天狼院通信

小さな船が海に描く航跡はやがて波紋となって大きく広がる。《天狼院通信》


天狼院書店店主の三浦でございます。

今日の天狼院は石坂くん、なっちゃん、サトエリの鉄壁の布陣なので、別に僕が店にいる必要もなく、店でなくともできる仕事が多いので、そうだ、江ノ島に行こう!と突発的にインスピレーション・スポット、江ノ島に向かったのでございました。

そこでいつものように「江ノ島臨時オフィス」を開設するわけですが、場所はもちろん、景勝一番「魚見亭」でございます。

ここ、下手をすると神奈川で一番見晴らしがいいのではないでしょうか。

まるで『千と千尋の神隠し』のあの館の如くに、あるいは『天空の城ラピュタ』の如くに、海に浮かび上がったように思えるのでございます。

そこで、海を見渡しながら「東京天狼院戦略仕様書Ⅱ」を練っていると、眼下を小さな船が通って行きました。

小さな船でしたが、通ったあとには航跡が広がります。それが波紋となって、穏やかな海に想像以上に広がっていくのをぼんやりと眺めていたのでございます。

あの小さな船が切り裂いた海には、大きな波紋がしばらく残されました。

 

たとえば、無意識に、世を切り開こうとする人がいたとします。

自分ではただ精一杯に突っ走っていたと思っていても、実は、予想外に影響を与えている場合があります。

つまり、それはこの小さな船が穏やかな海にもたらした波紋のようなものではないかと思うのです。

 

小さな船が全力で大海原を駆け抜けるとき、振り返ってみれば、予想外に大きな波紋を描いている。

その波紋が、予想外の応援などポジティブな結果をもたらすのか、

あるいは、邪魔などのネガティブな結果をもたらすのか、

あまりに大きいゆえに、計り知れないことでしょう。

 

しかし、その小さな船を操るものが、確かな行き先を胸にいだき、新しい航路を切り拓いて行くのなら、きっとその波紋はよい影響を与えるのだろうと思います。

 

なぞと取り留めもなく想いつつ、これから、池袋に戻って天狼院LIVEでございます。

 

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2014-06-27 | Posted in 天狼院通信, 記事

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