fbpx
メディアグランプリ

人は無知によって太り、知識によって痩せる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:桐渕 真人(ライティング・ライブ東京会場)
 
 
昨年41歳の夏。
83kg 体脂肪率24.5%。
腹囲93cm。
鏡の前にデブが居た。
 
2020年3月ごろ、コロナ禍による外出制限が始まった。
私の職場では、業界でもいち早く在宅勤務をスタート。伴って、毎日往復20kmを自転車で通勤していたのがいきなりゼロになったのがまずかった。在宅勤務で快適なかわりに、体型維持のための努力が要るということか。
 
さて痩せるか。
だが待てよ、オレの人生が言っている。
楽して痩せるようなグッズは全部オカルトだ。
人は食った分だけ太り、動いた分だけ減量する。魔法はない。
食べるのを我慢することは、人生が楽しくなくなるから、運動で痩せる一択だ。
幸い20年の踊りの知見がある。
長く続けるために、毎日楽しいことが重要だ。
デブになったヤベェという一時的な焦りに任せて、後々「つらい、めんどくさい」と思う強度にしちゃダメだ。
さあやるぞ。
我ながら自分に合った最高のトレーニングメニューを考えた。
そして3ヶ月で終了した。
 
最初、ぱたぱたっと減量したものの停滞期に入ったとたん、続ける辛さの方が浮き彫りになってくる。決定的なのは「あれ、コレ一生続けないともとの木阿彌……?」という事実に気づいてしまった。心が折れた。
 
トレーニングをサボった途端、3ヶ月かけてこつこつ減らした駄肉がお釣りを連れて帰ってきた。
 
あれ。
オレ何も悪いことしてないのになんで太ってんだ。
むしろ腹八分目くらいにぐっと抑えてるくらいだ。
これは何かが間違ってる。
まず知識をつけよう。
話題の「LifeSpan~老いなき世界~」を始め関連の書籍一気にを読み漁った。
めちゃくちゃ面白かった。
もっと早く知りたかった、いくつかの知識を得られた。
 
結果、2ヶ月で10キロ減量。
そしてこの生活なら、オレ一生続けられる。
これは良い。
 
ついでに。
同じ食生活をしていた嫁さんは、毎週1キロ減って、学生時代の体重に戻った。
いわく「私なにも(努力)してないよ?」
そりゃそうだ。
食事作ってるのオレだもの。
 
今回明らかになった40年余りの間違いは以下の通り(本に書いてあった難しい内容をできるだけすっ飛ばして、自分なりにわかりやすく解釈してあるので、科学的な正確性は欠いているかもしれない)。
 
1.糖が唯一の太る原因である
縄文時代、人の脳はビタミンが不足すると「甘いものを食べたい」という信号を発すると当時の人は果物を食べて補給したと考えられる。この機能は現代人の中にも生きているが、現代人はお菓子やらケーキやら純粋な糖分を食べる文化に変わってしまった。体はビタミンを欲しているので糖をとっても信号を出し続け、甘いものを無限に食べ続けたくなるんだそうだ(すごい心当たり、ある)。しかも糖分を摂ると快楽物質が分泌されるため、中毒性も持っている。
白米、白い小麦粉、上白糖は精製された純粋な糖分になっていて、ビタミンやミネラルなどを削ぎ落とされているどころか、体に吸収される際に体に蓄えてあるビタミンやミネラルを使用するため、栄養吸収という観点ではかえってマイナスにすらなるということだった。
なんだそりゃ、ビールやタバコと一緒じゃないか。
悲報。お米は主食じゃなくて嗜好品だった。
 
2.本当に摂るべき「主食」は炭水化物じゃなくて食物繊維
つまり、野菜だ。お母さん野菜は「副菜」って言ってたけど……。えぇ……。
 
3.1日3食、食べなくてはならないというのもウソ
腸にとって3食は過負荷となり、より重要な免疫機能や老化を妨げる役割を果たせなくなるので、1日16時間は何も食べない時間を作るべき。必然的に1日1食か2食になる。
 
4.救世主はナッツ
ナッツの脂肪分は(難しい話は割愛して)とても良質なので全然太らないし、上記16時間の断食中に食べても、腸の機能に支障を来さない、らしい。
 
これらの4つの知識を実際の生活に落とし込んで実践してみた。
・朝食は食べずに昼12:00、夜19:00だけとし、16時間以上の断食期間を確保。
・かわりにミックスナッツを大量に買っておき、腹が減ったら我慢しないでボリボリ食べる。
・24時間野菜のスープを作り置く。これをお米に代わる我が家の「主食」と名付け、魚のダシ、肉のダシ、コンソメ、味噌、醤油などバリエーションを持たせて飽きない様に遊ぶ。お米、小麦粉、砂糖、白い3つの糖を禁ずる代わりに、野菜スープはいくら食べても良し。
・甘いものが食べたくなったらリンゴなど果物を。その代わりいくら食べても良し。
※油についてはまったく制限なし。
 
このルールで実践した。
上記の通り、食べる内容は変えたものの、量はむしろ増えた。が結果は翌週すぐに出た。1キロ減……!
続けていくと停滞期間なしで毎週1キロあれよあれよと減っていく。体はなんだか調子が良い。昼食後に眠くならなくなった。
 
一方、糖分を摂らない食生活でどこまで頑張れるか実験してみた。
私はライフワークとして、よさこい踊りを20年、結構激しいのを続けている。
イベントの際は街中をぐるぐる移動しながらあちこちの会場で一日中踊り続けたりするが、糖分ゼロで全然乗り切れた。なんということだ……。
 
この生活を我慢なしで維持する要がナッツだが、食べ過ぎると肌荒れするんじゃないか? とときどき質問を受ける。
確かに、ナッツをアホほど食べ始めて1~2周間は肌荒れがあった気がするが、その後収まって現在に至る。夫婦ともに同じ経過だったので、ナッツの脂肪分を分解して吸収できる機能が備わるのに1~2週間かかるということなのかな、と個人的に解釈している。
 
こうして「人は無知によって太り、知識によって痩せる」という悟りを得た。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2022-05-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事