fbpx
メディアグランプリ

どんな人生をドラマとして描こうか。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:はるな(ライティング・ゼミ 日曜コース)

 
 
普段はOLとして働く私。会社では広報をしている。
 
新規事業にも積極的に取り組む会社に新卒で入って、5年半。
あっという間に月日が経過し、また私自身も普通の会社に入っていたらできなかったような経験をたくさんさせてもらっている。
広報に来て1年が経ち、ある意味一通りのことをやって感じた課題。
 
新規事業に取り組む人をまず私が応援し、味方を増やすことで、それを力に変えて一気に加速させることができないか? 
 
昨年の1年間は発信するネタがあった。しかし今年は目立った動きがなく、花が咲くのを待っている状況だ。
社内では私を含めて、新規事業の全体像を細かく把握している人は社内でも少ない。だからこそ既存の部署に所属する社員からすると、「あの部署何をやっているんだ?」という反応があることも確か。
実際、私自身が広報に来る前は、新規事業の部署の一つにいたこともあって、今も半分当事者の意識で過ごしているし、このように日々挑戦をしている同志がいる以上は忘れてはいけないことだと思って過ごして来た。
 
世間では、クラウドファンディングも盛ん。
まずは理解してもらって、共感を作っていくことができれば、少しずつ様々な形で応援をしてもらうことが出来るのではないか? という思いが頭をよぎった。
 
日々様々な形で情報を取ることができる今、どの媒体を使ったらより共感してもらえる人たちに多く巡り会えるだろうか……。
色々と考える中で、手前味噌ではあるがまずはあるプラットフォームを活用して、ブログを始めることにした。
 
今回は新規事業の中でも「食」に関する活動をしているメンバー、総勢10名。
予算などはほぼないので、取材は私が行う。
正直、同じ会社のはずではあるが「初めまして」と会話をスタートせざるを得ない方もおり、どんな方なのかお話するまで分からぬまま取材をすることもある。
 
メンバーは年齢や出身などを超え、多種多様な人が集まっていた。
食への熱い想いを持っている人・何か新たなチャレンジをしたいと思った時に公募があり応募した人・会社からの辞令で現地に入った人……。
これまで会社の本業で培ってきた力を生かしたり、大学時代に勉強していたことを生かしたり、何か自分も力になってみたい・試してみたいという話をする人が多かった。
 
大枠は決めながらも、その人らしさが出てきそうな話題ではより深く質問をしていくが、一つひとつの質問で「どう考えているのか?」という観点を含めて聞くと、その人の中に眠る様々な面が出てきて、その人の個性が見える瞬間だった。
バックグラウンドや性格、価値観、様々なものが起因をしているようだが、確実に現場に行って分かったことや感じていることも多いようで、毎回、いつの間にか話の途中で私自身がその人のファンになり、この方の姿を一人でも多くの人に知ってもらいたいと感じるようになっている。
 
「さて、これをどう伝えていこうか」
 
取材後にいつも頭を悩ませるのだ。
 
「これはここだけの話だな」とか「どこまでどう素直にオープンにしていくべきか」と悩みつつ、その人らしさが見える部分を切り取っていく。
 
いつもポーカーフェイスの先輩が、これからチャレンジしたいことを熱心に話してくれたことは非常に意外だったし、一見普通に現地の方々とコミュニケーションを取りながら活動されている方であっても、振り返ると前の部署での反省生かそうとしていることなど……。
 
私が伝えることができるのも2,000字という限られる枠の中で、できるだけ彼らの言葉を使いながら、文字に起こしていく中で自然に起こることがある。
 
自然と一人ひとりのノンフィクションのドラマの脚本を書いているような気持ちになるのだ。
 
もちろん文章と写真だけであるが、一人ひとりの想いと行動、そこからの変化と、これからの目標や夢。
このような大枠で書くと、パッと見、壮大で綺麗なイメージになるが、現場は想像以上に過酷。
自然とも向き合う仕事である以上、台風や災害などによって思ったような収穫ができなかったり、現場の方との価値観や働き方というスタンスを合わせることの大変さもあったり。
それでも一人ひとりが明日に向かって確実に一歩を踏んでいた。
正直、私が切り取っている面もほんのわずかであるが、聞くまで知らなかった世界が広がっている。
 
私たちの生活を振り返るとどうだろうか。
私自身は、日々繰り返される日常の中で、どうしてもつまらない、代わり映えしないなどと感じることも多い気がしている。
忙しいと家と会社の往復になって、負のスパイラルに入ってしまう。
 
それでも時間は経過し、昨日とはまた異なった世界が開かれていく。
私たちが起こしている行動も、翌日の明日を作っている。
「大したことをしていなくても変化していく日々。流されているのでは全く生きている実感はないが、変化に流されるよりも、自然とともに生きながら何か少しでも変化を起こしていきたい」
取材は4回ほどしか行なっていないが、そう思うようになっている。
 
今この瞬間も死ぬまで続いていくドラマの一コマ。
もちろん楽しいことだらけの毎日ではないが、その一瞬を過ぎ去るとまた新たな世界が開ける可能性があると信じている。
 
人の人生を垣間見て、ふと思う。
 
私はどんな人生をドラマとして描こうか。

 
 
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜《9/27までの早期特典あり!》

天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】
天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。



2018-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事