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透明感を手に入れるには


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ちなみ(ライティング・ゼミGW特講)
 
 
透明感、透け感、シースルー。最近よく目にするワードである。
透明感メイク、透け感のある服、シースルーバング。世の中は透けるための術で溢れている。
透明感は、もはや女性にとって最高峰の褒め言葉だ。
かくいう私も、透明感を手に入れようとした一人である。
 
「透明感のある外国人風ヘアカラー」
そんなキャッチフレーズに惹かれ髪色を変えた結果、失敗した。透明感を出そうとしたはずが、透明感どころかなぜか田舎のヤンキー風になってしまった。
透明感は、手に入れようとして簡単に手に入れられるものではないらしい。
 
ではどうやったら手に入るのか?
透明感とはそもそも一体何だろうか?
 
透明「感」であって、「透明」であってはならない。
クリオネのように全身スケスケの無色透明であってはならない。
当然だが、全身シースルーのワンピースを着たからといって、透明感を手に入れたとはいえない。
 
透明感のある女性といえば、石原さとみ、有村架純、新垣結衣など、清純派女優が思い浮かぶだろう。
 
彼女たちに共通していえること。
それはまず、肌が白くて綺麗であること。
いくら魅力的な女性であっても、日に焼けた肌の人は透明感があるとは言えない。
 
次に、清潔感があること。
髪の毛先までツヤがあり、爪の手入れが行き届いており、末端のアップに耐えうるだけの美を兼ね備えている。
 
そして最後に、どこか秘めたものがあること。
明るく前向きな印象であるものの、彼女たちはどこかミステリアスな要素を兼ね備えている。売れっ子になるまでの苦労、そして美を保つための努力は、決して自慢げに語られることはない。普段の実生活が垣間見られることもない。
 
ここで先程の、透明「感」だ。
なぜ、透明「感」であって「透明」であってはならないのか。
それはこの「ミステリアス」にあるのではないかと思う。
 
実際私は身近で透明感のある女性に出会ったことがない。いや、一人か二人ならいないこともないが、それでも圧倒的に少ない。かなり稀である。どんなに美しくて清潔感のある人でも、透明感があるかと問われるとどこか違う気がするのである。
 
それはどうも、この「ミステリアス」に関連している気がする。
 
身近にいる人であれば、その人の私生活がどんなものであるかある程度わかってしまうし、会う回数が多ければ多いほど、表には出さない部分も多少なりとも見えてくる。そうすると途端に「ミステリアス」の度合いは低くなる。
 
つまり、「ミステリアス」を兼ね備えた透明感のある女性は、実際のところ、テレビの向こう側、あるいは雑誌などメディア媒体の中の人物なのである。
 
ちなみに、最近話題となった本で、乃木坂46の高山一実が書いた小説「トラペジウム」の中でも、アイドルを目指している主人公はSNSを一切やらないと描かれている。透明感を身につけるためには、生活感をシャットアウトするのが鉄則なのだ。
 
では、透明感を手に入れるには、私生活をヴェールで包み隠せばよいのか?
いや、それも違う気がする。
隠すだけでは、ただの「謎めいた不思議ちゃん」である。
透明感のある女性というのは、先にあげたような白くて綺麗な肌や末端への手入れが行き届いている上で、その「努力」を隠している女性であると思う。
 
つまり、前提として、並大抵でない努力をしている。
 
「透明感メイクの作り方」など、巷では透明感を手に入れるためのノウハウが出回っているが、ただ真似をしただけでは透明感は身につかないであろう。
 
透明感。それは、尋常でない努力をしてきたことによって、その実態が隠されつつも、努力の跡が透けて見えることで初めて成立するものなのだ。
 
私が透明感を手に入れようと思って髪色を変更しただけでは手に入らなかったのは、おそらくその前提がなかったからである。
 
透明感を身につけるためにすべきこと。
それは、透明感メイクを学ぶでもなく、透明感ヘアカラーにするでもない。
まず、日頃の努力の積み重ねが何より大事なのだ。
 
もともと色があるものを透明にするのには、かなりの努力が必要だろう。
テレビで輝く透明感のある女性たちは、それをやってのけたからこそ、こんなにも惹きつけられるのだ。
 
といいつつ、やはり手っ取り早く透明感を手に入れたいという人も多いと思う。
そんな人は「透明感メイク」や「透明感ヘアカラー」にチャレンジしてみるのも悪くない。しかし、私のように失敗することもあるということを伝えておきたい。
 
 
 
 
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2019-05-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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