fbpx
メディアグランプリ

慕われるリーダーになる男力は王道少年マンガに学べ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:前野 友里(ライティング・ゼミ夏休み集中コース)
 
 
大企業の会社員として多くの社員と接していると、周りの人から慕われる魅力的な男性がいる。
 
 
彼らは、女性からだけではなく、男性からもモテる。
男女問わず若い社員の憧れであり、上司からも目をかけてもらっていて、社内だけではなく社外のお客様からも愛されている。
何より彼らリーダーが作るチームで働くことは、とてもワクワクして楽しい。
 
 
そんな彼らと一緒に仕事をする中で、私が感じた共通点。
それは、王道少年マンガの主人公のようであることだ。
いったいどのような意味か。
 
 
「俺は◯◯になる!」
 
 
多くの少年マンガの主人公は、何かに対して憧れを抱き、それを目指す。その道のりで仲間と出会い、ライバルと切磋琢磨して試練を乗り越えていく。
彼らも、やりたいことを描いて周囲に堂々と宣言する。彼らが夢をキラキラと楽しそうに話す姿に、多くの社員が「自分もやってみたい」と興味を持ち、段々と同じ夢を追いかける仲間が集まる。上司も「こいつにやらせてみようか」と思うようで、彼らは少し背伸びした仕事に挑戦する機会を与えられていた。
 
 
「絶対にやりきる!」
 
 
少年マンガの主人公が自分よりも強い敵に挑み、一度敗北しても再び立ち上がって強敵を倒すことによって成長する、というシーンもよく少年マンガに登場する。
彼らも、挑戦することを辞めず、苦難をどこか楽しんでいる。他人が嫌がりそうな、お客様とのトラブルや数億円のプロジェクトを成功させなければいけないプレッシャーを、どこか楽しんでいるのだ。もちろんうまくいかないこともあった。しかしその失敗から学び、次はこうするという作戦を立てて再び挑む。その姿勢は仲間を奮い立たせる。関係が悪かったお客様にも熱意として伝わり、結果として信頼を獲得していた。
そして一度成功をおさめると、その達成感に酔って居座ってしまいそうだが、彼らは次のチャレンジに挑んでいく。自分が見たい景色を見るために。
 
 
「お前ならもっとできる! 一緒にがんばろう!」
 
 
多くの少年マンガの主人公は仲間とともに成長していく。その団結力に憧れたり、涙したりした経験がある人もいるだろう。
彼らも、仲間を大切にしている。一人ひとりの変化をよく観察していて、しんどそうにしている仲間がいれば話を聞いて励ましてくれる。そして自分の夢だけではなく仲間の夢も大切にしていて「前にこういうことやりたいって言っていたよね。こんな仕事やってみる?」と後押ししてくれる。
また、具体的な行動として、意識してやっているのか、彼らは仲間に対してアダ名をつけることも多い。一歩間違えると逆効果になりそうなアダ名だが、個性を捉えたアダ名は呼ばれた側も嫌な気分にならず距離を近く感じる。
一方で、馴れ合いにはならず、彼らは時には仲間へ厳しい事も言う。しかし、他人が言われている現場に同席したり、私も実際に手厳しい事を指摘されたりしたことがあるが、一時的にムッとなることはあっても彼らを憎む気持ちにはならなかった。それは、彼らが私たち仲間を大切にしてくれていると言う信頼関係が出来上がっているからこそ、そして期待してくれていると感じられるからこそなのだと思う。
 
 
「お前すげえな!」
よく少年マンガの主人公が仲間と出会った時にいうセリフだ。言われた相手も、その素直な賞賛に面食らう場合が多い。
彼らも、かっこつけないで、時にはポジティブな自虐さえも交えて「俺はこういうこと苦手だから、それができるお前は本当にすごい!」と他人を褒める。しかも自分の弱みや苦手意識をさらけ出されると、人はその飾らない姿が憎めず、つい手を貸したくなるのだと思う。
他人の素晴らしいと思ったところを「すごい!」と素直に伝えられることは、単純そうにみえて実践は難しい。特に会社員として経験を重ねるほど、自分にできることが増えるので、自分よりも若い社員に対して褒めることは少ないのではないだろうか。
 
 
そして何より、彼らはよく笑った。
しんどい時も、何かをやり遂げた時も、あらゆる状況でも楽しもうとする心を忘れなかった。時にはカラ元気もあったと思うが、不思議なもので、たしかに笑っているとどんなピンチも乗り越えられるような気がした。
 
 
もちろん、少年マンガの主人公のような社員ばかりでもチームとして成り立たないし、人にはそれぞれ役割があると思う。
ただ、彼らと働くことは、少年マンガの一登場人物として冒険をしたようなワクワクと達成感を感じられるものだった。自らもそのようになりたい、とついつい思ってしまう。
 
 
多少暑苦しいように思うかもしれないが、少しベタなくらいが人から慕われるリーダーになる秘訣かもしれない。

 
 
 
 
 

***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜《8/11(日)開講!!》

天狼院書店「東京天狼院」 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F 東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」 〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


2019-08-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事