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ライティングゼミと懇親会の店プレゼンバトル


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:阿部真巳(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
「今回のプレゼン大会優勝は、焼肉Tです!」
3連休明けの平日20時。
登壇者4名に対して、私は50%近くの投票率を得て、画面越しに拍手を浴びていた。
オンラインで開催された「推しプレゼンバトル:ビジネススクールの生徒が選ぶ懇親会の店」という、何とも奇妙な大会。
賞金等の褒賞はないが、やはり優勝という結果は嬉しいものである。
半年前なら、この結果は得られなかっただろう。
この優勝は3ヵ月間学んできたライティングゼミの成果であると考えている。
 
池袋駅から数分歩いたビルの2階。
本屋にしては少々怪しげな佇まいの店舗で、その講座は開催されている。
元々は大学院のゼミで研究成果が書籍化されることが決まり、そのスキルを得るために受講を申し込んだのが「ライティングゼミ」だ。
私は、この講座の存在を知らなかったのだが、書籍化のことを知っている友人から誘いを受けたのが受講のきっかけだった。
 
ネタバレになってしまうので、あまり詳しくは書けないが、そこで教えられえることの一つとして「徹底的に読み手の立場に立つ」ということだ。
プレゼンテーションで私が最も意識したのは、この点である。
今回のプレゼン観戦者は、ビジネススクールの学生である。
私も通学していたので、どのようなことに興味があるのか、その特性は知り尽くしている。
彼ら彼女らが好きなのは、自分たちが学んだことを肴にお酒を飲むという事である。
その中でも特徴的なのは、ビジネスの社会的価値や、自身が成し遂げたい志といった、一般社会では理解されづらいキーワードだ。
つまり、これを主題にするべきだということになる。
このようなことがわかっていたとしても、かつての自分であれば、顧客のことは考えず、自分の言いたいこと、お店の特長や、料理の味を延々と並べた内容になっていたはずだ。
 
次に意識したのが「ストーリーで読者を惹きつける」ということ。
たとえ興味のあることであっても、それを、ただ並べるだけでは観客の心を掴むことはできない。
それらをストーリーで表現し、感情の落差を生むことで、観客の興味を最後までつなぐことに有効である。
 
これらを踏まえて、選択したお店は「焼肉T」
いや、元々このお店で登壇しようと考えていたので、選択というより語るべき切り口を定めたという方が正解かもしれない。
そして、ストーリーも人づてに聞いてはいたが、オーナーにインタビューを行い、自分の言葉として語れるようにする。
やはり、伝え聞いたものと、本人から直接聞いたのでは信憑性が違う。
 
ここまできて、ようやくストーリーラインが完成する。
「学生のみなさんには、焼肉Tをおすすめしたい!」
「なぜなら、素晴らしい経営理念と志をもったオーナーだからです」
「その理念を実現するための、事業継承で大変な苦労があり、それを乗り越えたことで今があるのです」
「当然、味も最高です」
 
これを原稿に起こして1,800字程度。
分量的にも5分のプレゼンにちょうどいい。
焼肉屋の紹介プレゼンなのに、味は最後に少し触れるだけである。
 
ここまで、簡単にできたように書いてはいるが、実は、このプレゼン資料は半日で完成させたものである。
ライティングゼミの課題を、毎週テーマを自分で考え2,000文字程度の記事を書くのは相当に時間を消耗する。
私にも仕事があり、ライティングゼミ以外で、プロボノ活動にも取り組んでいる。
どうしても、時間がとれなくて、プレゼン資料の作成をスタートしたのは、本番前日の夜半過ぎから。
実はここでも、学びが生きている。
毎週書き続けることで、基礎体力ならぬ基礎ライティング力がついてきているように感じる。
基礎力が付いてくると、必然的にスピードも上がってくる。
まさに、量は質に転嫁する、という事だ。
とはいえ、スピードを上げすぎると、内容の質が落ちてしまうという矛盾を抱えているので注意が必要だ。
 
何とか開始15分前、ギリギリのタイミングでプレゼン資料が完成し、開始時間まで練習をする。
部屋の中なら、なにやらぶつぶつと話す声が聞こえてくるので、家族は不審に思ったことだろう。
 
19時になり、いよいよ本番がスタートする。
私の順番は4人の出場者中、4番目。
 
1番目のプレゼンターは、ネパール料理店を取り上げ、懇親会の幹事にとって素晴らしいお店という視点で発表を行う。
いきなり斬新な切り口だ。
2番目のプレゼンターは、野菜を中心としたヘルシーで質の高い料理店を取り上げ、店舗の戦略について発表を行う。
これも、観客の好みを捉えている。
3番目のプレゼンターは、学校に最も近い中華料理店を主題にし、まさかの録画映像でプレゼンを行う。そして、映像終了後にプレゼンターが中華料理店に移動し、店主のインタビューを行うというライブ感あふれる発表。
オンラインミーティングという特性を生かした奇策だ。
実は私も店舗から中継をしたかったが、お店が定休日だったので断念した。
 
ついに自分の出番。
僅か15分しか練習時間を取れなかったため、いつもより緊張している。
早口にならないように、と言い聞かせながら、軽く深呼吸をして、マイクをオンにする。
「みなさん、こんばんは!」
ここから先は、あまり覚えていない。
何カ所か噛んでしまったが、5分の制限時間内ちょうどに終えることができた。
司会者の質問に答えながら、チャットを見ると「感動した」「素晴らしい」「焼肉食べに行きたい」という多数のコメントが流れていた。
いよいよ結果発表。
司会者がドラムの音を流して場を盛り上げる。
「今回のプレゼン大会優勝は、焼肉Tです!」
「よーし!」と叫んだが、マイクをオフにしていたから、聞かれていないはずだ。
家族は変な声が聞こえてきて、また不審に思ったことだろう。
優勝できた要因は、観客の好みをとらえ、それをストーリーで惹きつけたことであると感じている。
 
「ライティングスキルは様々なアウトプットに応用がきく」
これはライティングゼミの初回授業で学んだことだ。
いつもは文章で表現しているものが、今回はパワーポイントを使用したプレゼンテーションになっただけで、根底にあるものは同じだ。
文章を書きたい人だけでなく、プレゼンテーションが上手くなりたい方にも、この受講は、おすすめだ。
ただし、毎週2,000字程度の課題提出をしないと実力は付かない。
そこを乗り越えた先に違う世界が見えてくる。
 
 
 
 
***
 
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2022-09-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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