私の青春時代にこの昭和のアイドル2人がいてくれたことに感謝している。
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:齋藤由美(ライティング・ゼミ4月コース)
昭和のアイドル=私のメンターであり、私の人生の師匠である。
2人の生き様が私のお手本だから。
1人目は、あの山口百恵さんは誰もが知っている伝説のスター。
松田聖子さんとは対照的で、10代で歌手デビューしてあっという間に結婚して引退してしまった。幼少期はかなり苦労したと言われている。
彼女のお母さんは、今でいういわゆる未婚の母だったために生活保護を受けていて、内職で生計を立てていた。
山口百恵さんも新聞配達をしていた。
どこか大人びた雰囲気は、長女だからしっかりしなければならないという、その背景があったからだったと今はわかる。
結婚後もエピソードは続いた。
三浦友和かが全く仕事が全くない時期があったと言う。
一時は、国立の家を売ろうと考えたこともあり、悩んだ。
その時、百恵さんは「10万円しかなかったら10万円の生活をすればいい」と言ったそうです。要するにその時あるお金の範囲内で生活をすれば良いじゃないという意味だ。
それは当時の友和さんにとっては、とても救われたと言う。
あの伝説のアイドルがこんな一面もあった。
豆苗のうえの部分を使用したとしても、下の部分を捨てずに栽培して再利用した。
百恵さんが、生活に苦労したからこそ対応できたことだと思う。
恵まれた生活しかできなかったら、友和さんにも言えなかったと思う。
百恵さんには、一本の芯が通っていたようなきがする。
なぜ、この百恵さんが私のメンターになったのかというと、
私の家も機能不全家族だったからだ。
お金には困らなかったけど、精神的に苦痛を強いられた。
毒親と言われる父親は、いないほうがマシだと思った。
独裁者の父親に心を傷つけられた。
「これならいないほうがマシだ」
そう何度も思った。
私が男だったら、殺していたかもしれない。
それくらい強烈な人だった。
百恵さんが、スターになって売れた時、案の定父親が名乗り出てきた。
百恵さんは、もろともせず、相手にしなかった。
それは、父親と認めなかったからだろう。
家庭があるにも関わらず、自分たち子供を設け、生活を面倒見なかったのだから当然だ。
私も、自分の父親は家庭を持ってはいけない人だったと思う。
百恵さんは、どんな事があっても自分の信念を貫いた。
私もどんな時もブレないで信念を貫いてきてよかった。
そう今は思っている。
2人目は、松田聖子さんだ。
松田聖子さんは、仕事の面でのメンターだ。
デビュー前のオーディションで、声がワンオクターブでないため、難しいと言われた。
次のオーディションのときには、喉の手術をして可能にしたのだ。
それは、今でも有名なエピソードである。
それだけじゃない、メンタルの強さは、もう皆さんわかっている。
あれだけ貪欲に仕事でもなんでも自分のものにしてきたら、スキャンダルとして
世間に叩かれるだろう。
でも彼女はそのスキャンダルさえも踏み台にしている。
もろともせず、乗り越えてきた。
暴露本を出されても、気にしない。
いったいどうしたら、ああなれるのだろうか。
私も強くなりたかった。
心が強ければ、どんな逆境も乗り越えていける。
だから、聖子さんには、かなわない。
今では、彼女を超える歌姫はいないと思う。
冒頭でも書いたように、
私は幼少の頃から、家庭には安らげる場所がなかった。
だから、百恵さんと聖子さんの歌に支えられてきた。
この2人のうたともに生きていたような気がする。
百恵さんは、結婚後引退をしたが、国立の家の近くに住んでいたこともあり、
常にそばにいたようなきがする。
百恵さんの趣味の1つのキルティングの作品も生で見たこともある。
幼少期に果たせなかったことを楽しんでやっていたようだ。
そんな百恵さんの近くにいたことは、とても嬉しかった。
また聖子さんは、今でも現役で歌い続けている。
聖子さんの歌を聞くと、その当時の思い出や記憶が蘇ってくる。
そんな聖子さんが、さやかさんを亡くすという事件が起きてしまった。
もうしばらくは、復帰できないんじゃないかというくらい憔悴しきっていた。
2,3年は、復帰しないのではないかと思っていたが、やはり聖子さんは強かった。
わずか3ヶ月で復帰を果たした。
この事で、やはり聖子さんは並大抵のメンタルではないと思った。
子供を亡くした親と言うのは、親を亡くすよりも辛いと聞いたことがある。
しかも有名人だから、ありとあらゆる憶測で噂をささやかれ、民間人よりも遥かに大変なはずなのに。
この事で、私もいつまでも過去を引きずっていられないという思いになった。
いつまでもネガティブな方に目を向けるのではなく、明るい方に目を向けようとシフトチェンジした。
そう、今を楽しもうと、努力していたら、本当に楽しくなってしまった。
今では、毒親に傷つけられた人の相談にのっている。
この2人の生き様やメンタルから学んだことは数え切れない。
この2人が自分の青春時代にいてくれて、幸運だったと思うし、感謝している。
***
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