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メディアグランプリ

僕の学習生活を変えたiPad Pro 12.9インチ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:SAIJI(ライティング・ゼミ特講)
 
 

「あー、買ってしまった。10万越えか……」
 
帰りの電車に揺られながら、右手に下げた買い物袋に目を落とす。
家に着き、真っ白な箱の前に座る。まるで祈りを捧げるかのように、心の中でつぶやく。
 
「本当に頼むぞ、期待してるからな。……というかこの期待を裏切らないでくれ!」
 
こうして、僕は人生初のタブレット、iPad Pro12.9インチとの対面を果たした。
 
iPad Pro12.9インチを購入しようと思ったのは、カバンの軽量化を図ろうと思い立ってのことだった。家で学習するのが苦手な僕は、フランス語、英語といった語学学習や資格の勉強のためによくカフェや図書館に出かける。
 
ただ、当時はまだ紙の辞書、紙の参考書、紙のノートを使っていたので、僕のカバンは必然的に結構な重さになった。そこに、休憩中に読むような書籍やノートパソコンも入れると、まあ重い重い。
 
「いい加減うまい方法はないものか」
 
そんな思いで、ネットサーフィンしながらアイデアを探している途中に見つけた、とあるブログサイトに書かれている文言に興味が惹かれた。
 
「iPad Pro 12.9インチは生活を変える」
 
そこでは、iPad Pro12.9インチと、それと組み合わせて使うApple Pencilの素晴らしさがとうとうと語られていた。
 
タブレットというものを持ったことがない僕でも、iPadそれ自体の存在はもちろん知っていた。でも、「パソコンの方が便利じゃない?」という言葉で片付けてしまい、一考の余地さえなかった。
 
「タブレットなんて、手に持って手軽に動画を見たいとか携帯ゲームを大画面でやりたいっていう人だけがもつ物でしょ」
 
「ペンシルで直接書き込めるって言っても、マウスでパソコンにお絵描きするみたいに思うように書けないだろうし、反応も鈍いんでしょ」
 
偏見の塊みたいになってしまうが、僕にとってのiPad、ひいてはタブレット全般に対する印象の全てだった。
 
だからこそ、そのブログで紹介されている“ある機能”に目が奪われた。それは“Split View”という機能だ。日本語でいうと“分割画面”。その名の通り、画面を分割して異なるものを2画面で見せる機能だ。
 
サンプルとして紹介されている動画を見ると、すでに開かれているブラウザ画面の横に、指でアプリをブイーンと引っ張ってくる。すると、画面が綺麗に半分になり、別々のものを表示する。
 
「あれ、これは語学学習とかにとってはうってつけなんじゃ……」
 
そして、そのブログで紹介されているApple pencilの使い勝手を見ても、なんと普通のノートに書き込むような感覚で文字が書かれていくではないか。
 
「時代は進んでいるのか」
 
僕は、時代の波に乗ってみることにした。
 
具体的に僕が購入したものは、iPad Pro 12.9インチ(2017年モデル 256GB Wi-Fiモデル)だ。
 
僕はよく出先でも、携帯をテザリングしてポケットWi-Fiがわりにしてネットを利用するので、Wi-Fiモデルでよしとした。(というか、セルラーモデルが高い)
 
そして、iPad Pro12.9インチの使い勝手の良さは僕の予想をはるかに超えていた。
 
まず、購入前から惹かれていた“Split View”機能。これはもう言うことなしだった。僕の使い方はこうだ。
 
まず、左側にKindleで購入した語学系の参考書や洋書を開いておく。左側の画面は、無料で英語を学習することができるサイトになることにもなる。例えば、“BBC 6 MinutesEnglish”。右側には、ノートアプリ。そして、iPad Pro12.9の画面右端から指を、スッと左に流せば隠していた電子辞書アプリが「何かご用?」と顔をのぞかせる。
 
一つの画面に、参考書、辞書、ノートという役者が揃う。今まで肩幅を超えていた学習スペースが一気に狭くなりスタイリッシュになった。
 
“12.9インチ”という大きさを、「大きすぎる」と言って、敬遠する人もいると聞いていたが、僕に関しては全く問題がなかった。実際、“相対的に”学習環境は狭くなったのだ。それに、一度に表示される情報量、書くスペースの確保といった観点含めて、やはり“大きさは正義”だった。万々歳である。
 
そして、気になっていたApple Pencilの書き心地、こちらもいうことはなかった。購入前に店頭で試し書きをしてみたときは画面にフィルムが貼られてなかった。だから、「フィルムを貼ってみたらどうなんだろう」という不安もあったけれど、杞憂だった。“ペーパーライク”という名のつくフィルムにしたことで、ツルツルすることなく、ちょっとほんの少し手に残るような程よい摩擦感を感じることもできる。
 
ノートアプリに関しては、僕はデフォルトで入っているアプリではなく有料の“Note Shelf 2”という評価の高いアプリを購入した。値段は1000円弱と高いように感じられたが、「これからのノート代をそれくらいで済ませられる(2019/06/17時点では1200円)」と思えば安いように思えたので購入した。
 
このアプリ、パソコン上でフォルダ管理をするようにノートをカテゴリーごとに分けて管理することができる。僕の場合、「フランス語」というカテゴリーを作成し、その中に「文法」、「リスニング」、「リーディング」と言ったようにさらにノートを作成している。実際に書いている中で新しいページを追加したい場合は、右端から、グイーンと引っ張ればそれだけで新しいページが追加される。
 
何より、好きになったのはその書き心地だった。ノートアプリでは、その書き心地に結構差が出る場合がある。これに関しては好みの問題なので、決め手はやはり自分の気持ちだ。
 
学習目的でiPadを選ぶという人は、「Apple Pencilで書く」ということをする人が大多数だと思うので、そう言う方はノートアプリにもこだわった方が良いというのが僕の個人的な考えだ。毎日行うことだからこそ、そこに心地よさを覚えられるような工夫はして損はないと思う。
 
さて、肝心のカバン軽量化作戦はどうなったか。今さら言う必要もないかもしれないけれど、結果的に、“超”軽くなった!
 
今では、外に学習しに行くときにカバンに詰め込むのはiPad Pro12.9インチとノートパソコンくらいだ。参考書も、ノートも、辞書も一つのデバイスにまとめてしまった。そして後に、僕の中で、「参考書やビジネス書といったものは電子書籍で買う」というルールができた。
 
なんだかんだ言って、僕は紙の本も大好きだ。小説といった“読むこと”を楽しむ本は極力、書店で買うようにし、“学ぶこと”を目的として買う書籍は電子版を買うという具合だ。本棚の本も氾濫しなくなった。
 
Appleの販売するタブレットの中でも最大の大きさ、重さを誇るiPad Pro12.9インチだが、僕にとっては“翼”となった。
 
そして、その翼はさらなる進化を遂げようとしている。
 
2019年6月、つい最近発表された情報なので不鮮明な部分も多いが、AppleはiPadのためのOS、“iPadOS”なるものを今秋にリリースすることを発表した。今まで、iPhoneとiPadは“iOS”という共通のOSで動かされていたが、そこに明確な使い分けがなされると言うのである。
 
現在出回っている情報だけでも、ワクワクが止まらない。
 
まだまだ、iPad Pro12.9は僕の生活を変えてくれそうだ。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-06-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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