メディアグランプリ

人生の攻略本

thumbnail


202*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:bajio(ライティング・ゼミ 2月コース)
 
 
あなたは何か困難なことが生じた時、壁にぶつかったときにどうしますか?
 
仕事で新しいことにチャレンジしたり、人間関係が上手く行かなかったり、悩んでいることが何もない人のほうが珍しいかもしれません。
 
そんな時にどう対処するか?
 
私はそんな時は、その困難に対処する方法や成功例が書いてある本を読みます。
 
サラリーマン人生はかれこれ20年。
 
これまでを振り返ってみても、
入社して先輩から「話している内容がよく分からない」と言われれば、『話し方』の本を読み、
営業に出るようになり、お客さまに商品が売れないという悩むと、『セールス』の本を読み、
立場が上がり、部下の指導に悩むと、『コーチング』の本を読む。
悩みに合わせた本を読むことで、その悩みの原因・何が問題なのかが分かり、どう解決すれば良いのかが分かる。そして、その解決方法を実践してみることで状況が改善する。
結果が出ると、ゲームがクリアできたような気になり、なんとも言えない満足感と喜びがあふれてくるのだ。
 
そう、わたしにとって悩んだ時に本を読むことは、ゲームをするときの『攻略本』である。
例えば、ロールプレイングゲーム。どうにも先に進めない。考えつく方法を全て試してみてもだめ。にっちもさっちも行かない時に、ゲームの攻略本を読んでみると次への進み方がばっちり書いてある。その通りにやれば、次の世界に進めるのだ。
 
子供の頃は、ゲームの攻略本に頼ることは邪道だと思っていた。せっかく買ったゲーム。謎解きが楽しいのに、それを攻略本に頼るなんてもったいない。あとは、なんだか算数の問題集を解説集をみながら解くような、少しズルをしているような気持ち。
でも、なけなしのお小遣いで買ったゲームがどうしても前に進めない。村人全員に話を聞いても、地図の端から端まで進んでも、決められたゲームができる時間が無駄に過ぎ、焦りが出てくる。もう、止むに止まれず攻略本に手を伸ばした。そこにはきちんと次のステージの進み方が書いてあった。「こうしたらいいんだ」ぱっと目の前が開けたような感覚が新鮮だった。
 
良くないのは、ゲームの攻略本を見るだけで満足してしまうこと。ゲームの攻略本は読むだけで楽しくなってしまうのだ。
これも私がよくやってしまうことだ。
本を読み、インプットすることで、なんだか問題が解決した気になったり、成長したような気になってしまう。
昔、「通信空手」というのがあって、通信教育で空手を習うというのがあり、その講座をみるだけで、自分が強くなったような気になってしまう、という笑い話があったが、それと同じだ。
 
ゲームを始める前に攻略本を読む。それではゲームの楽しさは半減してしまう。まずは自分自身でゲームをする。そして壁にぶち当たり、どうにもこうにも行かないときに初めて攻略本を読むことで、はっと驚くような発見ができるのだ。
 
そして、そんな私はいま、ゲームの攻略本を作る側になりたいという欲が出てきた。
これまでは、攻略本に自分が救われてきたが、今度は自分が作った攻略本で誰かの助けになりたい。何せ、攻略本はたくさん読んできた。サラリーマンとして20年それなりの経験をしてきた。それをアウトプットしたいという気持ちが出てきたのだ。
 
それが私にとって、「ライティング・ゼミ」を受けた大きな理由だ。自分がこれまで得てきた知識、インプットしてきたことを表現したいという気持ち。自分がこれまで勉強してきたこと、本を読んできたこと。それを自分の悩みに活かすことができたこと。これまでは頭に入れっぱなしだったこうした経験を文章にする。
 
講義を受講し、毎週提出の課題に取り組むことで新しい発見があった。それは自分がインプットしてきたことをなかなかアウトプットできないこと。文章に落とせない時は自分の頭でよく理解できていないということ。悪戦苦闘し、文章にしてみることで初めて、自分の言葉で話せるようになった気がした。
 
そして、一回自分の言葉にしてみると、別の機会でそのことを話す機会があったとき、自然に表現することができたのだ。これまでは、インプットしただけの内容を話そうとしたことを伝えようとしたときに上手く伝えることができなかった。文書を一回書いて見ることで、頭の整理ができたのは新鮮だった。
 
ライティング・ゼミの良いところは、毎週月曜日の課題提出の期限があること、期限があることで、少なくとも毎週1個は自分の考えをアウトプットすることができる。課題提出のために2000字の文章を書くことは正直大変、いつも絞り出しているが、それでも出来上がり、フェイスブックに投稿したものをあとから見てみると、自分の頭の中から一つ作品が出てきたようで嬉しい。
 
文章を書くこと、これが今の自分の楽しみであり、チャレンジでもある。
上手く書けず、壁にぶつかると、講義を再度見直したり、ライティングの早速買って読みふけるのを自分らしいなあ、と思いつつ、今も課題に取り組んでいる。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2022-03-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事