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【就活生必見】天職探しはおそらくファッションセンスと同じこと? 


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:十川雅司(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
「天職ってあるの?」
 
誰しもが一度は心の中で唱えたことがあるのではないだろうか?
かく言う私は、この言葉を数千、数万回は唱えています。
 
「一人じゃない」
 
書店に行けば、自分に適した職業の見つけ方などを題材にした本があふれています。
そのことが意味しているのは、世の中の多くの人が“それ”について悩んでいるということ。
あなたは一人ではありません。
仕事について悩んでいる人はこの世界に大勢います。
というかほとんどの人がそうだと思います。てか、みんなです!
 
しかし、仕事と向き合っている人の中で苦しそうな人とそうでない人がいます。
その違いは何なのか?
 
「仕事に対する考え方の違い」
 
あなたは仕事に対してどんな考え方を持っていますか?
考え方というのは同じものごとでも、幸せか不幸かに分ける力を持っています。
もしかしたらその考え方のせいで、あなたの日々は苦しめられているかもしれません。
昔に比べて自由が増えた現代。
我々は何にでもなることができて、なんだって選べるようになりました。
戦国時代にタイムスリップして、百姓か商人か武士しか選べなかった人たちにこの事実を伝えると、どれだけ素晴らしい未来に思えることでしょう。
 
「はい、そうです。“それ”は“それ”ですよね」
 
自由になったとしても、それゆえの不自由や悩み、課題は出てきます。
職業の選択肢が増えることで、何を選べばよいのかわからなくなってしまう。
何にでもなれ、目指せることから、幸せの終着点が何なのかもわからなくなっている。
 
一難去ってまた一難。
人生とは終わりなき戦いなのかもしれません。
しかし、案ずることはありません。
戦い方さえ身に着ければ、戦いは習慣になり、毎日している歯磨きのようなものに落とし込んでいけるはずです。
 
ということで、今回は仕事探しにおいて、圧をかけて、かけまくった息苦しい考え方をいったんリリースします。
もう少し気楽に、そしてより良い方へ考えていける仕事に対しての考え方の一つを提案できればと思います。
 
「自分に似合う服ってどうやって見つけましたか?」
 
私は、数年前までは全く服に興味がありませんでした。
とりあえずユニクロで全身をコーディネート。
自分らしい服を探す労力を極力無くし、無難な服装を見つけることに力を注いでいました。
ところがある日、彼女と上京後初の記念日デートに行くことになりました。
社会人になってからの初記念日、上京してからの初記念日ということで、大人でアーバンな自分を演出しなくてはいけない状況に陥りました。
 
「自分に似合う服ってなんやねん!」
 
服を買おうと思ったのですが、買いに行く場所が分からない。
そして、買いに行く場所を決めるにあたって自分が似合う服を売っている店が分からない。私は、自分が似合う服と向き合ってこなかった過去の自分を恨みました。
 
しかし、これは仕事探しにも言えるのではないでしょうか?
仕事を探さないといけなくなったのだけれど「自分に合う職業って何だろう?」
分からないのでどこに応募したらいいのかもわかりませんし、志望動機なんてのはもってのほかです。
 
ちなみに、現在私は服を買うことがとても好きになりました。
自分に似合う服も見つけることができ、服を買う場所のあたりもつくようになりました。
おかげさまで、自分に似合う服を着ているときは幸せでいっぱいになります。
服の力のすごさに気づきました。
自分に合った服を着ると、いつもより幸せに感じたり明るい気持ちになったりするのです。
皆さんもこういった経験はあるのではないでしょうか?
 
しかし、私がここまでたどり着くのには数々の失敗と出会いがあったのです。
ユニクロ全身コーデから、自分に似合う服を見つけるまでたくさんの服を試着してきました。
靴の先がとんがったお兄系の服や革ジャン、アロハを主張したサーファーっぽい服など試せるものは試しましたが、何度も試着室でため息をついてきました。
 
しかし、ある日彼女の勧めで服を買いに行った日のこと。
自分が選んでこなかったジャンルの服を薦められて着てみたのですが……
 
「似合ってる」
 
初めての感覚でした。
自分の体形や顔、雰囲気にとても合う服だったのです。
この日から、僕は何となく自分が似合うであろう服の“あたり”が分かりました。
 
「仕事探しにおいて試着をしていますか?」
 
“試着の大切さ“
これは、仕事探しにも言えるのではないでしょうか?
あなたは、やったこともない仕事を(着たこともない服を)試さずに、自分に合うかどうかなんて判断できますでしょうか?
あなたは、試着をせずにサイズなどを確かめることができますか?
 
「分からないものはやってみないと分からないのです」
 
当たり前のことですが、これが仕事というものになると忘れてしまうことが多いのです。
仕事をとても崇高なものや重いものと考えてしまっている人がおおいです。
ゆえに、当たり前の感覚で仕事について考えることができなくなるのです。
 
「仕事探しを服探しとたとえて考えてみてください」
 
気になる服(仕事)があれば試着してみる。
そこで、自分に合うか合わないかを考えればいい。
何度か繰り返していくうちに、自分に似合う服(仕事)が分かってくる。
ファッションセンスを磨いていくように、仕事探しもセンスも磨いていく必要があります。
なので、仕事探しで、つまづいている人や落ち込んでいる人はあまり仕事に対して重く考えずに、仕事探しのセンスを磨くという思いでいろんな仕事に挑戦してみましょう。
今の時代、誰でもつながれ体験就職などできますし、アルバイトだって探せます。
 
まずは、試着してみましょう。
 
そして、仕事探しにおいて、大切なのは偶然や助言などの偉大さ。
私自身彼女の勧めで着てみたら、「似合ってた」なんてことになりましたが、
その服屋さんもふらっと偶然立ち寄った場所だったのです。
 
仕事探しで焦る気持ちはわかります。
しかし、偶然や助言を信じてみる機会も設けてみてください。
もしかしたら自分にもっと合う仕事や業界のヒントを得られるかもしれません。
 
ただ、ここで大切なのが、仕事はあくまでもあなたの人生をより良くする一つの要因です。
ですので、仕事ということにあまり比重を置きすぎないでください。
 
最後にひとこと。
あたしが、初めて似合うという感動をしたのは「ユナイテッドアローズ」です。
しかし、現在はもっと自分に似合う服のジャンルを見つけました。
スケーターファッションです。
自分は体が大きいということもありまして、ゆったり目の服が似合うことが分かりました。
そして、アウトドアでアクティブな今の服のジャンルにハマっています。
 
仕事も、人生一つじゃありません。
自分にもっと合う服(仕事)にこれからも出会っていきます。
自分も変わっていきますし、世の中も変わっていきます。
そんな変わっていくのが当たり前の世界ですので、一つのことに重きを置きすぎずに、好きな服を探すような感覚で仕事について考えてみてはいかがでしょうか?
 
 
 
 
***
 
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2022-01-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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