メディアグランプリ

逆になぜSNSのアイコンを自分の顔写真にできるのか?

thumbnail


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:村人F (ライティング実践教室)
 
 
FacebookやInstagramなど、SNSをやっていて不思議に思うことがある。
なぜ自分の顔写真をプロフィールのアイコンに使えるのだろう、と。
 
もちろん自分のアカウントなのだから顔を載せるのが自然という論理もわかる。
ただ私は絶対にそんなことはできない。
自分の顔写真が嫌で嫌で仕方ないからである。
SNSのアイコンが自分の顔ということは、毎日それを見る羽目になるわけだ。
その状況に耐えられないのだ。
そのためFacebook等で自分の顔写真を普通に使える人が多い事実に驚いている。
 
しかし私の場合は昔からのコンプレックスによるところが大きいかもしれない。
小学校のころのあだ名が「フランケン」であり、つまりそういうイジられ方をしていたからである。
また左目が右目に比べて1.2倍くらい大きいなど、顔に対して自分の顔に対してあまりいい印象を持っていなかったのだ。
だから大学を卒業するまでは鏡を見ることですら耐えられなかった。
そんな状況なので、SNSのアイコンを自分の顔にするなど言語道断だったのである。
 
ただ当時と比べると、この苦痛はだいぶマシになっている。
現状は鏡を見ることに抵抗はないし、調子が良ければ「案外カッコいいじゃん」なんて思えるときもある。
自分でブサイクだと信じていたときには考えられない心境だ。
 
いつの間に改善したんだろうか。
考えられる要因は2つある。
1つは大学に入った辺りから「メガネを掛けなければ悪くない」など褒め言葉をもらう機会が出てきたからだろう。
つまり高校を卒業して県外に出たから、フランケンと呼んできた人たちと関わる必要がなくなったということだ。
それによって自分の中の評価軸も変わっていったわけである。
 
そしてもう1つの要因は、自分が嫌いである限り一生嫌いなままであることに気づいたからである。
これは仕事を始めて1年くらい経ったころかもしれない。
色々とうまくいかないことが続き精神が疲れていた時期に、いつの間にかそう考えるようになっていたのだ。
だからカラーコーディネーターの資格取得などファッションの勉強をし、シャンプー等を高級な品にするなどの努力をするようになった。
その過程の中で自然とコンプレックスが薄れていき、自分の顔を褒めることができるようになったというわけだ。
 
しかし写真となると話は別だ。
他人に撮られることすら抵抗がある。
SNSのアイコンに使うなど絶対に無理だ。
どうやら自分の顔を認めるのとは違うハードルがあるようだ。
 
もしかすると、私の写真に対するイメージがそうさせているのかもしれない。
それは作品として完成されていなければならない。
この定義である。
 
つまり自分の顔が写った写真であろうと、優れた風景やポートレートのように自分が心から良いと思える存在でないと許せないのである。
ましてやSNSのアイコンなど、何よりも自分を語る題材になる。
そんなものに中途半端な自画像など決して使いたくない。
こういった厄介なプライドが原因のように思えてきた。
 
そう考えたとき、天狼院書店の写真教室に通い続ける理由が見えてきた。
それは最も撮りたい写真が、自分の顔であるということだ。
 
つまり作品として納得のいく自画像が作れないのなら、その技術を得ればいいと無意識に思っていたのだろう。
実際、講座を受けていてもカメラの技術だけでなく、モデルの表情筋の使い方など自分の魅せ方について興味を持つ機会も多かった。
考えてみると、これは自分の顔写真を求めていたから気になったのかもしれない。
 
そして、こうして目標が具体化するとより勉強をしたくなった。
当然ながらカメラの技術も必要だから『ナショナル・ジオグラフィック?』の読み潰しも必要だろう。
『パーフェクト・ポートレートゼミ』に参加し実際に撮ることも大事だ。
また自分の顔が少しでもいいと思えるようジムへ行く、表情筋を鍛えるトレーニングを行うなども必要だ。
まだまだ足りないことだらけである。
 
しかし、目指す先が定まることで学ぶ意欲もより向上するわけである。
それは撮る技術、撮られる技術である。
こうなると今年1年は写真をみっちり勉強したい。
心からそう思えた。
 
そして、この先に誇れる自分が生まれるのだろう。
これをSNSアイコンとして使用することで、私をより認めることができる。
そこを目標にして、己を磨き続けていきたい。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2023-03-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事