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平屋の一戸建てにするかマンションか、それともリフォームか


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記事:佐藤京子(ライティング・ゼミ8月コース)
 
 
この8月に住宅ローンが完済した。娘の誕生に合わせ購入した築5年の中古一軒家。たくさんの思い出が蓄積されたマイホーム。我が家の幸せの象徴マイホーム。あの東日本大震災の地震に耐え抜いたマイホーム。しかしそのマイホームは25年の歳月で内装も外装もヨボヨボとなってしまった。マイホームに寿命があることを購入する際には想像できなかったし、考えもしなかった。
 
残りの人生(夫婦生活含む)を考えるとこのヨボヨボの状況を何とかしなければならないと思っている。バリアフリー仕様前のマイホームでは、怪我無く快適な老後を過ごせない。
いくつかある選択肢について、これまで夫と話し合いをしたが未だまとまっていない。お互いが求める老後のライフスタイルが真逆すぎるからだ。25年寄り添い味の好みは近づいたが、巨人ファンの夫と阪神ファンの私が好みや価値観で交わることはない。新しいもの好きな私に対し、いにしえや絆・古風が大好きな夫。当然、庭付き平屋一軒家派の夫と何が何でもマンション派の私に分かれてしまう。我が家はいつも前途多難である。
 
夫からの提案:➀現在の建屋をリフォームする②新たに建て直す
これに関して、➀②共に私の答えはNOだった。現在の我が家は、石畳の道路で景観も良く偉人の生家もあり観光客も訪れる整備された城下町にある。また二本の細い河川に挟まれた三角地帯で、きれいな水が流れる河川には、鮭が遡上しホタルやカワセミを観察できる、とても住みやすい土地。しかし、集中豪雨や台風などで雨量が集中すると普段足首程度の水量しかない浅瀬の細い河川が濁流となり、もう1本の濁流と化した河川と合流する。現在、その中洲(三角地帯)に位置する我が家は、市の発行するハザードマップ上では浸水想定区域になっていて、川の氾濫で水害を受ける可能性が非常に高いのである。
 
昨今、局地的集中豪雨や線状降水帯で被害を受ける地域がとても多い。
私の生まれ育った土地でも、4年前集中豪雨で第一級河川が氾濫し、過去に例を見ない甚大な被害に見舞われた。地元民の移動手段で唯一ある鉄道路線(私たちは赤字ローカル線と呼んでいた)は鉄橋が流され、再開するのに2年の歳月が必要とされた。SNS上にアップされた動画を見ては驚きと悲しみと恐怖で心がいっぱいになった。私にとって河川の氾濫は恐怖でしかない。
 
以上の理由から、NOと回答したところ「じゃ、別の土地に建てればいいじゃん!」と一言。振り出しに戻った感がした。
 
夫からの提案:③他の土地でこじんまりした一戸建て(平屋)を建てる
これに対し、適した反論が見つからないため、「それもありだね」と一応同意した風を装った。
 
私からの提案:④マンション購入
近年、高齢者運転による死亡事故が多発しているニュースを耳にする。加齢と共に鈍る運動神経、視力も聴力も注意力さえもが低下していくなか、生活する上で自家用車が必須アイテムであるご家庭が多い。自動車の安全性を高める技術も発達し、自動運転の実用化も可能となってきてはいるものの、いずれ免許返上もあり得る。
ならば、自動車のいらない生活を考慮した住まい選びをしてはどうか。スーパーや公共施設の近くで利便性の良い土地。そうなると一軒家は難しい。立地の良い場所のマンションならそれが可能である。さらに、毎年年に4回以上は実施しなければならない除草作業と日々の草引き。この必要が一切なくなる。さらにさらに害虫被害にもおサラバできる。
これらの理由でマンションを選んではどうかの問いに、夫の回答は「う~ん」の気のない返事。上記の理由だけでは夫の心は動きそうにないらしい。
「歩いて飲みに行けるよ!」のささやきにだけ、ちょっと心が揺れた様子だったものの、結局、何も選択できず現在に至る。
 
周りでは、夫婦の定年退職と共に二世帯で暮らせるような立派なお宅を新築したケースもあれば、リフォームしながらマイホームを次世代に繋ぐ家庭もある。
 
我が家は何を選択すべきだろうか。何が正解なのだろうか。
 
夫曰く「老後は、お互い施設行きだよね」とのこと。確かに一人娘しかいない我々の老後は施設が有力であろう。施設に入るにも資金が必要だし、先細りの年金では月々の支払にも不安が残る。
それに、新たな命と共に未来を夢見て臨んだ25年の住宅ローンと、あと何年? 余命をカウントダウンしながらのローンでは重みが違いすぎる。
夫も私も簡単には決められないし、簡単には妥協できない。
 
現在の私は、夫と私の希望する住まいが両方手に入ることを夢見て、定期的に宝くじを購入し、金運神社を見つけては参拝にいっている。
 
住宅ローンが無事返済できたことを夫に感謝しながら、来るべき選択の日を待つこととする。
 
 
 
 
***
 
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2023-08-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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