メディアグランプリ

日々の料理とライティング


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:Seiko(ライティング・ライブ東京会場)
 
 
天狼院ライティング・ゼミの受講を始めてちょうどひと月がたった。
昨日は、第三講と第四講の対面講座で、講座は相変わらずとても面白い。
教えてもらうライティングのコツも、なるほどだ。
話を聴いていると書けるような気もしてくる。
今聴いている、このエッセンスを盛り込んで書いてみたい。そう思う。
しかし、思うは易し。行うは難し。
私はパソコンの前に座り、相変わらず言葉が出て来なくて苦しんでいる。
書いてみたいことはあるのだけれど、それがなかなか〝言葉〟という形になって出てこない。
本当にもどかしい。
ライティング・ゼミで学んだら、スラスラと書けるようになるのでは、という考えはどうも甘かった。
 
講座では、書いた文章を、いかに読み手に最後まで読んでもらうか、
その〝コツ〟のようなものを教えてもらう。
別に面白くなくてもいいらしい。とくかく最後まで読んでもらおう! それがテーマだ。
と言うことは、そう、まずは文章を書くことが前提にある。
 
主婦の私は、それが、家族の為に料理を作ることと似ているような気がしている。
料理は、まずは献立を決める必要があり、それは、文を書く際のテーマに値する。
そして、作った料理を、残さず最後まで食べてもらう。
これは、書いたものを最後まで読んでもらうことと同じだ。
 
凝っていたり、珍しいものでなくてもいいし、仰天するほど美味しなくてもいい。
普通でいいのだ。
けれど、その普通を、料理は毎日、ライティング・ゼミの提出課題は毎週一度、続けることが案外難しい。
 
料理を作る前の献立決め。
これが本当に大変だ。
毎日同じものではダメだろう。けれども、私にはそんなに沢山、手持ちのレシピはない。
今夜のおかずは何にしよう? 毎日考えているが、毎日頭が痛い。
そして、凄く美味しくないとしても、残さずに食べてもらう程度の味でなくてはならない。
黙って最後まで食べるということは、驚くほどではないにしても、普通に食べられるくらいには美味しいということだと思っている。
 
自分だけが食べるのならば悩むことは何もない。
相手があるから難しいのだ。
だからなんとか工夫する。
 
料理では盛り付けも結構大事だ。
最初の見た目で食べる側のテンションが左右される。
この導入で、家族の気持ちに「おおっ」があるかないかが変わる。
小さい子供など特にそうだと思う。
ウチの子供達が幼かった頃、娘はプリンセスの柄のお皿とカップ。息子はポケモン。
それだけで大喜びだった。これで食事のつかみの部分は成功というわけだ。
そこに、タコさんウインナーや、クッキー型でくり抜いた星形の人参などを添えると更に完璧さが増す。
夫も同じだろう。
適当に盛り付けたものよりも、キレイなお皿に、見た目良く並べてある方が美味しそうに見えるし、食欲をそそるかもしれない。
 
文章はどうだろう。
「食べてみようかな」のように、まずは「読んでみようかな」と思ってもらえなければ始まらない。
これはタイトルだ。読み手の興味を引くタイトル。
ここから頭を使わなくてはいけない。
 
次は味付けだ。
私の料理も、食べられないほど不味くはないとは思う。
料理好きでもなく、特に料理が得意というわけでもない私だが、
それでも、家族に喜んでもらおうと思いながら日々作っている。
でも限界がある。
当たり前だけれど、私の知識と経験と腕前の範疇以上のものは出てこない。
その、私のいつもの味に、ちょっとひと足し、ひと工夫すると、あら不思議。
「今日、なんだかいつも違う」とぐんとグレードアップしたりする。
 
夫がタンドリーチキンが好きなので、度々我が家の食卓に載ることがある。
私のレシピでは、鶏のむね肉全体に、タコス用のシーズニングハウダーをまぶし、
その上からオリーブオイルをかけて、オーブンで焼く。
これでも、夫も子供達も喜んで食べていた。
それがある時、更にひと手間加えたら、夫に
「今まで食べた中で、一番柔らかいタンドリーチキンだった。
もの凄く美味しかったけれど、何したの?」と聞かれた。
 
テレビで観た、「鶏肉をヨーグルトにつけておくと柔らかくなる」にヒントを得て、
スーパーで買ったヨーグルトに、タコス用のシーズニングパウターを入れて混ぜ、
ついでにケチャップも加えて、その中にいつもの鶏肉を漬け込み、
一日冷蔵庫の中で寝かせただけだ。
私の知らなかった、そのひと手間で、タンドリーチキンは変身した。
 
ライティング・ゼミでは、この〝普段の食事〟を違ったものにする為の、
「ん? 何したの? 今日のタンドリーチキン、今までのと全然違うよね?」
と言われるようなコツを学んでいるのだ。
 
料理は半ば強制的にしているうちに、徐々に慣れていったのだから、ライティングも積み重ね。
出来るだけ書く習慣をつける必要がある。
 
そして、料理を作る時には、家族が喜んでくれるものを、出来るだけ体にも良いものを、
そう思いながら作っているが、
こうして書く文も、読む人が喜んでくれるような、出来れば読後も良いような、そういうものに近づきたい。
 
 
 
 
***
 
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2022-02-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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