メディアグランプリ

看護師の私がライティング・ゼミに通うワケ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:望月祥子(ライティング・ゼミ平日コース)

「え? 看護師さんなのに何でライティング・ゼミに通っているの?」
そう聞かれたのは、天狼院書店に来て2回目の時だ。正確にいうと私はその日天狼院書店で2回目の講義を受けていた。
 そうか。看護師がライティング・ゼミに通うのは他の人からすると意外なことなのか。天狼院書店の講義がはじまる少し前に席が近い人同士で自己紹介をした。そういえば周りの人は自己紹介で雑誌に関わる仕事やライターさんなど文章に関わる仕事の人が多かった。
 
 数年前に友達から天狼院書店という少し変わった本屋さんがあるよということは聞いていた。私は昔から本を読むのが好きで本屋さんに行くのも好きだった。天狼院書店という名前だけは教えてもらってから何年か経った今もずっと覚えていた。

 そういえば看護師とは言っているけれど、実際私は今看護師の仕事はしていない。12年間働いた大学病院を今年の4月に退職して今はまた新しい職場を探している。看護師の仕事を辞めようとは思っていない。
毎日パソコンで看護師の求人をみている時にFacebookで流れてきた広告が目にはいった。そこには天狼院書店のことが書かれていて、
「10月開講人生を変えるライティング教室」
というタイトルがあった。
ああ、天狼院書店って前に友達が教えてくれたところだ。変わった本屋さんって言っていたけれど本当だな。だって本屋さんでライティングのことが習えるなんて聞いたことがない。私にとって本屋さんは本を買う場所だ。そんなことを思いながら、ライティング・ゼミのことが書いてあるページを開いた。講義は全8回で来年の1月まで続くこと、天狼院書店という書店は東京の池袋だけでなく福岡や京都にあることもその時に知った。講義の日程表をみながらスケジュール帳をチェックしていると、全部通えそうだな。通えない時は通信で見ることもできるんだ。それはすごいな。そう思った。

12年働いた大学病院を退職したと言うと、ほとんどの人が
「看護師を辞めて何をするの? 辞めてどうするの?」
いつもこの質問が9割くらいを占めた。私は職場を退職しただけで看護師を辞めるつもりはない。だって看護師の仕事はとても楽しい。
「看護師としてまた働くよ。今は少し休憩中。次はいろんな人にもっと医療のことを知って欲しいなって思ってる」
そう答えながら気がついた。みんなに医療のことを知って欲しいって、どうやって伝えたらいいんだろう。インフルエンザワクチンや予防接種、入院してきた子供たちの家族の不安な気持ち。私はそういうのを知ってはいるけれど伝え方が分からない。不安な人も知りたいと思う人も沢山いるのに、どうやって文章にしたらいいかが分からなかった。

 そんな時に天狼院書店のライティング・ゼミを知ったのだ。私はライターになりたいわけでも作家になりたいわけでもない。もっといろんな人に医療のことや医師だけではない看護師、薬剤師、栄養士、放射線技師などたくさんの医療従事者のことを知って欲しい。その思いはあるけれど私の書いた文章を他の人たちは読んでくれるのだろうか。不安のほうが大きかった。
だってそもそも私は誰かに何かを教えたり、文章を書いたりするのがとても苦手だ。それならやはり、プロに習うのが一番早い気がする。そう思った。

 そして天狼院書店のライティング・ゼミに申し込んで先日2回目の講義が終わった。池袋駅から少し離れた場所にその本屋はあった。天狼院書店って意外と狭いんだな。それが私の第一印象だ。女性の店員さんたちは、とても楽しそうに働いていて、接客態度は保ちつつも気さくだった。ここで習うなら楽しそうだな。当たり前だけど周りには本がたくさん並んでいる。本を紹介する手書きのポップや今後のイベント予定が黒板に書いてあった。スタッフの人たちが楽しそうに働いていて、天狼院書店という場所はとても愛されているんだな。そして講師の三浦さんの講義はとても面白かった。講義を受け終わった帰り道、記事を書いてみたくてたまらない気持ちを抱えながら家に急いだ。家に帰ってすぐにパソコンを開いたのを覚えている。

 文章を書くときの注意点は少しだけ。記事を書く内容はなんでもいい。毎週月曜日が締め切りだ。ライティング・ゼミに通い終わった頃、私の文章は変わるだろうか。文章を書くことが楽しいと思えるだろうか。
「医療のことをみんなに分かりやすく伝えたい」
その目標は叶うだろうか。

そうして私は今日も何を書こうかなと思いながらパソコンを開くのだ。

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2018-10-31 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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