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メディアグランプリ

ひたすら考えることがダイヤモンドコンテンツを作る


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:天野盛介(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
読み始めたらページをめくる手が止まらず気づいたら朝になっていた。
 
そんな経験があなたにもあるのではないでしょうか。
 
若者からビジネスマンまで、幅広い読者から絶大な人気を誇る歴史漫画『キングダム』。全50巻あるこの作品を読むのは、気管支炎で家に1人閉じこもっていることしかできなかった僕には、3日あれば十分でした。
 
何もこれは漫画や小説に限った話ではありません。音楽、動画、ゲームなど形態は様々。ディズニー映画の「アナと雪の女王」や新海誠監督の「君の名は」などいずれも社会現象となるほどの大ヒットを記録したことで記憶に新しい作品です。
 
流行りのものにすぐに飛びつくような自分が許せず、僕はどちらの映画とも絶対に見てやるもんかと固く心に決めていましたが、結局最後には映画館へ足を運んでしまいました。世の中の流行にとらわれず、しっかりと自分の世界観を持っている男というクールな僕の設定は最後にはあっけなく葬り去られてしまったのです。まさにキラーコンテンツとしか言いようがありません。
 
多くの人が、貴重なお金とかけがえのない時間を費やして何度でも見てしまう。そういった素晴らしいコンテンツをどうやって生まれるのでしょう。その誕生過程というのは、実はダイヤモンドが生まれてくる過程にとてもよく似ています。
 
天然のダイヤモンドは、数百万年前、もしくは数十億年前の地球内部にある溶岩のなかで作られたと考えられています。地球の表面から160キロ以上も深い場所で、極度の高熱と高圧力によって炭素分子が押し固められてダイヤモンドはできるのです。そして、火山の噴火によってダイヤモンドは地表へと押し上げられました。
 
これは、コンテンツ作りについても全く同じことが当てはまります。多くの人の心を魅了するコンテンツは、地中の鉱物が地圧によって押し固められるように
頭の中で繰り返し繰り返し考え抜くことによって形作られるのです。
 
情報が溢れた今の時代、価値のある情報を提供するということはとても難しくなってしまいました。グーグルで調べれば何十万件という情報がすでにインターネット上には存在します。そういった情報の洪水の中で、ひときわ光を放つコンテンツというのは、自分の感じたことや考えたことを徹底的に掘り下げることによって生まれるのです。
 
自分の考えを深めるためには質の高いインプットを行うことも欠かせません。英語には「Garbage In, Garbage Out.」という言葉がありますが、この言葉はコンピューターに不正なデータを入れると、なんの役にも立たない結果だけが出てくるという様子を表したものです。しかし、ゴミを入れたらゴミが出てくるというのであれば、これは逆の見方をすると、ゴミの代わりにダイアモンドを入れればダイアモンドがアウトプットとして出てくるというふうに考えることだってできます。もしも、ガラクタのような考えしか出てこないと自分で思うのであれば、それは鉄くずのような材料しか用意していないことが原因なのかもしれません。
 
何か1つのことをとことん突き詰めて考えるためには、熱く燃え上がる溶岩のような熱量も必要です。自分が夢中になれるもの、熱狂的になれるものだからこそ、時間が過ぎるのも忘れてそのことを考え続けることができるのであり、この無我夢中になって何かに没頭できる感覚さえあれば、そのことについて一日中考え続けることも全く苦にはならないのです。
 
考え続けることによって思考の密度が極限まで高まってきたら、「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、今度は考えたものを素早くコンテンツへと落としこまなければいけません。地中では熱く煮えたぎっている溶岩も、地表へ出るとあっという間に冷えて固まってしまいます。どれだけいいアイデアを思いついたとしても、実際に形にする前に一部でもそのアイデアが失われてしまったら、二度とそれを取り戻すことはできません。自分の中の熱が冷める前に、一気にコンテンツを形にしていくのです。
 
コンテンツの原石は、熱量を持って1つのテーマを徹底的に掘り下げ、何度も何度も考え抜くことによって作られます。その原石をコンテンツへと形作る過程で、余計な部分は削り、荒々しい部分を磨き上げることで、ダイヤモンドのように光り輝く珠玉のコンテンツが生まれるのです。

 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-07-12 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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