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メディアグランプリ

【プロフェッショナルとは ?  人を○〇〇ことができる人】


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【6月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:谷やん(ライティングゼミ日曜コース)
 
 
「7、8、9.10 はい、終了」
「ああ~、きつ~~い」
「先週より10キロアップしましたね。確実に筋肉はついています。いい感じになってきました」
 
水曜日の午後は診察がないので、
午後からの時間、いろんな活動をしている。
その中のひとつに身体を動かすことがある。
日常の診察では、患者さんに運動をしなさいと言っている立場上、自分が運動をしないわけにはいかない。
でも、普段は仕事が忙しくて、なかなか運動をする時間がとれない。
たとえ時間はあっても、運動する気が起こらないのだ。
休日は家でゴロンとしたい。
50代後半になると、ついついそう思ってしまう。
ひとりでジムに行っても、どんな運動を、どれくらいしたらいいのか迷ってしまう。
まして、ジムに行くことすらおっくうになって足が遠のくので、せめて
「今日は運動はやめて、風呂だけ入って帰ろう」と、
運動もせずに、ジムに風呂だけ入りに行くこともよくあった。
今まで何度も、ジムには入会するけど続かない日が続いていた。
それで、息子にも、
「父さん、ジムに入会しても正月から何回行った?  1回しか行ってないやん。 そんなの金の無駄やから、やめたら!」
と言われて、
「うるさいわ、ほっといてくれ。俺の金で行っとるねん」と、カチンときたが、
「でも、その通りかもしれないなぁ」
と思い直して、先日ようやく半年行かなかったジムを解約してきたばかりだ。
 
どうしたら、身体を動かす気になるのだろうか?
そこで、考えたのが、
1)信頼できるパーソナルトレーナーに個人指導を受ける。
2)そして、トレーナーに2週間ごとに予約して、強制的に時間をいれる。
の2つだった。
それで、以前からお願いしたいと思っていたパーソナルトレーニングを先日受けてきたのだ。
お願いしたトレーナーの方は、元プロレスラーのFさんという方で、
昔からテレビで見ている憧れのプロレスラーだった。
その憧れの方が目の前にいて、直接指導してくれるから感動ものだ。
私の親しいプロレスファンの友人が、彼が受けているFさんとの秘密のトレーニングを教えてくれて、Fさんに繋げてくれたのだ。
 
実際お会いすると、Fさんは男前で誠実でオーラがあって、
この人とタッグを組めば、自分の身体を変えれそうと思わせてくれる方だった。
大阪駅からほど近いマンションの一室にFさんのトレーニングルームがある。
そこに、夕方の約束の時間に伺った。
まず面談して、運動してどうなりたいか?
という目標設定をする
 
『学生時代のように77キロの体重になる。腹筋を鍛え、シックスパックの体を作る』
 
明確な目標ができた。
早速トレーニングだが、まずは呼吸法から
鼻から吸って、腹筋を動かして吐くロングディーププレスから始まり、
ストレッチ、火の呼吸、チャクラのポーズ(5種)
とヨガや呼吸法の考え方を取り入れた最初のトレーニング
そのあと、バーベルなどを使った本格的な筋トレです。
ベンチプレス 、ショルダープレス、ラットマシン 、スクワットと一連の筋トレの後に
最後に、ストレッチと呼吸法で終了。
1時間のパーソナルトレーニングだったが、密度が濃く、あっという間に終わった。
久々にハードなトレーニングをしたので、身体はバキバキなのだが、心地よい疲労感が残った。
半年後にはきっと生まれ変わった肉体になっていると確信できた。
何かを変えようと思ったら、自分一人の力で変えるのは時間がかかるし、挫折することも多い。
そんな時に、信頼できるトレーナーやコーチの存在は大切だ。
大坂なおみ選手も、コーチ不在の大会は1回戦敗退したのはご存知だろう。
だから、自分でできないと思ったら、誰かの力を借りる。
それもひとつの目標達成のための手段かもしれない。
あとは、どんな人にコーチを頼むかだ。
 
あなたはどんな人にコーチを頼みたいですか?
 
トレーニングの合間にFさんがポツリと、こんな事をつぶやかれた。
「私も今年50歳になりました。17歳から毎日のようにリングに上がっていたので、気持ちが休まる日が一日もなかったです。毎日が戦いの日々でしたから。でも、今は自分の身体を鍛えながら、人を教え、たまにリングに上がる。本当に充実した日々です」
 
Fさんの鍛え上げた肉体を見せられながら、こんな言葉を吐かれたら、
この人にコーチを受けたら、自分も変われるかもしれない。
そう思えてきた。
 
帰りに、あまりにも筋肉が張るので、
家の近くのスーパー銭湯のアカスリコーナーにある韓国式リンパマッサージを受けてきた。
そこでも、50歳を過ぎた韓国人のおばちゃんのプロの仕事。
「お兄さん、筋肉凝ってるね~。リンパマッサージ最高よ! 次はアカスリもしなさいね」
と言われながら、全身オイルを塗りまくられて約1時間みっちりとボディケアーを受けた。
ああ、気分最高。
「筋肉ほぐれたわぁ~! ところで、おばちゃんこの仕事を何年やってるの?」
「もう、30年かな」
 
ここにも、もうひとりプロがいた。
 
NHKの番組に「プロフェショナル 仕事の流儀」という番組がある。
私の大好きな番組の一つだ。
その番組の最後に、プロフェッショナルとは?
という問いかけがあるが、
 
あなたはどんな人のことをプロフェッショナルと思いますか?
一般的には、ひとつの仕事を何十年も積み重ねて経験した匠の技を持つ人がプロフェショナルだと思うのだが、長年やっていてもプロと思えない人もいる。
 
私が思うプロとは、人を〇〇〇ことができる人だと思う。
〇○〇に入る言葉は何でしょうか?
 
それは、変 え る
 
人を変えることができる人
 
beforeから、なりたい未来の自分 after に変化させてくれる人、
いや、この人についたら自分も変われるかもしれないと思わせてくれる人
そんな人が本当の意味でプロだと思う。
そんな、尊敬できるプロを相棒に出来れば自分も変わっていけるかもしれない。
 
私も患者さんの心と身体を変える医療のプロとして、これからも高みを目指して頑張っていこう。
 
本物の2人のプロフェッショナルを肌で感じて、そんなことを考えた午後の時間だった。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-05-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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