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メディアグランプリ

子供には教えられない修学旅行がここにはある


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:松下広美(ライティング・ゼミNEO)
 
 
ブー。
 
いつものように、iPhoneをかざして通ろうとしたら、通れない。
かざした改札は、赤く光っている。
ちゃんとかざせていなかったのかと思い、もう一度やってみたけど同じだ。
 
アプリの設定を確認すると、予約は、取れている。日にちも、合っている。
違うのは……あれ、会員IDがこれじゃない!?
 
新幹線の改札を通ろうとしていたときのこと。
今の仕事に転職する前は、少なくとも月に1回は新幹線に乗っていたので、アプリで簡単に乗れるようにしていた。もう慣れたものだ……と思っていたが、現実は違う。
新幹線に乗るのは、2年ぶりくらいで、自分の会員IDで予約を取るのもそれ以来。
普段は会社用IDで、関係者の切符の手配をしていたのはわかっていたので、自分用に変えた、まではよかった。ただ、自分用も2種類あって、選択する会員IDが違った……。すでに予約をとってしまっていたのですが、払い戻さないとICカードがないので通れない。手数料が痛い……が、泣く泣くやり直すことにした。
今度こそ……。
自信満々に改札を通ろうとすると、またもや止められる。
 
えー、もう、まじでー。
 
名古屋駅で、3回くらい連続でタッチをしてみたけれど、改札はブーブー言うだけで通してはくれない。
結局は、変えた覚えのないICカードの番号が違うだけだった。
やっと通り抜けて、ホッとしていたのかエスカレーターで上がると、そこは東京方面へのホームだった。
 
いや、違うし……。
その日の目的地は京都。
上がったばかりのホームから、階段で下りる。
 
気を取り直して、京都方面のホームへ行く。
ここからは、身体に染み付いていた。
京都駅で降り、JR奈良線に乗り換える。ひと駅先の東福寺で京阪に乗り換える。そして祇園四条駅まで行く。
地下鉄で四条駅へ行って……という手もあるし、市バスで行くという手もあるけれど、京阪になぜか乗りたくなってしまう。
乗り換えに一番いい車両も把握している。
 
京都へ行くときの目的地は、5年ほど前からはいつも「京都天狼院」だった。
多いときは毎週行っているんじゃないかというくらいだった。
京都天狼院にスタッフとして、仕事で来るようになるなんて……。
祇園四条駅1番出口の階段を上りながら、ひとりニヤついていた。
 
京都天狼院に行く前に、鴨川の写真を撮る。
変わらない景色にホッとして、京都天狼院に向かう。
 
その日、「秘トリップ」の打ち合わせに来ていた。
 
 
「秘トリップ」というのは、タイトルを秘密にしている「天狼院秘本」という大人気シリーズの旅版ということで2017年に初めて開催された。
当時、京都天狼院はオープンしたばかりで、全国各地から「行きたい!」という要望を受けて、京都の旅部が開催されることになった。
なかなか旅のコンテンツが決まらない中で、仮予約はどんどん入り、早く詳細を教えてくれ! というお客様からの圧があった。
そこで、天狼院の店主である三浦が、旅も秘密にしてしまえばいい! と「秘トリップ」を思いつく。
 
そんな感じで始まった「秘トリップ」だが、何年か開催をされていなかった。
この夏に、旅部が大々的に開催する! となって「秘トリップ」を開催しないわけには行かなかった。
 
秘密のスケジュールは大まかには決まっていたが、詳細が詰められていなかった。
改めてのスケジュール確認と、更にできることはないかと作戦会議を開いた。
以前の旅で何をしたか、記録を調べ、記憶を手繰り寄せ、そのときに参考にしたのが「写真」。
 
旅、というものに、写真は必須アイテムとなる。
行ったスポットの写真、食べたものの写真、そして出会った人たちとの写真。
秘トリップのFacebookグループに投稿されている写真を、スタッフ山本と確認する。
 
「これって、〇〇さんだよね? 懐かしい!」
「こっちは八坂神社に行ってるけど、知恩院は行ったっけ?」
「確かグループ分けして、チームTとかチームMとかにしましたよね!」
「あーそうそう! そうだ! え、私はどのチームだったっけ?」
 
この感じって、やっぱり修学旅行じゃん!
卒業アルバムに載っている写真を見返しながら、思い出話をしているような気持ちだった。
 
天狼院旅部は「大人の修学旅行」と言われている。
遊んで学んで、旅を満喫する。
また、出会った仲間たちと、一緒に過ごし、いつの間にか仲良くなってしまう。
学生時代の修学旅行がとても楽しかったという人も、実はそうじゃなかったという人も、学生時代に戻ったかのように楽しめるのが、天狼院旅部なのだ。
 
集合すると点呼があり、名札を渡される。
観光、学び、遊び、いろいろ詰め込んだ時間を過ごす。
そして、夜は子供にはわからない、大人の楽しみの時間になる。
初めてあった人たちとも、夜になる頃には仲良くなり、枕を並べて話は尽きない。
帰りの時間が近づくと、いつまでも終わってほしくない気持ちにさせられる。
 
Facebookに投稿されている秘トリップ写真たちは、どれもがとても懐かしく、当時の記憶をぐぐっと呼び起こしてくれる。
写真を見るだけで、幻想の世界のような撮影スポットに行ったことや、夏の川床の暑さや匂いまで昨日のことのように思い出す。
 
 
さて、懐かしんでばかりはいられない。
同じような……いや、それ以上の楽しさを、お客様に味わっていただかなくてはいけない。
 
何年か先に、秘トリップ参加の方々と同窓会を開いたときに、みんなで楽しく思い出せるような旅にする。
 
「秘トリップ」7つの秘密。
全てを知ることができるのは、参加をした方のみです。
 
京都でお待ちしています。
 

【7/30(土)〜7/31(日)】《7つの秘密を持つ》京都天狼院「秘トリップ」2022年夏版!!京町家で学んで遊び、京町家に泊まる!見て、聞いて、食べて、京都を堪能する2日間!《初参加/お一人参加大歓迎》7/30(土)までの早期特典あり!
https://tenro-in.com/event/238356/

 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2022-07-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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