メディアグランプリ

タイトル:男性陣へ、おばさん化のすすめ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:ナオ(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
男性は強くあらねばならぬ、泣いてはならぬ、稼がないと・・・。これら社会的圧力や思い込みは過去のものと言われつつも、男性として生きていくうえでの辛さ、みたいなものは、いまこの瞬間にもあるのではないでしょうか。
 
そんな男性は、少しおばさん化してはどうでしょう?
という私からの提案です。
 
目指すところは、甘しょっぱいドーナツ、ピリ辛醤油で味付けた鶏手羽先、スイカに塩など
美味しくてクセになる隠し味みたいなものです。
 
女性にとっても、甘辛のバランスは大事なポイント。
ご一緒に中身を検討していただけたら幸いです。
 
さて、
とある高名な山伏さんが
「おばさんがいいんだよ」
とおっしゃいます。
頭で考えすぎず、素直に受け取り、素直に行動する、それが最良の生き方だとおっしゃるのです。
 
こうすべきだ、この方が効率がいい、この方が優れている、など沢山の理由をつけて頭で考えると、シンプルさから離れていきます。そのことを山伏さんは頭で考えすぎだとおっしゃるのです。
 
物事を素直に受け取り、それを腹の底、腑に落ちるまで感じて、そこで気づいたことが自分の気づき。その気づきに基づいて、素直に行動する、そうすればいいとおっしゃるのです。
 
山伏は日ごろから、自然を敬い、自然の中で鍛錬していくありようそのものが、人間も自然の一部である、という精神を体現しています。
 
子どもを出産する女性は、産むという動物的な営みを行うためでしょうか、一般に女性は生命力が強く、寿命が長く、人々とお喋りして元気に暮らしていきます。より自然に近い生き方をしているのではないでしょうか。
 
それと比較すると男性は、社会の中にとっぷり漬かり、会社など仕事上の役割を一番に据えて生きることが一般的とされています。社会的役割を終えて、ただの一人となったときに、孤立しやすく一人で耐えようして助けを求めない傾向にあると言われています。
 
では女性がよくて男性がよくないのでしょうか?
そんなことは全くありませんし、そんな単純な話ではありません。
 
話は変わりますが、私は女性っぽさをまとった男性、男性っぽさをまとった女性は、人としてとても素敵で魅力的だと思ってきました。本人は否定なさるかもしれませんが、亡くなった小澤征爾さん(世界的指揮者)、その先生のバーン・スタインさん(世界的指揮者)、フレディ・マーキュリー(Queenのボーカル)、大地喜和子さん(役者)、現在も活躍中の天海有希さん(役者)などです。
 
それぞれ専門領域に秀でていることは言うまでもありませんが、
彼らの圧倒的な魅力、
それは男性性・女性性を両方見せるゆえに魅力的なのではないか?と思ったのです。
 
心理学において、人間は内面に男性性・女性性を持っていると言われています。ギリシャ神話で両性具有の神が出てきます。人はだれしも両方の要素を持っていて、それを使い分けているというのです。またギリシャのプラトンは、男女両方の性を持ち合わせた人間を完全なものと考えていました。
 
ちなみに植物の7割はめしべとおしべを持ち、雌雄が同じ個体の中にあります。動物では粘菌には雌雄がありませんが、環境によって役割をとるそうです。男だけ、女だけ、ではなく、臨機応変という戦略もありなのかと思える事象です。
 
このような自然の生き物のふるまいを知ると、人間は男性性・女性性を持ち合わせていることを自覚し、もっと柔軟にふるまってもいいのかもしれませんね。
 
最後に、おばさん化とは具体的にどういうことでしょうか。
 
おじさん) 要件を話し、無駄なことを話さない。話は短い。
おばさん) 結論のないお喋りをする。話は長い。
 
おじさん) 困っている話をきくと、すぐ問題解決をしたがる。何が悪いか突き止めたがる。
おばさん) 困っている話をきくと、そうだね~と状況をよくきき、話し手に寄り添う。
 
おじさん) 道で迷っても、誰かに尋ねない。
おばさん) 道で迷ったら、誰かを捉まえて尋ねる。
 
このような生態がおばさんです。このような行動を通して、損得のない会話をすることで自分も気持ちを都度吐き出して極端な孤立を避けることができ、人助けすることがあれば助けてもらうこともできます。
 
男性がおばさん化すると、そんなメリットがあるのです。
人生、少し肩の力が抜けてきませんか?
 
蛇足ですが、女性のおじさん化は度を越さないように気を付けましょう。
天海有希さんのように美しく、要所要所で男っぽい女性はカッコいいですが、女性性が感じられない “ザ・おじさん“ になってしまっては好かれません。
 
あっ、持論を振り回している私はおじさんっぽいですか……?
 
まとめです。
甘辛無限おやつのような、ピリ辛おつまみのような、スイカに塩のような、
敢えて別要素を入れると絶妙なバランスが生じて好かれるのです。
 
男性の方々、おばさんっぽいおじさんになってください。
私も、ちょっとだけおじさんっぽい可愛げのあるおばあさんになれるよう頑張ります!
 
 
 
 
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2024-05-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事