メディアグランプリ

ダラダラの対処は、環境を味方にせよ


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:古山有則(ライティング・ゼミ10月コース)
 
 
「はあ、やってしまった……」
 
また今年も年が明けた年始をダラダラしてしまったんです。
 
「これ毎年のことだよ…」
 
なんてことをつぶやきながら、自己嫌悪をしています。
去年の年末に、
「来年はあれをやろう!」
とワクワクドキドキしていたのに、年が変わると急に心も体も完全に正月モードになってしまうのです。
 
「このままではまずい、明日からは……」
と思っているのは、毎年のことです。何も珍しい話ではありません。
気合いだけは「やるぞ!」となるのですが、空回しして、食べては寝てを繰り返してしまい、心も体にもたっぷりと脂肪がついてしまうのです。
このままではいけないと真剣に考えています。
「いやいや、いつもの自分は違うんだ!」
 
と自分を奮い立たせ、机に向かって読書をスタートしました。
よくやった自分と思いながらも、10分くらい時間が経つと、1階のこたつの部屋から笑い声が聞こえてくるのです。
 
「何か盛り上がっているぞ……?」
 
なんて思ったらいてもたってもいられなくなります。
机の上に置いてあるスマホでSNSを見てみると、どうやら面白いドラマが再放送していることがわかりました。
気づいたら、本を放り投げて、家族団欒のところに吸い寄せられてしまうわけです。それだけではなく、ネコも膝の上に乗ってきて、甘えてくるのです。
 
こたつで家族団欒している中でも、僕の心はざわざわしてします。
なぜなら、僕は年始をゆっくり過ごしたいわけではなく、読書をして成長の時間に充てたいからです。
誤解してほしくないのは、もちろん家族団欒が悪いわけではありませんし、ネコが悪いわけでもありません。
 
過去を振り返ってみて気づいたのは、気合いでなんとかなるものではないことです。
気合いでなんとかなっていれば、気合いだけはある僕は悩んでいません。
 
今年こそは変えてやると意気込み、色々な書籍を読み漁ったところ、
「環境を変えてみる」ことを試そうと思いました。
「環境を変えてみる」といっても、何をどうするかを考えていきます。
過去を振り返ると、僕の年始は自宅にいることが多いので、自宅から出ることを決めました。
ただハードルを上げすぎず、車で10分のスタバに移動することにしました。
ただ、時間帯を少し考えます。
年始だと混んでいるなと思ったのと、新作が出ているのを見込んで、一番スタバが混んでいない時間帯の「開店直前」を狙っていくことにしました。
 
翌朝、朝6時30分に目が覚めると、寒さと二度寝の葛藤が待っています。
 
「やばい……つらいぞ……」
 
けど、ここで二度寝をしてしまっては、今までの自分と同じです。
今の現状を変えるためには、起きて準備してスタバに行くことが大切です。
なんとか気合いで乗り切り、準備をして、朝7時にスタバに足を運んでみました。
すると、どうだったでしょうか。
「なんじゃこりゃ。快適すぎる……」
人が少ない店内。暖房で暖かい店内。
少し時間が経ってから、周りを見渡してみると、3人が資格の勉強や読書をしていました。
僕は読書していたのですが、読みかけの本をすぐに読み切ってしまい、
「もう1冊本を持っていけばよかった」
と思ったほど集中できたのです。
 
気づけば、あっという間の2時間で、朝9時。
そろそろだと思って家に帰りました。
 
もしも、僕が二度寝してしまっていたら、おそらく9時頃に起床していたでしょう。そこからこたつでぬくぬく。
おそろべし、環境のパワー。
しかし、大切なのは、継続できるかどうかです。
課題は、起きるときの寒さで二度寝をしないかどうかです。
初日は気合いで頑張って起きました。
気合いで頑張っていることは、継続することは難しいものです。
 
そこで今回も「環境を変える」ことを意識してみました。
朝起きることが難しい理由は、寒いからです。
朝6時に暖房の電源が入る設定にしてみました。
それだけではなく、ユニクロで購入したモコモコを寝る前に着ることで、
起きても、寒くない環境を作り上げたのです。
 
さて次の日はどうなったでしょうか。
朝起きると、なんと暖かいのです。
すると、すんなりに起きることができ、準備をすぐに済ませ、スタバで2時間読書を堪能することができました。
環境を変えることを意識しただけなのに、二度寝を防ぐことはできるし、スタバで熱いコーヒーを飲みながら2時間の自分時間を確保することができました。
僕にとって年始というのは、やる気だけはあっても体も心も起動しない時期でした。
でも、今年は違います。
環境を変えることで対処をすることができました。
一番乗り越えることが難しい時期をこのように乗り越えることができたので、他の日にハードルがグンと下がります。
どんなときも、環境を味方にすれば壁を乗り越えられるのだなと学びました。
 
 
 
 
***
 
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2022-01-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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