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メディアグランプリ

SNSで広がる友人の輪


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:あんこ(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
「SNSでできた友達と飲み会? それって、大丈夫なの?」
初めてSNSで仲良くなった人と飲み会に行く時、友人に言われた一言である。
これを読んでいる方達は、SNSを通して出会った友達についてのイメージを、どのように抱いているのだろうか?
顔も知らない、どこの誰かもわからない人とSNSというツールを通して仲が良くなることに、まだまだ懐疑的な人も多いのではないかと思う。確かに、昨今、SNSを通して痛ましい事件や目を疑うような事件も報道されている。今やSNSは若い人達だけのコンテンツではない。私は現在40代であるが、私の年代でも、使いこなしている人達はたくさんいる。そして、SNSに対する考え方は、普段どのくらいSNSに触れているのかにも左右される気もする。
私はほとんど毎日SNSを見て、発信をしている。私にとってSNSを通しての出会いや交流というのは身近で大切な関係であり、そこで知り合った人達は大切な友になることもある。今回は、そんなSNSで広がる友人の輪について書いてみたいと思う。
最初にSNSを通じて友人となったのは、岡田光世さんだった。それまでは、SNSは実際に会ったことのある人とのコミュニケーションの一つだったわけだが、初めて顔を知らない人とのコミュニケーションを試みたのだった。友人といっても、岡田さんは私よりも15も年上。私がたまたま本屋で見つけたエッセイ「ニューヨークの魔法シリーズ」の作者である。最初はFacebookで見つけた彼女のアカウントに、私が本を読んだ感想を書いたことがきっかけでやりとりが始まり、その後、彼女が主催した飲み会で初めて会った。思ったより背の低くて小柄の彼女は、全身からパワーがあふれていた。本来ならば作家とファンの間柄なのだが、岡田さんの性格なのか、お互いにフレンドリーな気質があったからなのか、私達はすぐに打ち解けた。その後、Facebook上に彼女のファンクラブができる時に、その発起人の1人として名を連ねることになった。それからは、彼女の講演会後の懇親会があると、幹事の1人として受付を担当したりしているのだが、岡田さんのFacebook上のファンクラブなどを通してやりとりをしていた人達に懇親会会場で会って話をする時、初めましてなのにお互いを知っているというなんとも不思議な感覚があり、これが意外と楽しいものなのだ。
Facebookは、自分の本名でアカウントを作っている人も多く、出身地や出身校、自分の職業などを書いたりしていることも多々あるので、初めましてだとしてもある程度のその人のバックグラウンドがわかることも多いが、まったくわからずにやりとりができるのがTwitterである。
私は、TEAM NACSのファンで、主にNACSや演劇についてつぶやくTwitterのアカウントを持っている。最初は他の人のつぶやきを見るだけだったが、リーダーの森崎さんのラジオがTwitterの番組ハッシュタグをつぶやきに付けて盛り上がるということをしており、そこに参加するようになってから、自分でもTwitterでつぶやくことが増えて、自分のつぶやきにリプ(返信)してくれた方や自分が気になったつぶやきにリプして、返信し合ってお話ししたりするうちに仲良くなることも増えていった。それこそ、NACSのファンだということ以外は、お互いの年齢も性別も住んでいる場所も、職業さえも知らないし、そういったことに関係なく、「推し」であるNACSについて話せるという、なんとも不思議な関係なのである。そして、イベントや舞台などで、現地で初めてお目にかかり、今度は食事をしたり飲んだりしながら会話を楽しみ、交流を深めるのである。
交流を深めたりする時には、相手が何者であるか関係はないが、ふとした時に、「明日から定期テストです」とかいうつぶやきを見ると、その年齢差に驚き、時に母のような気持ちになってしまうこともある。その時には、一気に現実に引き戻されてしまうわけだが……。それでも、年の離れた友人として、「頑張れ!」と応援することは忘れない。
もちろん、SNSはすべてが良いとは限らない。SNSをどう活用するかは個人の自由なので、時には自分が見たくないようなことをつぶやく人もいる。匿名性があるが故に、つぶやけることもあるし、それがひょんな事からバレてしまい、取り返しの付かないことになることもある。
要は、使いようなのだと思う。そこでの人との出会いを大切にしようとする者同士なら、現実世界と同じく、相手を思いやりながら交流するし、そして、そこにはSNSだとか、対面で会うとか、そんなことを超えた友情が芽生えるのである。
今回、ライティング・ゼミを受講したことで、Facebookのグループの中で、たくさんの仲間が私と同じように課題を提出している姿を見ることができた。それに触発されて、今回も頑張ろうと思うことができた日もあった。もちろん、ほとんどが会ったことのない人達である。ここでもSNSを通じた出会いがあったのである。
SNSで一緒に一つの方向を向いている人達を感じ、時に交流しながら、これからも自分の進む道を歩んでいきたいと思う。
 
 
 
 
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2023-06-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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