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4年に1度の我慢? ワールドカップとは


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:森田光騎(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
ついにこの時がやってきました、ロシアワールドカップ開催!
4年に1度開かれるこの祭典を、どれほどの人々が待ち焦がれ、注目していることか。もちろんこの日本も例外でなく、どこのお家でもお父さんや息子さんは、夜遅くまでテレビに釘付けになっていることでしょう。
まさに世界中が熱狂に包まれる時期の到来ということです。
 
ですがその反面、ワールドカップの開催とは4年に1度の、ある人たちの不満が飛び交う時期でもあります。
そうです……全国のお母さんたちの不満が止まらないんです!
TwitterやFacebookでも「さあ(うるさくて)眠れない時期がやってきた」「4年に1度の我慢の時だ」と、お母さんたちの愚痴で溢れかえっています。
 
いかんせん我が家でも、僕と父が夜中に試合観戦をして騒ぎ立て、毎晩母から叱られるということを繰り返していました。
 
『試合は見たい、でもお母さんに叱られたくない』
 
これはどこの家庭でも共通の願いでしょう。
そこで僕と父は考えました。お母さんをこちら側に引き込めばいいんだと。
つまりは、お母さんにワールドカップの面白さを知ってもらえれば、家族みんなで試合観戦ができるようになるということです。
 
では、どのようにしてワールドカップの面白さを伝えていけばいいのでしょうか。
興味とは「知る」ことを通して初めて生まれるものです。
何も知らない人たちに、一緒に楽しめというのはあまりにも酷な話です。
いきなりAKB総選挙を見せられても、何が何だか分かりませんよね。そのグループの説明やメンバーの人となりを聞き、そして知っていくことで、初めて興味というものが湧いてくるんです。
 
となると、まずワールドカップとはそもそも何なのか。そこから説明するのがいいでしょう。
ここからは実際に僕と父が、母をたらし込むことに成功した説明内容を全国のお母さんに向けて書いていきます。
 
そもそもワールドカップは4年に1度開かれるといっても、オリンピックのようにすべての国が出場できるわけではありません。開催国、そして、ヨーロッパ・アジア・南米・アフリカ・北中米カリブ海・オセアニアの6地域から予選を勝ち抜いた、32か国のみが出場を許されるのです。
196か国あるうちの32か国ですよ? まずワールドカップ自体に出ることが難しいのが分かりますね。実際、われらが日本も1998年のフランス大会という最近の最近まで一回たりとも出場すらできませんでした。
ですからワールドカップとは
 
世界有数のトップチームによる、超ハイレベルな戦いなんです!
 
たとえサッカーの知識を全然持たない人が見たとしても、その凄さは伝わってくるはずです。このレベルの戦いとなると、90分間どのシーンを見たとしても外れはありません。
 
また、その32か国は、4か国ずつの計8グループに分けられ、その各グループから2か国ずつが決勝リーグにすすめるわけですが、その「グループ分け」にもある、からくりが存在するんです。
ワールドカップを見てみると、『上手に強い国が分散されているなあ』と感じることがあると思います。それもそのはず、このグループ分けは「FIFAランキング」によって、国の強さが均等になるように行われているのです。
FIFAランキングとはその名の通り、国のサッカーの強さのランキングのことですが、それに基づいて出場国のランキングが決められ、
上位1~7位から1つ、8~15位から1つ、16~23位から1つ、23~32位から1つ
といったように国が4つ選ばれ、グループに組み込まれます。
となると当然、
 
『じゃあ決勝リーグに進むのは、1~7位と8~15位の中から選ばれた国でしょ』
 
と思うのが妥当ですよね。
でもそこがワールドカップの面白さなんです。いかに格上の相手に勝利するか。その作戦と技術、そして思いに我々は熱狂しているわけです。
 
実際に8年前の南アフリカワールドカップにおいて、FIFAランキング61位の日本は、その大会で準優勝した「オランダ」やFIFAランキング12位の「デンマーク」などと同じグループにいながらも、それら強豪国と渡り合い、見事決勝リーグに勝ち進みました。
サッカーがそれほど強いと思えない日本が、これほどワールドカップに夢中になるのは
 
何が起こるかわからないドキドキ感と下剋上の面白さ
 
そういったものが起因しているのでしょう。
漫画などで、強敵に主人公が果敢に立ち向かっていく姿に興奮を覚えるのと同じようなものです。相手が強ければ強いほど、よりワクワクしてきますよね。
 
今大会でも日本と同じグループの国々は、ランキング8位の「ポーランド」16位の「コロンビア」27位の「セネガル」とかなりの格上の相手です。
そんな相手とどう戦っていくかに、いま日本中が注目しているというわけです。
 
どうですか? 少しはワールドカップについて知ることができたでしょうか。
日本が一丸となって立ち向かう姿を目の当たりにしたとき、たとえあなたがサッカーに詳しくないとしても、熱狂せずにはいられなくなるはずです。
 
どうせ4年に1度しかないんですから、楽しまなくては損でしょう。
 
騙されたと思って、1度お父さんと息子さんと一緒に試合観戦をしてみてください。
もしかすると、あなたの中の何かが変わるかもしれませんよ。

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2018-06-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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