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メディアグランプリ

手放せ! さらば与えられん


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:添田咲子(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
〝出すと入ってくる〟というのは、よく言う話。
〝宇宙は真空を嫌う〟というスペースの法則然り、スペースが空くとそこを埋めようとする力が働き、その時に必要なものが入ってくるというもの。今の自分に必要なものを手に入れるにはまず、手放すべきものを手放しなさいよ、ということだ。
 
近頃、家の中のあちこちが片付いていないことが気になって、気になって……。
いざ、片付けようと重い腰を上げ手を付けると
やれ「まだこれは目を通してない……」
やれ「まだ使えるし……」
と手にとっては元に戻すor別の場所へ移すのみ、を繰り返す自分。
これ! これなんだよぉー! モヤるのは!!
新しい感覚を手にしたいと言いながら、古いものを手放そうとしないその自己矛盾!
そこにある〝モノ〟が嫌というより、その煮え切らない自分をどーにかせい!! と私の内側が訴えているのだ。
 
先日訪れた素敵なカフェで、これまた素敵なグッズが販売されていた。眺めているとなんだか心がわくわくし、エネルギーが上がる感覚のあるアート作品があった。それが毎日眺められたら……とふわ~っとイメージするやいなや
「あの家に飾ってどうなるのよ?」
と秒でセルフ突っ込みが入る。
「ああそうだよね、あの中に埋もれてしまったら、きっと途端に価値を失ってしまうんだわ……」
とさっき上がっていた自分のエネルギーを封印した。
 
また先日、街で素敵なランプが並んでいるお店を遠目に見かけた。エキゾチックな雰囲気、引き込まれそうな色合い。
「なんだろう、素敵。もっと近くでよく見てみたい……」
と近づこうとした瞬間
「見てどうすんの? 置く場所もないんだから、買うことも絶対ないでしょ」
またしても秒で、突っ込みが入った。
「そうだそうだ、どうせ買わないんだから、見てもしょうがな……」
ちょっと待てよ、と思った。私、今自分が心惹かれたものが確かにあるのに、過去からため込んだものがあることを理由に、新たなわくわくに手を伸ばすことすらさせないように通せんぼしているじゃないか。手放さないから入って来ないというのはまさにこういうことか! これはまずい、実にまずいことだ。
今まで何度となく、何気ない瞬間に、無意識にこのパターンを繰り返してきたってことじゃないのか?この思考パターンはモノを買う、ということだけに留まらないはずだ。
〝行ってみたい〟〝やってみたい〟〝知りたい〟〝見てみたい〟そんな未知のものを求める好奇心を〝行ったことないから〟〝よくわからないから〟〝できなさそうだから〟〝つまらないかもしれないから〟と既知の狭い意識で無意識に却下してきたことがこれまでにどれだけあっただろうかと考えたら、恐ろしいほど自分の可能性に自分で蓋をしてきたことを認識した。
 
お尻に火のついた私は、家の中の断捨離を始めた。
一気にやろうと思ったら、果てしなさすぎて逆にやる気がなくなってしまうので、短時間に1か所を集中して解決していくことにした。
まずは衣類。クローゼットを開け、実際着ていないもの、着たいと思わないもの、着ないことはわかっているけどまだもったいなくて捨てられなかったものを、フリマサイトに出す・中古品買取に出す・古布回収に出す・捨てるに分別した。手放すことを決めると、思いのほか心が軽くなることに気付いた。これはもう快感と言った方が良い。使わないのに、そこにあることによって目にするたびに〝あるものを使えていない〟罪悪感を日々小っちゃく感じ、知らず知らず自分にダメ出しをしていたのだ。
 
一度気に入って手に入れたものでも、感覚が合わなくなってくるということは当然起こる。
やりたかった仕事、習い事、遊び、ファッション、人付き合いでも同じことが言えるだろう。
その感覚を〝飽きる〟と表現することが多く、多くの場合〝飽きることは良くないことだ〟というジャッジを下しがちだが、本当はそんなことはないはず。〝飽きた〟と感じたら、それはそのモノやコトから自分は必要なことを得るだけ得て満足したというサインであり、〝卒業〟と捉えたら良いのだと思う。飽きた感覚は次に進んでいいよ、という福音なのだ。それならちゃんと、飽きている自分を認めてあげないといけない。何より、飽きた自分を責める前に、そこから何を得られたのか? その点に注目できると、手放すものに対して感謝の気持ちも湧いてくる。
 
飽きるということと、もったいないという感覚はセットで登場する。でも、もったいないって、何がもったいないのかをもう一度自分に問うた方がいい。私たちの命の時間は例外なく全員、限られている。あと100年生きる人はほぼ居ないだろうし、終わりがいつかは誰も知らないはずだ。あと残りの、5年か10年か数十年かを、自分がその時求めているものに正直に生きずに過ごすとしたら、それこそもったいない以外の何物でもないのではないか。
ひとつずつ、自分を満たしていった先にまた新たに見えるものが現れる。そうやって自分を丁寧に満たしながら日々を重ねていった先には、どんな景色が見えるのか。自分でしかたどり着くことのできないその景色を見てみたいと私は思いながら、コツコツ断捨離を進めていく。
 
 
 
 
***
 
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2022-09-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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