TikTokでランチのお店を探す時代にあなたはついて行けてますか？〜30代から始める！大人のTikTok活用術〜《週刊READING LIFE Vol.206》
＊この記事は、「ライティング・ゼミ」の上級コース「ライターズ倶楽部」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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2023/2/27/公開
記事：すじこ(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部）
いやー危なかったです。
危うく時代に取り残されるところでした。
いや、厳密に言えばもう取り残されているのかもしれません。
というのも先日こんな衝撃な出来事があったのです。
それは友人とどの店でランチをしようと街をさまよってた時のこと。
その街のランチ事情に詳しくない私と友人は、スマホを取り出しネットでランチ情報を検索し始めました。
ここまでは現代人であればよくある話です。
スマホで街のランチ情報をググる。
あるいはぐるなびなどの飲食店アプリで探す。
またはインスタグラムでお洒落なお店を探す。
一般的に思いつくランチ情報収拾方法はこのぐらいでしょうか。
私もその一般にもれずお店をスマホでググってたところ、隣でお店を探してた友人はおもむろ
にイヤホンをつけ始めたのです。「何してるんだろう？ youtube?」と思いながらしばらく友人を観察していました。
すると、なんと友人は指を頻繁にスクロールし始めたのです。
「え？ なんで？」youtubeをご覧になったことがある方はわかるとおもいますが、youtubeは動画サイトなのでそこまで指を動かす必要がありません。
見たい動画を探しているのなら若干スクロールもしますが友人にスクロールの頻度は単に見たい動画を探すような動きではありませんでした。まるでスマホゲーム行なっているような動き。
「まさか、私に店探しを任せてゲームをしているのでは」と思い私はふと友人のスマホ画面を覗き込みました。するとその画面に映されていたのは縦型の動画。
そうTikTokでした。
彼はTikTokの動画を見ていたのです。
それもかなりのスピードで上下にして忙しなく多くの動画を見ていたのです。
私は「なにしているの？」と友人に問いかけました。
すると「何ってランチの店さがしてるんだよ」と当たり前な表情で答えました。
「え？ でもこれってTikTokじゃん」
「そうそう、TikTokでお店探してるんだよ」
私は衝撃をうけました。まさかTikTokで店を探しているとは。
「だって、TikTokって女子高生が踊りをアップするアプリでしょ？」
「いやいや、それはおじさんの考えよ」
また私は衝撃を受けました。
どうやらTikTokが女子高生の踊りをアップするアプリという認識は”おじさん確定”らしいのです。友人曰くその考えは「youtuber=メントスコーラと思ってしまうおじさんと同じ考え方」だそうです。えーーー衝撃すぎる。
そんなおじさん確定宣告を受けてしまった私がなんとか時代に取り残されないために友人から教えてもらったTikTok活用術２つをご紹介します。
今「やばい！ 俺もおじさん確定じゃん」と思っているあなたも私と一緒に学んでいきましょう！と、その前にまずはTikTokの概要からおさらい！
TikTok
TikTokとはもともと中国市場でリリースされたアプリの国際版である。
縦動画を好みの音楽や音声を乗せて投稿閲覧ができる。
短い動画が特徴のため、youtubeと比べ、気軽な閲覧が可能だ。
動画は上にスクロールするだけで次の動画を見ることができるのも魅力の一つで、短時間に多くの情報を取り入れるのに適したアプリともいえる。
この辺は１度や２度TikTokを触ってさえいれば、また触っていなくてもわかると思います。
問題はここから！ TikTokを大人、特に30歳以上が使うためにはそれなりのメリットがないといけません。何もTikTokをやるからといって女子高校生の踊ってみた！ を見なきゃいけないというわけではなく大人は大人なりのTikTokの使い方があります。
まず1つ目は飲食店の情報収拾です。
友人はかなり早く飲食店の検索にはTikTokを使っており、「まずはTikTokで探す」というのが定着しているそうです。TikTokを使うメリットとして「ちょうどいい情報量が気軽に多く見れる」
という点にあるそうで大体３０秒程度に情報がまとめられた動画がスクロールするだけでどんどん見れるのは良いところだそうです。確かにインスタやグルメサイトという写真とテキストより動画の方が圧倒的に情報量が多い。かといってYouTubeのような動画を見るのは時間がかかりすぎるのが問題でしたがTikTokではちょうどいい長さの動画を気軽に見れるため、ランチやカフェを探す上でとても便利だとのことでした。また、TikTokで上げられてる動画は映えるように撮られているためどの店も美味しそうに見えるため下手なグルメまとめサイトよりもお店の良さが伝わって来るそうです。
検索方法は簡単でTikTokの検索窓に「街名 ランチ」や「街名 カフェ」と検索するだけでその街の飲食店情報が検索できるとのこと。様々なひとが様々な脚色をつけてその店の魅力をアピールしてるのが伺えて「見ているだけでも楽しい」と友人は語ってました。
ただたまに店の名前などを言わなかったり場所を正確に言わない動画もあるためその点はグーグルなどで探したりしなくてはいけないそうです。やはり、お店紹介であげるというより承認欲求を満たすためにあげる人が多いためその点は致し方がないんだとか。
「他人の自己満足動画は見たくない！ ちゃんとグルメ情報だけ欲しい！」という方は、専門のアカウントをフォローするといいとのこと。
TikTokにはYoutubeの専門チャンネルのようなそのことに特化したアカウントがあり、グルメに特化したアカウントも複数あります。
特におすすめは「@gour_tok」さんが投稿している「一生に一度は食べたいグルメ」です。
「@gour_tok」さんは「一生に一度は食べたい」をコンセプトに数多くのグルメ動画をいアップされているようで、特に都内のディナーの動画を多く出している方で、デートや女子会、はたまた気兼ねない友達との飲み会など幅広いシーンに役に立つ情報を提供してくれています。
淡々とその店の魅力を紹介してくれ、もちろんお店の名前もしっかりと紹介されるので確かな情報だけがほしい都内在住の方はぜひフォローしてみてください。
さらにこんな情報もTikTokで収拾することもできるそうです。
2つ目に紹介するのは「ニュース」。
「え！ TikTokでニュースって偏った偏見報道みたいな動画なんじゃないの？」
と思われるかもしれませんが、正真正銘のテレビ局が作ったニュースなんです。
じつは各局ニュースアカウントを持っており、テレビで流れた動画をそのままTikTokに流しているそうです。しかも1つのニュースに対１つの動画まとめられているため、興味がないニュースは次へ次へと飛ばすことができ言ってみれば新聞のようにニュースを飛ばし見ができいるのがTikTokでニュースを見る最大の魅力だそうです。
たしかにニュースこそ興味や関心にばらつきがあるものなのでテレビのようにすべてのニュースをみなくてもいいのは良いところですね。またニュースこそテキストでは伝わらない情報があり、その情報を手ごろな形で収拾できるのは嬉しいですね。TikTokがただのお遊びという時代からTikTokでニュースや情報を習得する時代になる日もそう遠くない、そんな気がします。
このほかにも、「仕事で使える小技」や「デートプランの提案」さらには「物件探し」など大人の面白い使い方は盛りだくさん。
さらにTikTokにはレコメンド機能があるため、あなたの興味がありそうな動画を探して次々と見せてくれます。
いかがでしょうか。もうTikTokは女子高生が踊るアプリではないことがわかりましたよね。
時代はどんどん進んでいきます。かつてYoutubeがメントスコーラと揶揄されたようにTikTokも「子供のお遊び」との認識が強いかもしれません。しかし、Youtubeをメントスコーラという人は今はいません。それはyoutubeがメントスコーラだけではないと多くの方が気づかれたからです。TikTokも「女子高生が踊るやつ」という段階から抜け出すためにはまず使うことが大切なのだなと思いました。
これでおじさん卒業かなと思いきや、恐らく今でも私の知らぬところで知らないアプリが流行っているのでしょうね。
「なるべく時代に取り残されないように頑張ろ」そんなことを思う今日この頃なのでした。
□ライターズプロフィール
すじこ
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