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メディアグランプリ

不思議な名前の書店が開く「人生が変わる」講座で、本当に人生が変わったのか

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:松尾麻里子(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
天狼院書店の三浦店主、
いま、もっとも気になる他人の一人だ。
 
そもそも、初めてこの書店の名前を聞いたときは、
 
「え? テンロウイン? 天璋院なら知っているけど」
「え? テンショウイン? 何それ?」
 
と、ボタンの掛け違いまくりの友人との会話が、もはや懐かしい。
 
「天狼院書店といって、本屋さんなんだけど、ここのライティング講座に通うとものすごく、書くスキルがつくらしいよ。マーケティング業界では、数年前から話題の書店なんだ」
 
マーケターの友人はそういうと、やや誇らしげに、その書店の店主が書いたという著書を私に見せてくれた。
 
本屋さんなのに、ライティング講座をやっているって、どういうことよ。しかも、この本のタイトル、すごい名前だし、それにお店の名前もそう、その存在自体がどんどんとモヤがかっていって、きっと、ものすごく訝しげな目で友人を見ていたのだろうけれど、そんな視線はなんのそのといった感じで、
 
「まあ、一度ホームページを覗いてごらんよ」
 
と、操られるがまま、“天狼院”と検索ワードを打ち込み、そのまま、まんまと人生が変わる、と銘打つライティング・ゼミを申し込んだのが今年の5月
 
そもそも、文章が上手になりたいとは全くもって思っていなかったんだよな。
どうして、この講座を受講することにしたんだろう。
 
しばし、考えてみたが、おそらく、この「人生が変わる」という一文に引き込まれたのだろう。文章が書けるようになると人生が変わるのだろうか。一見すると関連がなさそうな、「文章を書く」ということと、「人生が変わる」という2つのセンテンスが交わると何が起こるのか、単純に、すごく知りたくなった。当時の心境はまあこんなところだろう。
 
第一回の講義は、受講前からドキドキした。
「人生が変わる」と聞いていたからだ。
 
どう変わっていくのか、そのプロセスが予測できないから、恐怖すら覚えた。打ちのめされるのかもしれない、思考を全否定されるのかもしれない。
 
講座は、天狼院スタッフによる注意事項から始まる。
そして、講師の三浦店主の登場、
 
この、三浦という男、いかほどか!!
 
歴史小説好きの私は、心の中では、こんなことを思いながら、臨戦態勢を取っていたのだが、登壇したその姿を見て瞬時に、三浦店主=メガネ、白シャツ、黒パンツ、そして、神々しいまでの御頭というメモリーが、私の頭にインプットされた。とても印象に残る人物であった。
 
服装に、理由があるかどうかはわからないが、故スティーブ・ジョブズ氏がいつもイッセイ ミヤケの黒タートルとブルージーンズであったように、三浦店主も生産性をあげるため、もしくは、イメージ戦略のために、いつも決まった服装を選んでいるのかなと勝手に思っていた。そう思い込んでいたので、あるとき、ほかの講座での三浦店主の服装が、黒スーツにピンクのネクタイ、という日があって、それに少しショックを受けたことも事実だ。
 
さて、その講座の中身はというと、
さすがに、初めてライティングに挑む人に向けての導入講座ということで、難しい言葉をなるべく排除し、知識が全くない人でも、理解できるよう、よく噛み砕かれている内容だった。それに、講座の中では、たびたび、
 
「簡単です!」
「誰でも出来ます!」
 
と三浦店主が声を高々として、言い切るのだった。
不思議と、そこまで一点の淀みなく「出来る」と言われると、自ずと、出来るかもしれないと思い始めるところが、人間は面白いなと思う。講義も終盤になると、不安はもう消えており、今日学んだことをベースに、早く書いてみたいなと気持ちが焦るほどだった。
 
この講座は、期間は3ヶ月、全8講にわたる講義と、2000文字を射程とした文章を全16回提出し、フィードバック担当講師による、自分の文章への評価を毎回いただけることがメリットの一つだが、私はというと、体調不良で2回ほど提出できなかったが、なんとか、14回は提出まで漕ぎ着けることが出来た。初めてにしては、ネタ切れもせず、なかなか頑張ったなと思う。
 
もう一つのメリットは、担当のフィードバック講師が、これは第三者に見せても大丈夫と認めた文章は、天狼院のホームページに掲載してもらえるという特典があるのだが、なんと、信じられないことに、私は、実に6回も掲載させてもらえたのだ。ライティングなんて、右も左もよくわからない状態で書き始めている私としては、この結果は、かなり意外だったし、これで初めて、三浦店主の言葉を信じることが出来たのだった。
 
あの店主、やりおるのう。
 
と、三浦店主のメソッドをすっかり信じきっていた私だが、
最後の最後で、やっぱり、三浦店主に謀られていたことがわかった。
知らず知らずのうちに、私たち受講生は、三浦店主のある魔法にかかっていたのだが、その魔法が解かれた瞬間、私はやっと自分の力を信じることができるようになった。
 
メソッドだけじゃないんだ。
私は、文章を書くことは、自分に対する禊だと思っている。いや、そう思っていた。自分が経験を通し、感じてきた良い感情も悪い感情も、全て、自分を揺るがすものを全て文字にして、誰かに読んでもらうことが、より、なりたいものに近づく一歩だと思っていた。でも、それじゃ、人の心は動かせない、そう思い込んでいた。読者目線ってなんだろう、っていつも考えていた。でも、この掲載6回、と言う結果は、三浦店主の言葉を借りれば、私の想いを込めた私のための文章であっても、人を感じて動かせた、ということなのかもしれない。
 
そして、今、この文章を書いている私は、とても重要な分岐点に立っている。
目の前には、2つの道が分かれていて、いずれの道を選んでも、その先には、いま、もっとも気になる他人の三浦店主が座っているのだが、どちらの道に進むべきか本当に迷っている。いずれにせよ、この究極で贅沢な悩みは、天狼院書店という不思議な名前の書店を知らなければ、生まれなかったであろうと思うと、きっかけをくれた友人との何気ない会話が、なんと尊い時間であったのかと思う。
 
天狼院書店のライティング講座は、
本当に「人生を変える」講座なのかもしれない。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2022-10-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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