メディアグランプリ

“興味はあるけれど食指が動かない本”を劇的に減らす


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:小菅 千晶(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「人生100年時代……まさに『LIFE SHIFT』の内容だね!」
「ビジネスには信用残高が必要だよ。『七つの習慣』にも書いてあったでしょ?」
 
……えっ? ナニソレ。
 
これらは、以前私がついていけなかった実際の会話だ。
『LIFE SHIFT』も『七つの習慣』もタイトルだけは知っている。
しかし読んだことがない。
 
当時の自分はひと月に12冊の読書をしており、自称・読書家を名乗っていた。
しかし実際はどうだろう?
 
そういえば名著やベストセラーというものに疎い。
 
短時間で読みやすいもの、
読んで心地よいもの、
実生活にすぐに役立つハウツーもの、
そんな本ばかり読んでいたことに気付いた。
 
名著やベストセラーといえば。
厚くて読了時間が長そう、
なんだか言い回しが小難しそう。
とはいえ要約版だけ読んで、分かった気になるのは少し違う。
 
アタマの中で面倒くさがりの自分と、プライドの高い自分が闘う。
「小菅さんは、読書家を自称しているくせにそんなことも知らないの?」
「常識だよね?」
他人からこんな評判は受けたくない。
私のプライドが許さない。ある種の意地だ。
 
ある日、図書館へ行き複数の本を借りた。
その日のチョイスはもちろん“読書家であれば知っていそうな本”特集だ。
 
しかし。しかしだ。
家に持ち帰ったところでページを開くのがなんとも面倒くさい。
それより部屋の片隅で積読になっているキャッチーなハウツー本(セールストークとか心理学とか)の方が気になってしまう……。
 
結局気が乗らなくて、2週間後にそのまま返却をしてしまった。
なんてナマケモノなのだ自分!
 
こんなトホホな自分なのだが、2年前に“ある方法”と出会ってからはそんな悩みが消えてしまった。
 
“ある方法”を使ったことで、“興味はあるけれど食指が動かない本”を劇的に減らすことができたのだった。
 
その利点とは……
 
まず第一に、疲れている時でも自動的に頭に入ってきてくれる。
仕事の帰りの電車で本を開いてみたら、頭が働かなくて結局読めなかった体験をしたことがないだろうか。そんな時にとても便利だ。
「電車の中で寝ながら使ってみても、案外内容を覚えている!」と感動もした。難しい本であっても、数ページで飽きて閉じてしまうようなことが無くなった。
 
第二に、場所を選ばない。
満員電車の中でもストレスなく読書をすることができる。両手がふさがっていても、スマホゲームをしながらでも、歩行中でも、読書をすることが可能だ。だから、読みたい本はいつも通りに読みつづけ、義務感で読む本は移動中のスキマ時間で読めばいい。
「読む時間が足りない」という悩みとは無縁だ。
自分の時間を圧迫しなくて済むのがとてもありがたい。
 
第三に、リフレッシュできる。
「今日はストレスフルな一日だった。少し本の世界に浸ろう」と良い気分転換になる。残業前に少し使うこともお薦めだ。
 
「え?何それ?どんな方法なの?」と疑問に感じている方も、
「それってあの方法じゃない?」と勘づいている方も、
“ある方法”の正体を明かす前に、私のその後談も紹介させてほしい。
 
“ある方法”の使い道を、読書以外の方法に用いることを思いついた。
 
「そういえば中国語の勉強、何度も挫折しているよなぁ。」
思い立った私は、朝晩15分ずつ、その方法で中国語の勉強時間に充てることにした。1年で、目標の検定試験をクリアすることができた。
「毎日テキストを開こうと思っているけど、続かないんだよなぁ」と悩んでいる人には是非試してみてほしい。
 
「ビジネススキルを身につけたいけど、セミナーを受けに行く時間がない!」と困っている人にも有効だ。
この方法をミックスすることで、移動中に受講し終えることもできる。
 
とても万能感のある方法なのだが、欠点があるとすれば、
“読めるタイトルが限られる”という点だ。
今後サービス利用者が増えていけば、きっと読めるタイトルも拡充されていくだろう。是非多くの人に利用してもらいたい。
 
“ある方法”というのはオーディオブックのことだ。
プロのナレーターや声優が、1冊の本を一言一句漏らさず、最初から最後まで読み上げてくれる。イヤホンさえつけておけば、気が乗らなくても自動的に内容が耳に入ってくるし、満員電車でも読書ができる。
聴いて学ぶことに慣れてきたら、本に限らず、勉強の講義を録音して応用することも可能だ。
 
メリットの多いオーディオブックではあるが、「使っているよ!」という方に滅多にお目にかかれない。まだの方は、是非一度試してみて欲しい。
 
 
 
 
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2019-08-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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