は高く持てって言う人も多いし。
お金をガンガン稼ぐことを目標にしろって言う人も。
でも、そうやって高い目標をつくって頑張っても、長続きしなかった。
だって途中で疲れちゃうから。
そんなに疲弊して頑張ってまで、成し遂げたいことなんか、正直ないから。
だって、ご飯は三食食べれる、家には住める、服も着れる、病気になっても薬は買える。。。
足りないものなんかある?
それ以上何を望む?
そんな状態だから、高い目標を掲げても全くモチベーションは上がらなかった。
辛くなったら逃げる。
でも、仕事ができる人間にはなりたい。
美味しそうだなって思ったものを、お金の心配をしないで買えるくらい、お金を稼ぎたい。
好きなことが仕事になったらいいなとも思う。
そんなときにある本に出会った。
それは
『常識を疑うことから始めよう』
である。
この本を読んで、とても心が軽くなった。
そして、決して大きな目標を掲げる必要はない。
そんなことを思わせてくれた。
この本の著者は、ひすいこたろうさんという方。
作家、コピーライターで書籍を何冊も出し、ベストセラーになっているものもある。
そんな人の書いた本の中で、こんなことが書かれていた。
人生に奇跡を起こすことは決して難しいことじゃない。
毎日0.1%ずつ変わっていけばいいから。
0.1%ってどれくらいか?
それについても例が出ていた。
リッツカールトンホテルの元日本支社長の話。
その人は、その日着た背広に、洋服ダンスにしまう前に、「今日もご苦労様」と声をかけていたそう。
そんな小さなことを毎日積み重ねるだけで、「全く違う存在」になるんだそう。
それほどまでに、ほんの些細なことを毎日続けることで、大きく変わるのだ。
だから、決して大きな目標を掲げる必要はないんだと、僕は捉えた。
実際、本書では、そういうことも言われている。
小林正観さんの例を挙げて。
正観さんは、今はもう亡くなられているが、心理学博士で作家でもあった。
また、年間300回以上の公演依頼も受けていたようなスゴイ方である。
そんな正観さんは、こう言ったらしい。
「私は、『夢も希望もない暮らし』をしています」
正観さんは、夢や希望は持っていなかったそう。
その理由はこうだ。
夢や希望を持つというのは、もっと欲しいものがあるということ。
もっと欲しいということは、今は不足と感じている。
不足を感じてるうちは、多くのものを手に入れても、幸せや豊かさを感じられない。
幸せや豊かさは、今すでに満たされてることに気付いて、感謝できてはじめて感じられるから。
という理由からだそう。
だから、そもそも今を幸せだって感じられなければ、どんなに成功しても満たされない。
つまり、今を幸せだって感じていることは良いことなんだということ。
大きな目標をかかげても、それを達成できない間は、モヤモヤしないだろうか?
「なんて自分はできないヤツなんだ」
「まだまだ能力が足りない」
「目標達成できないなんて、なんて自分は意志が弱いんだ」
そういう風に感じることはないだろうか?
でも、そうやって自分を追い詰めなくてもいいのだ。
むしろ、今の自分にあるものに目を向けて、そこに感謝する方が大事なんだ。
本書とは関係ないけど、最近プロ野球の監督になった新庄剛志さんもこう言っている。
「自分に欠けたものばかりを気にしていたら、メジャーリーグで活躍することはできなかった」
そう、だから、能力が足りないとか、自分の短所にフォーカスして自分を責める必要はないし、責めたからといって、それが成功につながるわけではない。
もっと自分の良いところに目を向けて、日々ほんの少しずつでいいから変わり続ける。
それが大事なのだ。
この本に出会う前は、成功するためには、高い目標を掲げ、できなかったら反省して改善する。
そしてそれを継続することが大切だと思っていた。
だから、何となく自分を追い込んで、苦しめることが、成長に繋がると思っていた。
きっと世の中的にも、そんな風潮はないだろうか?
人生苦あれば楽あり。
苦しめば後で報われる。
寝る間も惜しんで努力しろ。
でも、そんな風にわざわざ自分を苦しめる必要はない。
むしろ、もっと自分が楽な気持ちになる方向に物事を考えていい。
もっと自分を甘やかしてもいいんだ。
そんなことを、この本を読んで感じられた。
成長意欲は高いけど、なかなか上手くいかないこともあって、ちょっと苦しくなっている。
そんな方には、ぜひともこの本を読んでほしい。
きっと気持ちが楽になるし、逆にもっと成長できるようになるはずだから。
***
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