正しく痩せたいなら本を読め!
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記事:足立明弘(ライティング・ゼミ日曜コース)
「足立さん、痩せましたね~」
もうこれを言われるのは何度目だろうか。
「太った」と言われるより「痩せた」と言われる方が当たり前だが嬉しい。
だが、流石にこれだけ言われるとちょっとうっとうしい気もする。
これだけ痩せた痩せた言われるようになったのは実はここ数ヶ月なのだが、体重自体は2年間をかけて24kg以上落としている。
回りからこれだけ言われるようになったのは85kgを割ってからだ。
どうやら世間的には85kg以上はすべて「デブ」と認識しているらしい、という余計な知識を手にいれた。
思えば最後に「85kg」という数字を見たのは10年以上前。最初に入社した会社のストレスで激やせしてしまった頃だ。
それ以降、運動もせず好きなものばかり食べた結果、最大104kgまで太ってしまった。
2016年の春に「流石にこれではまずい」と思い糖尿病外来の門をたたく。
すると案の定「糖尿病一歩手前」という診断が出た。
ちなみに僕はこれまで何度もいろんなダイエットに挑戦してきた。もはや世間にダイエットの基本とまで認識されてる「糖質制限」から自転車をつかった有酸素運動、ジム通い、腸内環境改善などなど……
しかし、どれも1年ほど続けても一定以上体重が落ちることはなかった。
体重が落ちるどころかそのダイエットをやめた途端体重が増加し始め、もっと太ってしまうという典型的なリバウンドを何度も繰り返してしまうのだ。
さすがに糖尿病一歩手前とまで言われてしまうとこちらも覚悟せねばならない。一度糖尿になってしまうと完全に治すことは不可能だからだ。
これからも好き放題食べるためには今のうちに体重を落として健康体にしておく必要がある。
そこで通い始めたのが近所のキックボクシングジムだ。
キックの効果は抜群で、なにより何かを殴っているという行為はとても楽しい。
気がつけば2年も経っていた。
しかし、体重は90kgを前後して1年以上停滞していた。
ジムの会長とも相談し、試合に出るためにより思い切った減量をすることに。
再び糖質制限ダイエットの出番だ。
前回の糖質制限のときはトレーニングをせずに行ったため、筋肉から先に落ちリバウンドしやすい体質になったものと思われる。
今回はトレーニングをしながら糖質制限するからリバウンドしないだろう……
今回は大丈夫だ。
そう思っていた。
「い、いかん腹がきしむ……」
1日2時間近くトレーニングしつつ、完全に糖質を抜くというのはかなり身体に負担をかける。糖質を摂れないストレスは結果、酒で補うことになった。今までやったことのなかった晩酌が増えたのである。
ついには、あまりに腹が減って軽いパニックを起こすようになってしまう。めまいどころの騒ぎではない。
さすがにこのままではまずい。
会長が「ボディビルダーって基礎代謝が高すぎるからたまに餓死するんですよ」って言ってたの笑ってたけど、このままでは俺が餓死してしまう。
そう思っていた矢先に出会ったのがこの本だ。
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
著者はUCLAで活躍する経済学者で、この本は数々の論文を参考にして「現時点で最も科学的に証明された健康に過ごすための食事」を示している。ちなみにダイエット本ではない。
ざっくり解説すると「白い炭水化物は止めろ、茶色い炭水化物なら問題ない、豚や牛といった赤い色の肉は避けて鳥肉または魚に変えろ、ちなみにソーセージやベーコンと言った加工肉は最悪だ。バター? 論外だ。油を摂る場合はオリーブオイルがベストだ。100%でもフルーツジュースは避けてフルーツそのものを摂るほうが良い」といった具合。
ひもじくて今にも倒れそうだった僕はすぐさま食事内容を見直し、朝はキウイフルーツやバナナといったフルーツ、お昼は刺身定食(ご飯少なめ)、夜は発芽玄米に鶏肉系の料理または焼き魚に味噌汁という内容に変更した。
「これだと間違いなく身体は健康的になるが、体重減少についてはどうだろうか」
そういった不安も頭をよぎった、だが、背中とお腹がくっつきそうな状況では、まさしく“背に腹は代えられない”。
するとどうだろう、体重減少のペースは糖質制限してたころと変わっていないのに、酒量は減るし、糖質不足で日中ぼーっとすることもなくなった。身体は健康なのに体重は減る。最高である。
体重は現在80kgを切って79kg台に突入している。食事を変えても1ヶ月で3kg程度の減量に成功している。ちなみに仕事柄飲み会も多いのであるが、それでもこの実績である。
僕はダイエット情報をネットで探すのが大好きだ。いかにして楽して痩せるか、こんな事ばかり考えていた。糖質制限についてもネットの情報がベースだった。
しかし、である。やはりネットの情報は断片的でサンプル数が少ない。「個人の意見です」的なエビデンスが怪しい情報も多数含まれている。
何事もきちんとトレーニングを受けた専門家が、エビデンスをしっかり集め、体系的に構築した本を選ぶことが大事だと改めて思い知った。
これからダイエットする人に伝えたいのは
「正しく痩せたいのなら本を読め!」
ということだ。
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