運動のために近所を散歩してただけなのに、湘南天狼院でウォーキングの講師をやることになった話
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:大塚 久(ライティング・ゼミ2月コース)
「こんにちは! 天狼院書店の草間です。湘南でウォーキングのイベントをぜひ企画しましょう!! 」
歩き始めて約2ヶ月が過ぎた頃に湘南天狼院の店長草間さんからなんの前触れもなく届いたメッセージだ。今思えば読書クラブという天狼院のコンテンツの営業のための挨拶程度のメッセージだったかもしれないが、純粋な僕はその誘いに乗り、イベントを企画することにした。
そもそもウォーキングのイベントなんて全くやる気はなくて、運動のために散歩を始めたのがきっかけだ。ここ最近体重の増加が激しく、それをコロナ禍のせいにしていたが、いよいよ言い訳ができない体重になり、渋々歩き始めた。僕は理学療法士というリハビリの仕事をしているので、僕自身が歩けないのではリハビリの患者さんに示しがつかない。
そんな不純な動機で始めた散歩がまさかウォーキングのイベントに繋がるとは思ってもみなかった。お腹が空いたからたまたま入ったお店がめちゃくちゃ美味しくていい店だった気分だ。
そもそもなぜイベントをやることになったんだろう? 思い返してみれば「歩き始めたこと」が大きな要因なんだと思う。歩かなければ天狼院書店にも行かなかったし、そこで店員さんに声をかけられなければライティングゼミにも申し込まなかった。ライティングゼミに申し込んだらまた歩いて天狼院に行ってゼミを受けなければならない。
実は「歩く」そのものって目的ではない。歩くことの目的って歩いたその先に何が待っているかだ。そもそも家に帰るために歩いていたのが、「お腹が空く」という状況になったら食べ物屋を探すに目的が変わる、そしてそのゴールが思ってもみない体験につながることもある。めちゃくちゃいい店に当たる時もあれば、2度と行きたくないような店に当たる時もある。それはそれでいい話のネタになる。
元々、運動のために歩き始めたのだが、途中から「天狼院のライティングゼミに通うため」に目的が変わってきた。ゼミのために通う頻度も増えればその分店員さんとの距離も近くなる、その結果が最初の
「こんにちは! 天狼院書店の草間です。湘南でウォーキングのイベントをぜひ企画しましょう!! 」
につながったわけだ。おかげで歩く目的に「仕事の打ち合わせ」というものが加わった。
天狼院では本だけでなく、体験を売っているらしい。まさかライティングゼミで記事を書く体験をしていたところから、ウォーキングの講師を体験するはめになるとは思ってもみなかった。どれもこれも結局歩き出したから事から始まった。
歩くことの本質は体を動かすことで自分の心を動かすことなのかもしれない。歩く距離が短いということはそれだけ自分の生活範囲が狭いということ、生活の範囲が狭くなると「いつも通り」が増え、新しいものに出会うチャンスは少なくなる。「いつも通り」だと心は動かない。もちろんその状態は心が安定しているので悪いわけではないが、安定していると成長はできない。
歩く距離が長くなればなるほど生活の範囲が広がり、「いつも通り」以外のことが起きる。「いつも通り」以外のことが起きると「不安」や「期待」など心が動く。心が動くことでその状態に適応しようと成長をする。それが結果的に新しい仕事につながった。
今はスマホで歩かなくても新しいことに触れる機会はあるが、それはスマホの画面を通した平面の情報だ。そして新しいことで心は動いているのに体はじっと動かないでいる。これでは心身のバランスは崩れて不調になる。画面だけの情報だけでなく、心も体も動く立体の情報に触れて初めて心身の状態が揃い、体験につながる。
僕は歩くことで人生が変化してきた。やりたいと言っていた畑でのマルシェの開催が現実になったし、本を読む量も以前の3倍になった、仕事の効率も上がったし、開催したワークショップの参加者も増えている。天狼院の講師もその一つだ。
もし今、何かしらの閉塞感を感じているならまず今よりもちょっとだけ多く歩いてみてほしい。歩くことで何が変わるかはわからないが、少なくとも自分の体が変わる。自分の体が変わることでその体を使ってやっていることが変わる、体を使ってやっていることって実は日常生活の全てだ。朝起きるのも、トイレに入るのも、食事をするのも、仕事に行くのも、パートナーと過ごすのも体が必要だ。日常が変わると人生が変わる。歩くことで人生が変わると思うと心が少しだけ動かないだろうか?
歩くことの先には思いもよらない効果が待っている。一緒に歩いて心を動かしてみないか?
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