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メディアグランプリ

全部が重要に見えるときの優先順位の選び方


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:深谷百合子(ライティング・ゼミNEO)

毎日毎日、どうしてこんなにもやることが多いんだろう?
好きで用事を増やしているのは自分なのだけれど、書き出した「やることリスト」を見ると、ちょっとゲンナリする。

「やらなければならないこと」から「やりたい」と思っていることまで、ひとまず全部書き出すと、ざっと30個近い数になる。で、ここからがいつも私の頭を悩ませるのだ。「優先順位をどうするか?」問題だ。

会社員時代は「優先順位を考える時間がもったいない」と思って、目の前の些末なことを片っ端から片付けていた。「別に急いでいないけれど連絡しておかなきゃ」などと、頭の中にとどめているのが嫌だったから、その場で終わらせてスッキリしてから大事なことに取り組む。そうすると、どうしても時間がおしてきて、結局残業したり睡眠時間を削る羽目になった。最後は自分の体力任せで何とか乗り切っていた。

これではまずいと思った頃、「重要度と緊急度で優先順位を決める」という話を聞く機会があった。話を聞いて、「全くおっしゃる通りです」と思ったのだけれど、「そうは言いますけどね」と私は心の中で反発していた。だって、頼まれる仕事と言ったら、大抵は「すぐに!」とか「できるだけ早く」と言われることばかりなのだ。「やることリスト」に書いた仕事のほとんどは「緊急」だった。だから、私にとって仕事の優先順位は「仕事の締切り順」になっていた。

フリーになってからは、少し様相が変わってきた。やることは相変わらず多いのだけれど、「緊急の仕事だらけ」の状況ではなくなった。むしろ、すべてが「重要な仕事」に見えてきた。だって、やらなければ収入に結びつかないし、学びだって大事だし……。

どれから手をつけようか? いやいや、迷っている時間がもったいない。

まずは締切りのあるものや、やらないと人に迷惑をかけてしまうことを先にやろう。緊急度高いしね。そう考えてやり始めてみたが、1日が「やらなければならないこと」だけで終わってしまう。それが続くと、何だかいつも追い立てられている気分になってしまった。

こんな毎日、何だか面白くない。
私は1日の終わりに、どんな感情を感じていたいんだろう?

私は自分が本当に欲しい感情は何かを考えてみた。
私が毎日やり終えたことに対して感じていたのは、「解放感」だった。
「やっとひとつ終わった-」という解放感。
でも、私が本当に欲しい感情は解放感ではなかった。私が欲しかったのは、満足感とか充実感だった。

例えば、人が気づきを得て表情が変わった瞬間を見た時の喜びとか、「よく頑張ったな、私」と思える場面とか、心の中でガッツポーズが出ちゃうような、そういう感情を得たかったのだ。そんな感情を感じる日々を積み重ねていったら、1ヶ月後、半年後、1年後の未来はすごく変わっているような気持ちがする。

それ以来私は、「やることリスト」に書き出したことの一つ一つを見て、それをやり終えた時の感情を想像してみることにした。
「やれやれ終わった」と思うのか、「よし、今日もよくできた!」、「よし、ここまで進んだぞ!」と思えるのか。

ほんの少しの違いかもしれない。けれど、やってみて気づいたことは、解放感を味わう時は、
「自分じゃない何かにコントロールされている時かもしれない」ということだった。

「誰かに言われたから」
「そうするのが常識だから」
「そうした方が良さそうだから」
というようなものに囚われている時だ。そこには何だか熱量が無い。自分の燃えるような意志も無い。そうと分かったものは、少しずつ手放していくようにした。

「時間が余っているのだったら、やったらいいし、時間が無いならやらなくていいや」と割り切ることにした。

そうは言っても、頼まれたことや、自ら進んでやろうとは思っていないけれど、やらざるを得ない仕事もある。

「仕方ないからやるか……」と思いながらやるよりも、どうせやるなら、もっと前向きな感情で取り組みたい。

「もし今日が人生最後の日だったとしたら、何をしたいか」
そんな問いがふと思い浮かんだ。

普通だったら、「最後にこれを食べておきたい」とか、「誰それに会っておきたい」とか、「どこそこへ行っておきたい」と、自分の欲望が出てくるところだけれど、もし本当の本当に最後だったとしたら? 人は案外自分のためではなく、誰かのために動くのではないかな。

私は格好つけたがりだから、残された人にできるだけいい印象を残したい。ありたい姿で最後を締めくくりたいと思った。

たとえあまり気が乗らない頼まれごとであっても、もしも最後まで人との約束を守りたい自分でありたいなら、「やらなければならない」ではなく、「責任をもってやり遂げたい」に
変わるかもしれない。そう感じられたら、やり遂げたとき、私は満足感を感じているだろう。

そう思うようになってから、私は毎日のやることリストを眺めては、「どれが終わったら、やり遂げたと満足できるだろうか?」を基準に優先順位を決めている。毎日やり残すことは沢山あるけれど、1日を終える頃、「今日1日やり切った」と思える日が増えている。

***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2022-06-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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