メディアグランプリ

脱・完璧主義、60%くらいがちょうどいい


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:上山竜太(ライティング・ゼミ10月コース)
 
 
世界はどういうわけか60%がちょうどいいようにできている。
 
100%完璧主義は諦める。60%くらいでちょうどいいのだ。そう思うと人生は楽になった。もともと手抜きをして生きていきたい人間なので。
 
何かと完璧や100%を求めてしまう人は多いのではないだろうか。特に仕事においては常に100%を求める人は多い。気持ちはわかる、中途半端だと気持ち悪いことは多い。
しかし、仕事でもなんでも、毎回100%を求めてしまうのはつらい。資料を作るのに細かいミスがないかをスミからスミまでチェックしなければいけない。内容だけでなく見栄えも完璧に整えようとしてしまう。それでは時間がかかってしょうがない。もちろん、生死に関わることや、お金の関わること、一つのミスでとんでもない事態を引き起こしてしまう場合は常に100%完璧を目指さなければいけないのだが。
 
それではなぜ100%ではなく60%なのか。一番大きな問題はスピードである。100%完璧を求めていてはキリがないので、それよりひとまず形が出来上がることを目標とするのだ。細かい部分の体裁や見栄えなんか後回しでもいいのだ。
 
例えば、本を購入して読む人は、60%の仕上げではなく100%完全に仕上がったものを読みたいだろう。出版し書店等で売るレベルであれば著者は最終的に100%で仕上げなければいけない。
しかし、これがまだ執筆途中だったらどうだろう。著者は頭の中の考えを紙に書いたりパソコン等で打ち込んだりする。それを編集者や、表紙や挿絵のデザイナー等が確認し、著者にフィードバックをする。そして、修正が必要な部分は修正し、追記が必要な部分は追記する。
そうなると、途中の確認の段階で毎回毎回100%の仕上げをしていてはどうしてもスピードが落ちる。著者が気づきもしない間違いや、ズレだってあるだろうし、もし間違いがあるのであれば、早めの段階で気づいたほうが軌道修正もしやすい。大きな間違いがあるのであれば、完璧にこだわっていた部分がまるまる無駄になってしまうことにもなりかねない。
 
それに、人間はミスをする生き物だ。どれだけしっかりチェックしてもミスは起こりうる。イップスとも言われる通り、ミスを気にするあまり余裕がなくなり、本来であれば起こらないようなミスも起こってしまう。少しくらい完璧主義を捨てて、ざっくりでいいという考えを持ってもいいのではないかと思う。自分のミスを許せる余裕があれば、精神的なミスであるイップスなど起こさないようになるのではないか。ミスを気にすればするほど強迫観念を持ってしまう人もいる。多少のミスがあったところで死ぬわけでもない。
 
60%という数字はちょうどいいのだ。
「パレートの法則」という言葉がある。「2:6:2の法則」とも言われることもあるが、組織のような集団では優秀な人が上位20%、平均的な人が60%、下位のグループが20%、というようになるらしい。
これは人間の世界だけの話ではない。働き者ばかりのイメージがある働きアリの世界でも、よく働くアリ(20%)と平均的な働きのアリ(60%)、怠けもののアリ(20%)に分かれるそうで、「働きアリの法則」とも言われる。不思議なことに、怠けもののアリを組織から除くと、残ったよく働くアリと平均的な働きのアリの中から怠けだすアリが現れ、やはり組織のバランスは20:60:20に近い割合になるようだ。もともとはちゃんと働いていたはずなのに不思議なのだが、なぜか60%という数字に収まってしまう。逆に、優秀なアリがいなくなっても、誰か先頭で率いるアリが現れるようになり、やはり同じような割合に落ち着くのだとか。
 
自分はこれまで複数の国家資格・国家試験に挑戦し、合格してきた。試験によって合格基準は異なるのだが、どういうわけか自分が受験した試験の多くは「正答率60%」というものが多かった。
正答率60%というのは「半分より少しできればいいんでしょ?余裕じゃない?」と思えるラインである。もちろん問題の難易度も見事なバランスで調整されているからであろうが毎度毎度同じような合格率に落ち着くものなのである。なにも100%の正答率でなくとも、「60%できていれば能力があること・専門家であることを認めるよ」ということなのである。
 
60%という数字は、世界の中でも実に微妙なバランスで成り立っているのである。60%の仕事の成果でも平均的だし、組織は60%ぐらいが「並」であり、専門家として認められるにも60%できていれば十分なのである。何事も100%全力で行わなくても、60%でも「ほどほど」なのである。
 
何も、手を抜いて生きようというわけではない。何事も完璧にこなそうとせず、ほどほどに生きたほうが仕事もスムーズにいくし、嫌なプレッシャーも感じずに過ごせるのではないでしょうか。60%を常にこなしていれば、組織の中では十分なのである。世界はどういうわけか60%がちょうどいいようにできている。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2024-01-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事