メディアグランプリ

ゲーム出来ないのは時間が「無い」からでなく「読める」から


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記事:村人F(ライティング・ゼミNEO)
 
 
大人になってゲームが出来なくなった。
この言葉をいっぱい聞いてきた。
もちろん、僕にもそう言った時期があった。
 
やりたいゲームはいっぱいある。
老後の楽しみに取っておくなんて言っていたけれど、もう100作以上はあるんじゃないか。
こんな感じでプレイしたいけれど出来ないのは大人共通の悩みに思える。
 
その1番の要因は、時間が無いことだろう。
仕事が大変だからゲームをする隙なんて見つからない。
こういう理由である。
 
しかし改めて考えてみると、ゲームをやりまくっていた子どもの頃も、今と同じくらい時間が無かった。
学校の宿題も出ていたし、部活もあった。
そして僕は「ゲームは19時まで」と親に言われていた。
だから社会人になった今の方が、むしろ自分でコントロール出来る分あるのではないかとさえ思う。
 
だが、それでも子ども時代はゲームが出来た。
ということは、時間が無くても本当はプレイ可能なはずである。
それなのに大人は、そう言って避けてしまう。
この理由を考えると、出来ない本当の要因が見えてくる。
 
それは、ゲームをやる時間が「読めて」しまうことだ。
大人になると「〇〇日までに仕事を終わらせろ」と毎日厳しく言われる。
家事も溜め込むと大変だから同様に時間を決めて片付ける場合が多い。
そして、この生活を続けていると段々どのくらいで終わるか予測可能になる。
 
これこそ大人をゲームから遠ざける最大の原因ではないだろうか。
実際、私は今この問題に悩まされている。
今年の7月に発売する『ゼノブレイド3』
本作をその理由で避けようとしているからだ。
 
広告を見てもメチャクチャ面白そうだからプレイしたい。
しかし、それでも躊躇する理由は前作の実績が頭に残っているからだ。
なんと、クリアまでに250時間もかかったのである。
250時間!
つまり1週間に10時間プレイしても半年かかるじゃないか!
 
しかも厄介なことに、そのゲームはとても面白かった。
なにせ休日全てを捧げるほどだったから。
他のプライベートは犠牲にしている。
確実に人生で1番ゲームをした期間だった。
 
しかし私は今年32歳になるし、婚活も本格的に始めようとしている。
そんな状況で同様に200時間はかかるだろう本作に手を出していいのか。
こう考えると買えなくなってしまう。
おそらくゲームを出来ない皆様も、似たような思いを抱えているのではないだろうか。
 
だが私は、この迷いを断ち切る方法に心当たりがある。
なぜなら250時間も費やした前作をプレイしたのは大人になってからだからだ。
これが出来たのは、備わったもう1つの技術をフル活用したからに他ならない。
 
それこそ、時間管理だ。
例えば仕事のノルマをこなすためには、スケジュールを細かく設定しなければならない。
この作業は〇〇までに終わるという具合に予定を立てるのは必須スキルだ。
そして、これをプライベートに応用することでゲーム時間を捻出したのだ。
 
しかし、多くの人はこの技術を仕事でしか使おうとしない。
休日にわざわざ、そんな労力をかけたくないというのが理由だろう。
 
しかし、考えてみてほしい。
休日以上にその力を発揮する場面があるだろうか。
なぜなら100%自分のためだからだ。
愛する家族のためにも使えるし、趣味にも利用出来る。
会社に対し時間を費やす仕事とは大違いだ。
 
だから、本当は休みの時こそ培った管理能力の使い所なのである。
これを駆使すればゲームをする時間をひねり出せる。
クリアまでの時間を予測可能なのだから、予定もそれに合わせて組めるだろう。
こうして時間の密度を詰めておけば、無計画だった子どもの頃よりずっとゲームが出来るのである。
 
実際、私はこの事実に気づいてからゲーム時間が飛躍的に増えた。
年間で500時間以上プレイした期間が3年ほど続いている。
だから『ゼノブレイド3』も今は、なんとか時間を捻出して遊ぶつもりだ。
 
そして、この考えはやりたいことを避けていた大人に勇気を与えるのでは無いだろうか。
時間が無いと感じているかもしれない。
しかし、確実に管理能力が子どもの頃より育っている。
それを駆使すれば、好きなことにも捧げられるはずなのだ。
 
そしてこの力を使えば、人生がもっと華やかになる。
ゲームは大人になっても楽しいからだ。
こういう時間を作ることこそ、充実したプライベートにするための秘訣だろう。
 
私たちは仕事を通して様々な能力を身に付けた。
ならば、その力を自分のために使っても良いはずだ。
そうすれば生活も、今よりもっと素敵になる。
 
だから今こそ、自分のために時間を読んでみてはいかがだろうか。
その結果ひねり出した期間こそ、あなたの人生を彩る最高の瞬間なのだから。
 
 
 
 
***
 
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2022-07-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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