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自己肯定感に否定されていませんか?


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記事:大塚 久(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
「自己肯定感が低いから認められないんですよ」
 
僕は研修会で講師をすることがあるのだが、その時受講生に「できていますよ」と伝えても「いや全然です」と言われてしまうことがある。講師ができていると言っているのになぜできないと思ってしまうんだろう? 理由が知りたくて受講生に聞いてみた時に返ってきた言葉が冒頭の言葉だ。
なるほど、では自己肯定感が高くなればできていることをできていると認識できるようだ、それならば自己肯定感を高める関わりをすればいいはずだ、せっかく講習会に来てくれたんだから知識や技術だけじゃなく、自己肯定感も高まってもらいたい。そもそも講習会に参加すること自体が知識や技術を得て自己肯定感を高めたいから参加しているんじゃないか? そしたら自己肯定感を高めることにフォーカスして講義をしたら自然といい講義になるんじゃないか。早速取り入れてみよう。
 
自己肯定感を高める方法は様々な書籍を見ると大体「成功体験を積む」と書いてある、なるほど、成功体験をしてもらえばいいのか、講習会であれば何かしらができた時に「できた」と思ってもらえれば成功体験につながる。よし、できた時に「できていますよ」と伝えるようにしよう!
 
ん、ちょっと待て、確か「できていますよ」とは伝えているはずだ、でも「自己肯定感が低い」からできているのを認められない、自己肯定感を高めるにはできていると思ってもらう必要がある。
自己肯定感が低い→できているのを認められない
自己肯定感を高める→できているのを認める
 
これ自己肯定感を高めるの不可能なんじゃないか?
 
みなさんもこんな経験ないだろうか? この文章を読んでいる人なら 一度は自己肯定感を高めたいと思ったはずだ、そして成功体験を積もうと思ってやってみるとなかなか成功しない。そんなとき書籍には”小さな”成功体験を積みましょうと書かれている、小さなというのは例えば早起きが成功だとしたら目覚ましをセットした、ちょっと早めに布団に入ったなどが小さな成功体験になる。もちろん成功体験としては間違っていないのだが、自己肯定感が高い人ならそれを成功と認識できる、しかし自己肯定感が低い人はそれを成功体験と思えないのだ。これでは一生自己肯定感なんて高まらない。
 
自己肯定感が高まるのって、オリンピックで金メダルをとるみたいなもので、普段からコツコツ努力して、できないことが一つ一つできるようになり、対戦相手よりも上手くでき、さらに周りのサポートや当日の状況など運の要素も味方して最後まで失敗せずに成功し続けた時に初めて達成できる、要は参加した人間の中でたった1人しかか自己肯定感を高めることはできないのだ。
 
友人の子供がコンクールで銀賞を取ったらしい、はたからみると十分すごいことなのだが、本人は「毎日練習したのに金賞に届かなくて悔しい」と言っていたそうだ。もちろん自己肯定感は高まっていないだろう。
 
みんな自己肯定感に否定され続けているのだ。肯定感に否定されるとかきつすぎる、自己肯定感に否定されるのはもうやめにしないか。
 
自己肯定感に否定されないようにするにはどうすればいいか、これは自己肯定感よりも前から使われているであろうこの言葉を使ってみてはどうか? それは
 
「参加することに意味がある」
 
思い通りの結果が出なかった時に一度は言われたことがあるんじゃないだろうか? これは、結果は望んだものではなかったけど、それまでの努力した日々は間違いない、それを認めようという言葉だ。これなら肯定とか否定ではなく、在ったことを認めようということになる。
 
在ることを認めるって空気を吸うぐらい簡単で、生きていれば息をするだけで空気は吸うことができる、在ることを認めるって例えばこの文章を読んでいるだけでも、読んでいる自分がいる→自分が在る、と認められるし、誰かに「おはよう」と挨拶するだけでも、相手に声をかけている自分がいる→自分が在ると認めことができる。しかもさらにすごいことに自分が在ることを認めるだけでなく、同時に文章が在ること、挨拶した相手が在ることも認めることができる。相手に「おはよう」って挨拶して「おはよう」て返ってきたら嬉しくならないか? それでいい、要は在りのままでいいのだ。
 
これからは肯定感に否定されずに、在ることに目を向けてみよう。金メダルは1人しか取れないけど、自分で在るのは世界でも自分だけだ。金メダルよりも自分が在ることのほうが何億万分の1の奇跡なのだ。在りえないことを認める時の言葉を実はみんな知っている。この言葉をたくさん使えば使うほど自分の在り方を認められるはずだ。これからはみんなでたくさんこの言葉を使おう。
 
ここまで読んでくれて「ありがとう」
 
 
 
 
***
 
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2022-04-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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