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メディアグランプリ

20分で2000文字書けるかというチャレンジ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【1月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《土曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
記事:永理(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
ライティングはスポーツだ、という。
 
この句を聞いたのは、天狼院書店で開催されていた「スピード・ライティング」講座を受講したときだ。
 
最近、もっと本格的な「ライティング・ゼミ」の受講も始めたので、その課題として2000文字以上を期日までに書かなくてはならない。最近あまり文章を書かなくなっていたので、この課題に四苦八苦するあいだに、とうとう〆切日となった。
 
以前、ブログを書いていたときには、速度はともかく、2000字くらいはさほど苦もなく書いていたと思う。でも、なんとなく書かなくなってしまった今では、いざ文章をかこうとパソコンの前に座ってみても、どうにも頭が回転しない。書けなくなった。
 
そこで、前述の言葉を思い出した。「ライティングはスポーツだ」と。運動をさぼると、筋力が衰えて運動ができなくなるように、書く習慣をなくすと、ライティングもできなくなるということだろう。体感した。
 
ブログは書いていなくても、日常的にSNSにつぶやきを投稿したり、メッセンジャー、ラインなどで、何かしら文章は打っていたのである。ともだちとのおしゃべりでも気分が乗ったら長文になることもある。しかし、2000文字というある程度まとまった文章を書くことは、ともだちとのおしゃべりとは違うのだとわかった。
 
わたしは、スポーツに苦手意識がある。だがもはや、苦手と言っている場合ではなかった。まともな文章を書く力は、わたしは絶対に欲しいものだ。ならば、やるしかない。
 
そうはいっても、正直に言うと、〆切日に続々と他の受講生たちが課題を提出しているのを横目にみながら、「もう、出さないことにしようかな」「一度くらい出さなくてもいいかな」などと、脳内で妥協案、言い訳がさまざまに浮かんでいた。
 
先日書こうとした成果はメモ書きのようなものが500文字くらいあるだけだった。そこで、過去にならった「スピード・ライティング」のことを思い出す。たしか、あの講義では、40分で5000文字を書くみたいなことを習わなかったか? 講義の中でも、20分で2000文字を書くチャレンジを行ったような気がする。早速、講義を復習した。
 
曰く。書く環境を整えることが大事とのこと。ふむふむ。最近買ったばかりのMacbook ProにはATOK(=日本語入力システム)が入っていなかったので、インストールする。
 
スピード・ライティング講師の三浦さんは、集中するために、作業内容にふさわしい音楽リストを作っているそうだ。これをそのまま真似する時間がないので、Focus@willという、集中するためのBGMが聴けるおあつらえむきのサービスを登録していたのを思い出し、りようすることにする。そして、何でも頭に浮かぶものをすべて書くなぐっていく。
 
途中で20分経過し、45分が経過。まだ終わっていないが、流れには乗れた。
 
このまま、手を動かすのをやめなければ、いつか2000文字には到達できるだろう。「2000文字書く」という結果を得たいのであれば、それはただ、やりさえすれば得られるものだった。なんとか〆切にも間に合いそうだ。
 
結局、できないのは、「やっていない」ということだけだった。それだけが認めたくない真実。
 
いったいなんで、こんなにぐずぐずする人間になってしまったんだろうと思う。
 
最近「絶対やるぞ」「やりとげるぞ」という意識が低くなっていた気がする。年を取っていろんなことができるようになるにつれ、むしろ自分が「できる」ということを信じられなくなっていた。
 
コミットして失敗するのが嫌だということだろうか。失敗しないために、目標をゆるくしてみても、まだ「できないかも」と思ってしまう。そうすると、結局できない。すると失敗癖がついてますますできないという悪循環に陥る。
 
やらなければという意識、「ねば」「べき」という考えをは息苦しくなるからよくない、などという方法論を目にして、そうではなくて、わくわくをベースにやろう、と決意したりするものの、「じゃあ、わくわくがなくなったらやめてもいいのか?」と結局解決しないまま。
 
方法論を学ぶことも大好きなのだが、そこにばかりこだわるのは本末転倒だったと思う。なんだかいろんなことを知りすぎて、逆にできなくなっていた気がする。もっといろいろとシンプルにしなくてはと思った。思考回路、方法論、手順は断捨離して、むしろ少なくする。
 
環境を整える、書き始める、書き終わるまで書き続ける。
 
以上。
 
「できない」と思ったとしても、どう思うかは関係なくて、ただ「やる」。とにかく着手する。終わるまで続ける。途中で休んでも、また着手して続ける。その一連の流れを、当たり前のようにできるようになる。ひたすら鍛錬する。さながらスポーツのように。
 
近年、「鍛錬」のような地道なことよりも、「わくわく」「楽しいこと」のような方向にフォーカスがあたりがちな気がする。けれども、考えてみれば鍛錬がいらないスポーツなんて一つもない。
 
ゲームだって遊びだって、下手くそだったら楽しくない。もちろん、うまくなくても楽しいという人はそれでいいけれども。上手く出来たらもっと楽しい。それなら、上手くなるために苦労してもいい。がんばるのも楽しい、ということだっていいんじゃないか。
 
最近よくある「キラキラ系」「わくわく系」成功法則に、ダメな感じで毒されていたのかなあと思う。もっと泥臭くてもいい。努力とか、地道にやっていくことでも、結果的に楽しさが生まれるんじゃないかと、今はそんな心境。
 
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2018-12-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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