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コロナ禍でのNew海外旅行!!!


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記事:後藤灯(ライティング・ライブ大阪会場)
 
 
始まりは、英語の先生の誘いの言葉だった。
「オーストラリアの同世代の子と文通してみない?」
7月の中旬、先生に職員室に呼び出されて、ドキドキしていた私に先生はそう言った。この文通は私の通う高校とオーストラリアにある高校との交流のために行われるそうで、先生によると、私の他にも同級生が数名参加していた。正直、戸惑った。だって、オーストラリアの人と文通するってことは英語を書かなければならないからだ。私は、英語は読むのも書くのも苦手だ。しかし、同時に、ここで断ったらきっと私は大きな素晴らしいチャンスを逃してしまうのではないかと思った。私は、思い切って先生の誘いを受けることにした。
 
そして、12月。
私は日本に居ながら海外旅行を経験した。
 
日本に居ながら海外旅行に行ってきたよ〜!って言うと、
は?何言っているんだろうか、こいつは。って聞いた人はみんな考えると思う。
私は本当に海外に行ってきた訳じゃない。実際は、海外に住んでいる私と同じ世代の人とZoomを使って交流したのだ。自己紹介から始まり、日本についてのクイズや向こうの国(オーストラリア)についてのクイズをお互いに出し合ったりするなど、楽しくお喋りをした。
この交流会は文通だけの交流ではなく、実際に顔みて喋る機会をつくろうという先生方の計らいで生まれたものだった。
 
一言で言うと、この恋流会は……
めちゃくちゃ、楽しかった。
 
驚くことに、交流しているうちに、英語が喋れないことに心配していた気持ちは無くなっていた。とにかく、「オーストラリアに住んでいる人と喋りたい!」と言う気持ちが大きくて、私は緊張しながらも、英語を喋っていた。ただただお喋りすることが楽しくて、会話が弾んだ。
 
海外の人と交流することって海外を旅行することと似ている。どっちもすごく貴重な経験だ。交流することでオーストラリアがどのような国なのか知ることができて、実際にオーストラリアに行ったような感覚を味わうことができた。オーストラリアについての話を聞くのがとても楽しかった。オーストラリアで住む人は、私とは違う文化で育ってきているため、話をしている時に、正直文化の違いも感じて、どういうことだ?と思ってしまうこともあった。しかし、そんな気持ちを味わえることもまた、この交流会の醍醐味なのかもと思えてきて、面白かったし楽しかった。また、実際に顔を見て喋ると、文通をしていた時よりその人の性格や雰囲気が伝わってきた。
 
私がこの交流会で知ったのは、世界は本当に広くて色んな人がいるということと、失敗を恐れずに何かに挑戦することの大切さである。
オーストラリアの高校には、様々な肌の色の人がいた。オーストラリアは思った以上に多文化だった。しかし、そのオーストラリアに住む人と日本に住む私は「英語」という共通言語で繋がることができた。そのことに、私は大きな魅力を感じた。
私は、苦手だと思うことに挑戦する時はいつも失敗を恐れて辞めてしまう。実際、先生からオーストラリアの人との文通を誘われたときは、英語が苦手だから断ろうと思った。しかし、多分ここで断っていたら、私は全く成長しなかったはずだ。オーストラリアの人との文通やZoomでの交流会を経験して、海外文化に触れたことで、私は今まで以上にこの世界に興味を持つことができた。
また、このオーストラリアの人たちとの交流を通して、同級生との仲も深まった。この交流会に参加していた、今まであまり喋らなかった同級生と、この交流会の話で盛り上がった。初対面だったオーストラリアの人とも、顔見知り程度だった同級生のどちらとも仲良くなれた。いろいろ得しまくる交流会になった。
 
この交流会は、めちゃくちゃ楽しくて、時間かあっという間に過ぎていった。あの時、職員室で勇気を出して先生に「参加しますっ!」と言って本当に、良かった。オーストラリアの人との文通やZoomでの交流会は、とても有意義な時間を過ごすことができた。
オーストラリアとの交流は私をこの世界の素晴らしさを教えてくれた。私が生きていた「世界」はめちゃくちゃ小さくて、私はめちゃくちゃ狭い視野しか持ってなかったんだと気づいた。だから、将来世界を旅して、すごく大きくて広い世界をこの目で見て、視野を広げたいと思った。
 
コロナ禍で、なかなか海外に行って異文化交流会ができない今。だからこそ、より、海外の人と交流するのは価値があって、貴重な機会になったと思う。
全ての始まりである文通の交流に誘ってくれたあの英語の先生には感謝でしかない。
 
 
 
 
***
 
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2022-12-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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