ノータイムポチリで即座に行動
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:YUKO(ライティング・ゼミ2月コース)
「ノータイムポチリ」という言葉をご存知だろうか。
農園を借り、週末農業を始めて、3ヶ月目に突入した我が家。
私が農園を借りるという決断をしたときも「ノータイムポチリ」だった。
あらゆることを「ノータイムポチリ」しだすようになって
フットワークが軽くなり、若い頃よりも格段に経験値が増え、
人生は面白く、楽しい。
このインパクトある8語は、とてもキャッチーで
脳裏に定着しやすく、実にいい感じなのだ。
約2年前。TEDでお話をされていた小野裕史さんのプレゼンテーション動画で
出会い感銘を受けた。
「ノータイムポチリ」とは、新しいことを始める時、
悩まずに「=ノータイムで」、一歩踏み出す「=ポチる」
ことを意味する。
新しい事に挑戦する時、人間は往々にして、
できない理由を並べ立てたり、不安を感じる傾向があるように思う。
私もそうだった。
しかし、何事も実際に
「やってみないとわからない」のも事実だ。
「ノータイムポチリ」する基準は、
自分がやりたい、と心が動いたかどうが。
自分自身の中で、”興味”という感情が沸いた時、
それは、きっと「自分の中の才能が反応しているのだ」と思う。
犯罪や法に触れる事でなければ、
やりたい! と思った事はやるべきだと思う。
理由は明確。
人生は有限。そして1度きりなのだから。
やる前に悩むのではなく、ポチってから考える。
これが、小野さんが提唱する「ノータイムポチリ」だ。
小野さんは、運動が苦手だったにも関わらず、ダイエット目的で
3ヶ月後に開催されるフルマラソンにポチッとエントリー。
これがきっかけで小野さんのランニング人生が花開く。
その後も、ポチポチと過酷なレースにも参戦し、わずか4年の間に
砂漠を250km走るレースで世界一になり、
本を出版するまでになられた凄いレジェンドなのだ。
きっと、フルマラソンをポチる前に、
「ろくにトレーニングもしていないし、完走できないのではないか」
「途中リタイアしたら格好悪いな」などなど、
出来ない理由や不安に目を向けていたら、今の小野さんは存在しないのだろう。
かくいう私自身も、この言葉に出会っていなければ、
今、ここでライティングゼミの課題を執筆している自分はいなかったと思う。
本の魅力は理解しているが、
活字を読む事自体が得意ではない私は、文章を書く自信など皆無。
そんな私に、”広報”という仕事が命じられ、
呆気にとられていた2022年の幕があけた1月。
たまたま通りがかり、
変わった名前に惹かれ入店した天狼院書店。
一見さんだった私は、漆黒のブックカバーがかけられた秘本とやらの
存在意義もわからず、頭に? を浮かべながら、店内をウロウロしていると
「ライティングゼミ」のチラシが目に飛び込んできた。
察しの良いスタッフさんが、スルスルと近づいてきて、
ライティングゼミの詳細と、秘本についても丁寧に説明してくれた。
説明をひとおり聞いた後、私の心の中をブルブルと動かしたのは
やはり「ライティングゼミ」だった。
帰宅後、すぐに「ノータイムポチリ」したものの、
「毎週1回、2000字の課題提出があります」と聞いた時は、
正直、絶対無理だと思ったのも事実。
3年前の私なら、そこから出来ない理由を並び立て、
ライティングゼミの門を叩くことはなかったはずだ。
冒頭に書いた農園も同様に
できない理由や不安は、いくらでも思いつくが、
自分の心が動いた感覚を何より大切にして「ノータイムポチリ」したのだ。
高齢化が進んだ農園では、我が家の存在は超のつく若手。
周囲の農家さんから、物質的な支援をいただいたり、
これまで彼らが長い年月をかけて培ってきた知識を教えていただき、
「ノータイムポチリ」しなければ決して出会うことのなかった素晴らしい出会いに感謝している。
さらに、私が農園をはじめて最も良かったと感じている事がある。
それは、彼らの背中から学ぶことが多いことだ。
お隣の農家さんは、80歳をゆうに超えたご夫婦。
決して、機敏に動く身体ではない。
そんなご夫婦だが、いつも颯爽と自転車で現れ、
寒さや暑さをもろともせず、かなりの重労働である畑仕事を
たんたんとこなす。
お手伝いを名乗り出たところで、大丈夫だよと、
自分のことは自分でこなしていく。
さらに、50年以上、農業していても学びの連続だと、
私達にじゃがいもの植え付け方法を教えつつ、
自分たちの畑では、他の方法を実験し、
「どっちが美味しくできるかな」
と、無邪気に笑う。
近い将来、訪れるであろう、
体力の衰えや老化を嘆く未来が来た時に、
今見ている彼らの後ろ姿は、未来の自分への励みになると確信している。
現時点で、ライティングゼミも畑仕事も、花開くのかは未知数ではあるが、
「ノータイムポチリ」によって、すでに素晴らしい副産物を得ている事は
言うまでもない。
***
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