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メディアグランプリ

不器用さ天下一品

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:あべえみこ(ライティング・ライブ福岡会場)
 
 
そのキラキラ集団に出逢ったのは今から24年前、わたしが26歳の頃だった。
 
その頃スピード離婚をしたばかりのわたしは心の中で渦巻くドロドロした黒くて重い
得体のしれない何かと格闘する日々を過ごしていた。
 
いくらなんでも結婚10カ月で離婚って?!もう少し我慢できなかった?なにかいい打開策があったんじゃない?直接言われなくともそんな視線が痛いほど身に突き刺さる
 
当時のわたしは一般事務員として働きだして6年目。
主な仕事はパソコン入力と電話応対お茶くみなどの雑務。代り映えのない毎日に飽き飽きしながらもボーナス後に決行する年2回の海外旅行と月に何回かのグルメ巡りが生きがいの、ごく普通などこにでもいるOLだった。
 
そんなごく普通の毎日がスピード離婚を機に一変した。
 
心の中で渦巻くドロドロした黒くて重い得体のしれない何かと格闘しながら・・・・・・
「何かをはじめたい! 人生の新しいスタートをきりたい」という思いが内側からこみ上げてくる。何のあてもなく、こみ上げてくるその想いに徐々に向き合いながら
「何をしたい?」「・・・・・・?」自分が何をしたいのかよく分からない!
 
これまで誰かに敷かれたレールにただただ何となく乗り何となく生きてきた自分に今更ながら気づかされた。
 
ひとまず興味がありそうなものを全て挙げカルチャースクールで受講してみる。
フラワーアレンジメント・クッキング・貼り絵・ヘアーアレンジ・メイクアップ・エアロビ・
ヨガ・スイミング・・・・・・勘を頼りにいろいろとやってみた。
 
一通り興味があるものをやっていく中で「これだ!」と思えたもの
それはメイクアップだった。
 
カルチャースクールでのメイクアップレッスンは毎回違うイメージのメイクアップを学ぶ形式でいつも新鮮で楽しく、そして何よりわたしを前向きな気持ちにさせてくれた。
 
そんな月に1度の楽しみとなっていたメイクアップレッスンのなかで発見する奥の深さ
骨格やパーツの配置によって微妙に変わってくる色の使い方や筆さばき・・・・・・
それまでよく理解していなかったが顔立ちによって1人1人メイクアップ法というものは異なるのだ!その当時のわたしにとって大きな発見だった。
「これを深ぼりして自分のものにしたい!」という気持ちが段々と強くなってくる。
 
元々興味はあった美容の世界。
そういえば高校時代、進路を決めるときにも候補には上っていた・・・・・・ のだが
なんせ不器用さは天下一品!絵心もまるで無いわたしは自分には開けない道だろうと高を括って易々と断念していた。
 
だが今回はある意味やけくそ。
自分ができるかどうかの条件を並べ立てている場合ではない。
今回は「できるかできないか」ではなく、「やりたいのかやりたくないのか」だった。
 
心の奥底で「やりたい!」の大合唱が始まり、わたしは真剣にメイクアッププロ養成校を探しはじめ体験入学とやらに行ってみることにした。
 
ドキドキしながら1人、体験入学に行ってみると今まで身を置いたことのない異空間な雰囲気に圧倒された。
 
体験入学がスタートし、目の前にずらっとインストラクターが並び挨拶がはじまった。
ほぼ同世代の人ばかり、そのキラキラぶりにわたしは「こんな世界があったのか」
「同世代だが今のわたしとは正反対に見える。 キラキラ輝いているあの人たちは
一体どんな半生を送ってきたのだろう?」大きな衝撃とともに猛烈に興味が沸いた。
 
その瞬間「わたしもなりたい!」という衝動に駆り立てられ即決
体験入学当日に入学を決め願書を提出した。
 
これがキラキラ集団との出会いだった。
 
それからわたしは会社勤めをしながらメイクアッププロ養成講座に通いはじめた。
 
プロ養成講座ではあったが、不器用さ天下一品のわたしは最初からプロなど目指しておらず趣味程度に楽しめたらいいという心意気で週に1~2回のペースで通学していた。
 
入学して半年が過ぎキラキラ集団の雰囲気にもすっかり慣れてくると「キラキラ集団のようになりたい!」という情熱のような熱いものがずっと心の奥底でメラメラ息づいていることに気がついた。そんな想いを胸に通学し続け2年近くたった頃に、
またまたこれまでの日々が一変する出来事が起こった。
 
なんとキラキラ集団の一員に抜擢されたのである。
 
天にも昇るとはこのことか!当時大はしゃぎしたのを今でも覚えている。
こうしてわたしは会社勤めを辞め、メイクアッププロ養成校のインストラクターになった。
そう!念願のキラキラ集団の仲間入りをしたのだ。
 
その後キラキラ集団とは10数年苦楽を共にし、これぞ青春と思える濃厚な日々を過ごした。そして時間の流れとともにそれぞれ結婚や出産など人生の次のステップへと進んでいった。
 
憧れからはじまったキラキラ集団がまさかの同僚となり、よきライバルとなった28歳頃からの10数年間はわたしにとって生涯忘れられない貴重な想い出となり今も息づいている。
 
プロになるつもりなど甚だなかった不器用さ天下一品のわたしであったが、あれから24年経過した今もフリーランスとしてメイクアップレッスンを中心に活動をつづけながら人生の面白さ味わい深さを感じさせられつづけている。
 
 
 
 
***
 
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2022-03-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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